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橘川 麻実 NOV 18,2020

みちくさ着物道
【#12】大阪“キモノ”LOVER


♪スキヤケド スキヤノニ スキヤカラ スキヤンカ…と、有名な大阪の遠距離恋愛ソングで始まりました「みちくさ着物道」。

今回はアーバンリサーチさんのお膝元でもある、大阪のお話。

衝撃の着物スポット

皆さんは「着物を買う」と聞くと、どんなシーンを想像しますか?

高級そうな呉服屋さんで、畳にあがって反物を肩からかけられて……。私も着物にハマるまでは、そんなイメージでした。

ところがコラム第1回でも書いた通り、アンティークではない古着の着物(リサイクルとかリユースとか呼ぶ)というジャンルが着物界には存在しており、それが嘘みたいに安いということに気づいてしまったのが運命の悪戯。もう後戻りのできない着物沼へズブズブと沈み中。

そんな私が一度足を踏み入れたら出てこられない沼……もとい、リサイクル着物店がひしめくスポットが大阪に存在するのです!

開業50周年の船場センタービル

それがこちら、大阪の中心地にある「船場センタービル」。

高速道路の高架下にある巨大な商業施設で、関東の人に分かりやすくいうと上野のアメ横が2倍ぐらいの大きさになったみたいな場所です。

元々繊維問屋があった地域を再開発しているため、衣料関係のお店がたくさん入っているのですが、呉服&着物屋さんもとにかくたくさん。1つの施設に入る数ではおそらく日本一です。

そんな船場センタービルの着物屋さんを着物雑誌『KIMONOanne.』で特集せよとの司令を受け、大阪へ行って参りました!

長いよ、迷うよ、船場センタービル

取材日を三日ほど設け、まず初日。

初めて訪れたときに衝撃を受けたお店「リサイクル蔵」さんは、なんと朝の9時半からオープン。

着物も安いのですが、帯締めや足袋などの小物がとにかく安い! 「実家にある着物を着ようとしたけど、他の小物アイテムがないから着られない…」みたいな人にありがたいお店です。

4号館の1階にあります

以前はカオスな店内でしたが、今回行ったらきれいに整頓されており、見やすくなっていました。

これからの取材戦略をたてるべく開店と同時に行ったのですが、やっぱりセンタービルは長い!

1号館から10号館までは約1km。効率よく回らないと相当歩くことになりそうです。1日目は夕方まで回って、気づけば18,000歩も歩いてました。

2日目はセンタービル内に4店舗を展開する「きものなかむら」さんへ。
どのお店もお買得なのですが、その中でも6号館地下の4号店はなんと500円均一!

税込みで500円ですって!奥様!

一体何がどうなると500円で絹の着物が買えるんだって話ですが、本当に500円なんですよ(しつこい)!

例えば大阪旅行に行ってノリで着物着よう!ってなったとき(なるかは不明)は、まずここへ行ってみてください。そこから順々に単価の高いお店へ廻るのがおすすめです。

こうして3日間、ビル内を延々と歩き、総歩数は48,000! 25店舗を取材しました。他にもご紹介したいお店がいっぱいあるのですが、ここには書ききれないので是非キモノアンをご覧ください(宣伝)。

高畑充希サマの表紙が麗しい「KIMONOanne.」vol.2。付録のピカチュウサコッシュも話題です!

お買い物報告〜!

そんなわけで取材をしながらも、物欲が抑えきれずに購入したものを紹介します!

この名古屋帯は「きものなかむら」さんの2号店、700円均一のワゴンから見つけた名古屋帯。
これ、しつけ糸がついていた(つまり未使用品)のですよ。

こんなファニーな唐獅子ちゃんを置いて帰るわけにはいかない!と使命感にかられて連れ帰ってきてしまいました。華やかなのでお正月に着たいですね。

続いては小花柄の小紋着物。この着物の可愛いところは、「八掛」という裾などについた裏地も花柄なところ♡ 洋服ではあまり選ばない花柄ですが、着物だと着られてしまうという不思議。ダークトーンなので、これからの季節に活躍しそうな予感です。

その他、このコラムでも何度か紹介しているゴフクヤサン・ドットコムの猫ちゃん帯などを購入し、出張なのに帰りのキャリーケースがパンパンになるという…でもまだ買い足りない!

着物屋さん以外のお店も楽しいですし、さらに地下には魅惑の飲食店街(純喫茶とか酒場とか)もある船場センタービル。皆さんも「KIMONOanne.」を片手にお買い物ツアーしてくれたら嬉しいです(再び宣伝)。

次回も別の取材を予定しているので、お楽しみに♪

photo(船場センタービル)/宇津木健司

PROFILE

橘川 麻実 Writer & Editor

ライター歴20年。ストリートファッション誌にてキャリアをスタートし、ファッションの第一線…ではなく第三線ぐらいに地味に生息。足を使った情報収集がモットーです。

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