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河合 桂馬 OCT 16,2020

~On The Road~ 車の生活 Vol.26
番外編①

家に住むことを辞め、
車で生活していたDJ河合桂馬のVanlifeレポート。
(第26話) 番外編①「ガンになったのでした」


みなさま、大変ご無沙汰しております。前回の投稿から約9ヶ月ぶりの更新となってしまいました。元来めんどくさがりで、なおかつ遅筆の私も当連載は頑張って毎月更新しておりましたが、なぜ9ヶ月も休んでしまったかというと、今回のタイトルでご察しの通り、ガンになったのでした。

本来であれば、今回のVol.26は、「食事編②3ヶ月で10kg減」という記事を書く予定でしたが、この、「3ヶ月で体重が10kg減」した時期は、すでにガンを宣告されており、ガンを患ったことをきっかけに、食事の大改革に至った経緯があるので、食事編の本編に入る前に、やはりここは自分がガンになったことを公表しないことには真相をお伝えできないと判断し、今回から2話にわたり、番外編ということで、私がガンになった経緯から現在の状況をお伝えさせていただく次第です。

治らない口内炎

「自分はガンになる」と思ってガンを患う人はまずいないでしょう。
もちろん私も、まさか自分がガンになるとは1ミリも考えていませんでした。

37歳になるまで大きな病気も怪我もなく、夜中のクラブイベントでDJをして寝ずに朝を迎えても、そのまま寝ずに活動できる体力はあるし、結婚後は妻の影響で食事に気を配り、風邪などひいても薬を飲まずに自然治癒力で治っていたし、ヨガも始め、体調は常に万全であると実感していました。

しかし、思い返せば、2016年ごろからその予兆があったのです。いつも舌の右側面の同じ箇所に口内炎ができるという症状を自覚しはじめていました。ただ、もともと他の箇所にも口内炎ができやすいこともあり、特に気にしていませんでした。

2017年ごろから少し状況が変化し、舌の右側面の同じ箇所に口内炎が「ずっとある」という状態になりました。以前は口内炎ができては治り、また同じ箇所にまたできるということを繰り返していたのですが、その頃には、治ることはなく、常に口内炎がある状態でした。

2018年ごろにはまた少し状況が変わり、痛みのある口内炎から、痛みがなく、白いしこりのような状態になりました。この段階で、少し異変を感じ、家に住んでいた当時、茅ヶ崎のかかりつけの歯医者に診察してもらったところ「白板症」という診断で、特に心配はいらないとのことでした。「もし心配でしたら、紹介状を書きますので、病院で検査してもらうことも可能です」と言われたのですが、その先生の診察では問題ないという診断であったし、特に痛みが無かったので、検査はせずに経過観察をしていくこととしました。

検査

そして時は経ち、痛みのない口内炎のことなどすっかり気にならなくなり、
2018年8月から家に住むことをやめ、バンライフを本格的にスタートし日本を行脚。

2019年2月はカナダ・バンクーバーからアメリカ西海岸縦断往復の旅。

2019年6月から8月までは、長年の夢であった世界一周の旅を実現させ、経験値を上げた河合桂馬は帰国後、これからの人生もガンガン攻めていくぜ!と意気込んでいた矢先のことでした。

人生とは何が起こるかわからないもので、
ここからさらに未知の経験をしていくのでした。

2019年9月中旬、白板症と診断された舌の右側面の白いしこりが、再び痛みはじめました。そのうち痛みがひくだろうと思い、特に何も処置することなく2週間ほどが経過しました。

しかし、痛みはひくどころか増していったのです。普段は意識してしこりの状態を確認することはありませんでしたが、さすがにおかしいと感じ、鏡でしこりを見ると、以前より明らかに大きくなっていることがわかりました。
それに加えて、右あごの下に1cmほどのしこりがあることにも気がつきました。

少し嫌な予感がしたので、白板症や口内炎にまつわる病気をネットで調べていくと、「舌ガン」という病気の可能性があることがわかり、その症状として、

・2週間以上口内炎の痛みがひかない場合は舌ガンの疑いがある

・舌ガンは早い段階であご下のリンパ節に転移する可能性が高い

こんなことが書いてありました。
ますます嫌な予感がしてしまい、とにかく検査をしてもらおうと思い立ったのです。

2019年10月2日、その日は静岡県の道の駅「ふじおやま」に滞在中でした。その日の夜は、渋谷のクラブ、contactでDJの予定だったので、都内へ向かう途中、土地勘のある茅ヶ崎の病院で検査をしようと考え、茅ヶ崎の某総合病院に電話をかけました。

すると、紹介状無しでも診察してくれるということで、静岡から茅ヶ崎まで、はやる気持ちを抑え、車を走らせました。

病院に到着し、医師に症状を伝えると、舌のしこりの箇所を一部切り取り、その細胞を検査することになりました。右あご下のしこりについては、触診され、唾液腺が腫れているだけだという診断で、特に検査はされませんでした。

宣告

2019年10月8日。

その時は突然訪れました。

長野でのDJを終え、とある道の駅で休憩していた時のことでした。

iPhoneの電話帳には登録していない番号から電話がかかってきました。

「もしもし、私〇〇病院の医師の〇〇ですが」

電話は、先日検査をした病院の担当医師からでした。

「細胞検査の結果が出たのですが、悪性でした。ガンです。」

あらま、こんな簡単に告知されるものなのか。

「インフルエンザ検査の結果、ただの風邪でした」

ぐらいの軽いノリで伝えられたもので、
その時は正直実感がわかず電話を切りました。

次回Vol.27番外編②「ガンは自然に治るのか!?」

文・写真:河合桂馬

PROFILE

2002年、club青山MIXにてHOUSE DJとしてのキャリアをスタート。
GREENROOM FESTIVALなど全国さまざまな野外フェスに出演し、日本最大級のキャンプフェスGO OUT CAMP最多出演アーティスト記録更新中。近年活動の幅を海外フェスにも広げている。TOYOTA HIACE ウェブCM、KIRIN生茶広告など多数メディアに出演中。

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