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河合 桂馬 NOV 24,2021

~On The Road~ 車の生活 Vol.34
バンライフの愛用品#4「パタゴニア ヘッドウェイMLC45L」

家に住むことを辞め、
車で生活していたDJ河合桂馬のVanlifeレポート。
(第34話)バンライフの愛用品#4
「パタゴニア ヘッドウェイMLC45L」


「人間は、無しで済ませる物が多いほど、それに比例して豊かなのだ」
〜ヘンリー・デヴィット・ソロー〜

「バックパッキングとは、何を持っていかないかの策略のことである」
〜シェリダン・アンダーソン〜

この2つの哲学のもと、
人間が生きるために本当に必要なものはなにかという答えを探るべく、
家に住むことを辞め、
1年5ヶ月間、
車中泊仕様にカスタムしたハイエースで生活した。

荷物が限られるバンライフにおいて、
自分が厳選した愛用品を紹介していく。

パタゴニア ヘッドウェイMLC45L

バンライフでは荷物が限られる。
バンという住居に、家と同じだけの衣食住の道具を詰め込むことは不可能だ。

家に住んでいると、いつのまにか物が増えていく。
それは、家という入れ物が大きいから。

道具の入れ物が大きいと、必然的に物を詰め込んでしまうのが人間の性というもの。

冒頭に記載している金言、
「バックパッキングとは、何を持っていかないかの策略のことである」
〜シェリダン・アンダーソン〜

これは、1982年発売の名著
「メイベル男爵のバックパッキング教書」に登場する言葉なのだが、
人は、出掛ける際に何を持っていくかを考えるが、バックパッキングという荷物が限られるアクティビティにおいては、人間が生きるために本当に必要なものは何かと自問自答し、持っていく必要の無い物を見極めていく作業でもあるということだ。

これは、現代版リュックサック革命とも言えるカウンターカルチャーであるバンライフにおいても同様で、
まずは生活用品を詰め込むバッグを厳選する必要がある。

自分がバンライフで使用したバッグは3つ。

1つ目は、リモワのスーツケース。
→ 季節外れの洋服や、フォーマルな場でも対応可能な革靴、海外旅行で使用するガジェット類など、使用頻度が低いけど必要な物を入れておくバッグとして使用。

2つ目は、自分のロゴ入りのオリジナルキャンバストートバッグ。
→ 温泉に入る時や、フェミレスなどで仕事をする際にPCを持ち運ぶ時、貴重品を持ち出す際などに使用。

3つ目は、今回愛用品として紹介する
パタゴニア ヘッドウェイMLC45L。
→ 毎日の着替え、PCなどの仕事道具、洗面用品など、生活に必要なものを全てまとめて収納。

このパタゴニア ヘッドウェイMLC45Lの特長は、

・ 「MLC=Maximum Legal Carry-on」という意味で、多くの航空会社が指定する機内持ち込みサイズの最大容量のサイズに収められている。
(高さ54×幅41×奥行き18cm)

・ 生地が丈夫で安心感がある

・ ポケットが多くて便利

・ 四角いデザインで荷物をパッキングしやすい

・ ジップを開けるとメインコンパートメントが180度開くのでパッキングしやすい

・ PC用スリーブがある

・ 見た目がシンプルなので色々なシーンで使用できる

・ バックパック、ショルダーバッグ、ブリーフケースの3WAY仕様

・ ネームタグが付いているので他人のものと間違えづらい

などなど、旅に必要な機能が満載のバッグなのだ。

この「MLC」シリーズの歴史は古く、1991年に発売されてから、細かいアップデートを繰り返し現在に至る。現行の「MLC」シリーズは、トレスMLC45Lという品名で受け継がれている。

バンライフ中はこのバッグを常にベッドの脇に置き、必要なものをすぐに取り出せるようにしていた。
寝る際にも邪魔にならない絶妙なサイズ感なのだ。

また、バンの移動以外でも活躍してくれた。
車で行くには遠いDJ現場や、スケジュール的に車では間に合わず、公共交通機関で次のDJ現場に迎う際にも、このパタゴニア ヘッドウェイMLC45Lを1つ担いでいった。

沖縄でのDJ仕事が終わったあとに、キャンプ場を転々としたテント泊の1週間ぶらりひとり旅でも活躍してくれた。

3ヶ月で16カ国28都市を訪れた、世界一周の旅にも連れて行った。
短い期間でこれだけの都市を周るにはかなりの移動が必要だったが、バッグが機内持ち込みサイズなので、荷物を預ける時間、荷物を受け取る時間がかからず、飛行機を降りたらすぐに行動でき、ヨーロッパに多い石畳みの道でも、バックパックとして背負っていたのでストレス無く移動できた。

安宿のドミトリーに宿泊する際も、備え付けのロッカーに入るサイズなので、防犯上も安心だった。

ただ、世界一周で1度だけ、ドイツのルフトハンザの飛行機に乗る直前にCAさんにバックパックの重さを確認させてくれと言われ、案の定持ち込み重量規定の10kgを越えており、バッグを預けることになった経験もある。ドイツのかたはまじめなようで。。。

世界一周で訪れた1都市目のロンドン。
6月のその時期はセール真っ只中であった。
これから3ヶ月の旅で荷物が重くなるのは避けたいと考えていたものの、テンションが上がり物欲を抑えきれず、セレクトショップのリバティーではジョンスメドレーのカーディガンを色違いで2枚買い、ジャーミンストリートのクロケット&ジョーンズの直営店では、外羽根のストレートチップの革靴を購入し、シューキーパーまでセットで購入する始末。

ロンドンの次に訪れたパリでは、クロケット&ジョーンズの革靴を衝動買いした大義名分を確保するために、フォーブール サントノレのエルメス本店で妻へのお土産としてスカーフを購入し、エルベシャプリエのサントノレ通り店ではリュックを購入と、どんどん荷物が増えてしまった。

結果、バックパックの重さは10kgを越え、いつもビクビクしながら飛行機に乗り込んでいたのだった。しかしルフトハンザのその1件以来、飛行機に搭乗する際はジャケットを着用して、自信満々の旅慣れたジェットセッターを気取っていたら、1度も止められることはなかった。やっぱりCAさんも人となりを見ているようだ。

バンライフや世界一周でだいぶ鍛えられ、旅慣れたおかげで、自分に必要な荷物をこのパタゴニア ヘッドウェイMLC45L1つで収められるようになった。

持ち物は、着替え1週間分を持ち、タオル類はかさばらない手ぬぐいに統一し、シャンプー類などは小分けボトルに詰め替え、週に1回コインランドリーで洗濯をする。
その際も、コインランドリーのテーブルの上にパタゴニア ヘッドウェイMLC45Lをガバっと開くと、洗い終えた着替えを収納するのも楽なのだ。

荷物を厳選し、なおかつコンパクト化をはかれば、
1週間でも1年でも、このバッグ1つさえあれば暮らしていける。

人間が生きるために本当に必要な物は、案外少ない。

去年のガン治療で約4ヶ月間入院した際も、
このバッグ1つで事足りた。

入院中は新型コロナウイルスの影響で、完全に面会禁止で孤独だったが、
旅の相棒が手元にあると、なんだか安心感があった。

またこの相棒と共に、両手をからっぽにして、
自由に旅ができることを祈るばかりだ。

文・写真:河合桂馬

PROFILE

2002年、club青山MIXにてHOUSE DJとしてのキャリアをスタート。
GREENROOM FESTIVALなど全国さまざまな野外フェスに出演し、日本最大級のキャンプフェスGO OUT CAMP最多出演アーティスト記録更新中。近年活動の幅を海外フェスにも広げている。TOYOTA HIACE ウェブCM、KIRIN生茶広告など多数メディアに出演中。

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