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河合 桂馬 NOV 15,2018

~On The Road~ 車の生活 Vol.1
なぜ車で生活しているのか。

家に住むことを辞め、
車で生活するDJ河合桂馬のVanlifeダイアリー。
(第一話)なぜ車で生活しているのか。


家に住むことを辞めた。
これは僕の生き方の実験である。

アメリカの思想家であるヘンリー・デイヴィッド・ソローは、1845年7月4日から2年2ヶ月2日という期間、森の中に自作した小屋に住み、自給自足の生活をおくった。

ソローのことを書き出すと止まらなくなってしまうので、今後の当連載で小出しにしていくことにするが、簡潔に言うとソローは、

”生きるために本当に必要なものは何か?”

という疑問の答えを探るべく、森の中で一人で暮らすというある意味実験的な生活をした。その記録をまとめた彼の著書「ウォールデン 森の生活」を読んだ当時20代の僕は、ひどく影響を受けてしまったのだ。

あれから十数年が経ち、36歳となり、現在家に住むことを辞め、車で生活をしているDJ河合桂馬が綴る当連載、

「~On The Road~ 車の生活」

ジャック・ケルアックとソローを足して2000万ぐらいで割った文章が書ければいいなと意気込んでいる。

・どんな車で生活しているのか
・どんな持ち物で生活しているのか
・どんな所で生活しているのか
・仕事はどうなっているのか

などなど、書きたいことは山ほどある。

ところで河合桂馬とは何者なのか

インターネットを見ていると、昨今いろんなウェブマガジンがある。
この莫大な情報の洪水から、本当に信用できる情報を汲み取るのは至難の技だ。

人生論とか、仕事論とかを語っている記事をよく目にするが、執筆者のプロフィールを見ると、20代の引きこもりみたいな人が書いていたりする。

本名を晒している記事はまだましで、世の中に溢れかえっているのは匿名の記事だ。
しかし、読者が求めている記事は、どこの誰が書いているのかが明確なもので、その筆者の思想や哲学、趣味嗜好、経歴、はたまた出身地といった些細なことへの共感性から記事に興味を持つものだ。

ということで、僕は何者なのかということをさらけ出していくことにする。
百聞は一見に如かずということで、まずは僕が出演したTOYOTAのWEB CMをご覧いただきたい。

こんな感じで、DJと時々MCを生業としており、ハイエースで寝泊まりしているわけである。

河合桂馬の人生年表

もうこの際個人情報丸出しでいこう。少しでも読者の共感を得ようと必死である。

1982年:
9月19日生まれ乙女座A型

1995年:
毛呂山町立光山小学校卒業

1998年:
毛呂山町立川角中学校卒業
埼玉県立川越南高校入学

1999年:
川越南高校2年(人生初バイト:元気寿司)

2001年:
大学受験全滅
川越南高校卒業

浪人:代ゼミ池袋校

2002年:
法政大学経営学部入学

DJはじめる(青山MIX)

クラブで朝まで遊ぶ

学校行かない

1年間で取得単位1単位(体育)

留年

2003年:
半泣きでもう1回1年生

2005年:
練馬区氷川台にて友人とルームシェア開始

2007年:
5年かけて大学卒業

新卒でデイトナインターナショナル入社
(フリークスストア原宿店店長、アウトドア商品バイヤー)

2011年:
丸紅フットウェアへ転職(メレルPR、営業)

結婚

茅ヶ崎へ移住

2015年:
脱サラ、フリーランスのDJとなる

2018年:
家に住むことを辞め、車の生活を開始

もっと赤裸々に河合桂馬を知りたいかたはこちらをご参照あれ

なぜ車で生活しているのか

ようやく本題だ。
結論から言おう。

”今の自分にとって一番効率がいいから”

である。

なぜ車の生活が効率がいいかと言うと、
全国津々浦々の野外イベントやクラブでDJすることが主な仕事なので、いちいち家に帰るのがめんどくさいのだ。

例えば今年の8月後半から11月現在までのスケジュールでいくと、

渋谷→館山→真鶴→淡路島→渋谷→茅ヶ崎→飯山→千葉→富士宮→琵琶湖→蓼科→千葉→鳥取→広島→飯山→渋谷→沖縄→新宿

こんな具合に毎週末、次の現場へ向かっているので、時間とお金をかけて、わざわざ家に帰る必要性を感じなくなってしまったのだ。

「飛行機や新幹線のほうが早いんじゃない!?」

確かに沖縄へ車で行くのは現実的ではないので飛行機で行くし、そのほかの現場で新幹線を使うことももちろんある。しかし、公共交通機関ではたどり着くことができない山奥のキャンプ場で開催されるイベントもあれば、音響機材を持ちこみするイベントもあるので、飛行機、新幹線、車をイベントによって使い分けている。

「ホテルや旅館には泊まらないの!?」

もちろん泊まる。車で寝るよりホテルで寝たほうが快適に決まっている。なので、イベント主催者が宿を手配してくれる場合は喜んで泊まる。しかし、宿を準備してもらえるのはイベント開催期間なので、それ以外の期間は自分でどうにかするしかない訳だ。

イベントはだいたい週末なので、平日は自分で宿を手配した場合、家に住むことを辞めたので、1ヶ月約20日間僕と妻の2名分の宿代が必要になる。仮に1泊¥5,000前後だとしても、10万円ほどかかってしまう。せっかく10万円使うならもっとほかのことに使いたい。という訳で結果として車で寝ることを選択したのだ。

家に住んでいる頃から少しずつ車の生活を練習し、2泊3日、1週間、2週間と、連泊日数を徐々に伸ばしていった。1ヶ月間車の生活をした段階で、これなら家に住まなくても大丈夫そうだと実感した。

まだ家に住んでいた時は、非日常の車の生活が旅行感覚で、自由!最高!という感情が湧きあがったが、家を辞めた今となっては車の生活が日常なので、辛いとも思わないが楽しいという感覚もなく、これが日常として毎日淡々と過ごしている。

前述した通り、自分にとってこの生活が時間とお金の無駄が無く、一番効率がいいという結論に至ったのである。

もしも、

「飛行機代と一週間分のホテルを手配いたします」

という条件のイベントが毎週末舞い込んでくるようなビッグアーティストになった場合は

「~Fly High!~ ホテルの生活」

と連載タイトルを即座に変更する準備はできている。

どうか末長くお付き合いいただきたい。

次回Vol.2へ続く

文・写真:河合桂馬

PROFILE

2002年、club青山MIXにてHOUSE DJとしてのキャリアをスタート。
GREENROOM FESTIVALなど全国さまざまな野外フェスに出演し、日本最大級のキャンプフェスGO OUT CAMP最多出演アーティスト記録更新中。近年活動の幅を海外フェスにも広げている。TOYOTA HIACE ウェブCM、KIRIN生茶広告など多数メディアに出演中。

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