私はパラスポーツを知らない Vol.2

パラ卓球撮影初日、素晴らしい方々との出会い。
こんにちは。写真家の松井です。
前回の続きとなります。

さて、前回はありがたいお話を頂きパラ卓球を撮影をする事になったと書きましたがその後、撮影の初日を迎えます。
初日は、パラ卓球の記者会見でした。
前日は緊張して眠れず、緊張したまま現場入りした事を覚えています。
控え室に入って荷物を置いた後現場の確認をしていたら少し緊張がほぐれて、肩の力も抜けてきました。
そんな時選手の方がいらしたのです。
茶田選手と、岩渕選手でした。
私はお二方の優しいオーラに、圧倒されてしまったのです。
終始緊張していた私ですが、選手を一目見て緊張が解け、一気に撮影のスイッチが入りました。
数千枚撮影しましたが、撮影中のことはほとんど覚えていないほどです。

そして、その瞬間から、私の中でのパラ卓球に対する感情がまるっきり変わりました。
お人柄がオーラでわかるような方々。
そんな方々が取り組むスポーツ。
それはもう、ものすごく心を鷲掴みにされてしまったのでした。
次は実際に試合を撮影できるというお話だったので、待ちきれないほど心が踊っていたのでした。

素晴らしいアスリートの方々との出会いに私の心が変わっていきました。
パラスポーツに対して霧がかかっていたところが、一気に晴れたような気がしました。
私はその日パラ卓球に本当の意味で心を掴まれたのでした。
次回は実際の試合を撮影した際のことをお話いたします。
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