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桑原 茂一 NOV 17,2020

Look Book Cook Records No.68


色々あって、京都行きの新幹線でこんなことを考えた。

コロナ対策という大義名分に酔う操り人形ほど怖いものはない
お陰で車内アナウンスはひたすら注意事項をオウム返しに連呼する
しかもボリュームはマックスだ。
更に意味不明の警備員の巡回・・・

その経費もきっと税金・・・

澱んでいる。
車内温度も銭湯のように高め。
と言って、285km/hで突っ走る新幹線の窓は開かない。

「 運を天に任す口だけ対策 」

『蒙古襲来絵詞』

願うは、神頼み。

では何故、この国は、
現状のシステムを変えてでも
命を救う対策を試行しないのか?

もしかして日本はもう他国になっている?

他国なら自国と同じようには、
たぶん、人は考えない。

敗戦後75年、

傀儡政権と揶揄されることにも
すっかり慣れ親しんだ

NO MORE アメリカ NO MORE 日本

国家は本来国民を守る為に存在する

そのシステムが機能しないまま
放置されるなら、

もう国家とはいえない。

ならば速やかに
国民から税金を徴収するシステムを
OFFにして欲しい。

NO MORE 国家 NO MORE 税金

なんてことをつらつら考えてしまうのは睡眠が浅いせいなのかもしれない。

連載68回
京都 freedom dictionary

ここから始まる。

Legendary Kyoto look
In black and white

INODA’S coffee
https://www.inoda-coffee.co.jp/english/

平日にもかかわらず

ひきもきらずの観光客

で、10分待ちの大盛況

はて?果て? 京都にコロナ禍は

有りや無しや

ここは老舗の喫茶店
観光客はもちろんだが

地元の方の日常も
やはり老舗 「イノダ・コーヒー」

なんとなく
Parisのフロールやドウ・マゴと
似た佇まいを感じる。

Café de Flore – fra5.net

Les Deux Magots http://www.lesdeuxmagots.fr/

その感じを少し釈明すると

パリも京都も
人は店の佇まいの魅力で集う

非日常を楽しむ観光客とは異なり
地元のご贔屓さんには
そこはただの日常
コーヒーの良し悪しで集うのではない
店の佇まいに文化が香るから
暮らしの一部だから
ご贔屓さんが集うのだ

たまに東京から京都を訪れると、
そんな人たちの佇まいが
とても素敵に感じるのです。

それはなぜか?

たぶんそれは、
京都の魅力の本質かも知れない
多少傲慢な推論を許されるなら
京都にはいい意味でも
そうでない意味でも
「しきたり」
が存在するからではないか

が存在するからではないか

私の思う「しきたり」とは

自らの出自や環境はもとより
それらを取り巻くすべての事柄を
受け入れ
その上で自分の役割と
責任をまっとうする
つまり自分さえ良ければ良いは
通用しない たぶん

稀に不条理だと思える
習慣や慣習も含め
暮らしの中で起こるあらゆる問題から
逃げない逃げられない
組織の大きい小さいはともかく
個人商店の旦那さん(社長)さんたちは
日々、そうした面倒そうな事柄から
その責任から、
逃げないでいるからではないか

その責任を分かりやすく講釈すれば、
旦那さんを慕って働く人たち
その家族とその暮らしのすべてを
受け入れ、守る。
そんなルールを京の町の
「しきたり」と私は解釈した。
責任は重いが
それをはんなりと受け流し
個人がすくっと立っている
そんな旦那さんたちが
新聞を広げ、コーヒーを味わい
紫煙を漂わせる

たぶん。文化は、

江戸時代がそうであったように、
面倒な「しきたり」を受け入れ、
自分の城を守り、
時にお大尽さんと称され
まま目利きの数寄者
そんな旦那さんたちの遊び心から
生まれたのではなかったか?
そう考えれば
京都の旦那さんたちの
佇まいが素敵なのも
そして京都が魅力的なのも
しきたりを守る人たちが
町を形成しているからだと
合点がいく

「老舗」
という言葉の本当の意味は
そんなしきたりを継承する
覚悟のことだと私は解釈している。

INODA’S coffee が老舗と呼ばれる理由もそこにあると・

木造建築の町屋立ち並ぶ通りに
重厚でクラッシックな西洋建築が
なんの違和感もなく共存している
Parisの左岸のサンジェルマン界隈もそうだが
立ち並ぶショーウィンドウに飾られたアート作品に
何度も目が釘付けになる
街そのものが美術館のようだ

京都もまたしかり
美しい町に空き缶を捨てるには勇気がいるだろう
美しい町を保つにはやはりしきたりが必要なのだ
ゴミを捨てるな!の標語の前に、
アートや建築の美しさを競って保つ町

カッコええやん!思わず、声が出た。

ここはfreedom dictionary の守護神

「 URBAN RESEARCH 」

“ すべてのものに良いこと ”
それを全部やる=UR

ファッションはある意味
哲学の流布でもある
私たちにはこういう場所も
お宮ではないか?

言葉にできることも大事だが
そうでないことこそ
ファッションの役割でもある

そこでの祈願は勿論

今日も無事に豊かに生きたい。

このお店にはURの精神が貫かれていると感じた

京都の商いに触れたこともあり、

ここで、最近読み続けている本を紹介しようと思う。

山本兼一さんの痛快時代劇シリーズ

「とびきり屋見立て帖」

幕末の京都で道具屋「とびきり屋」を営む若夫婦・真之介とゆず。

時代を経てよさが増す道具、
それを見極める目を武器に、

はんなりと難事をかわしていく二人。

私が読み切ったのは、

千両花嫁・赤絵そうめん・利久の茶杓 の三冊。

前回で紹介した、
私の「座右の銘」発見も
このシリーズからだ。

「 ものいわずひとがくる 」

利に偏りすぎることなく
本当に良いものさえ置けば
自ずと人は集う

物を作り販売する

それがアートであれ選曲であれ

分野を問わず

学ぶべき知恵がこのシリーズには無数に散りばめられている。

で、久しぶりの京都を尋ねた目的は

「 京都 freedom dictionary 」

編集室を京都へ移すための

内覧旅行でもある。

先ずは、その初期衝動でもある
お言葉をカットアップしてみよう。

「 大切なんは、しっかりした目で、
人を見抜くことや。
自分の目利きさえしっかりしてたら、
どんな世の中になっても生きていける 」

私の生きる時間も
そろそろ先が見えてきたが

最後まで

目利き=選曲家で生き抜きたい。

そのための京都移住なのだ

幾分見栄とサロンパスを貼っています

損したら、べつの道具でそれ以上に儲けたらいい。そう思っている。
そのためには、一番たくさん買って、
一番たくさん売るのが王道だ。
そうすれば、かならず商いの神様が、
人よりたくさん儲けさせてくれる。

「それよ」

(坂本)龍馬が胸を張って、
咳払いをひとつした。

「えへん、そのことに、
わしは気づいた。
えらいことに気づいたもんじゃと
じぶんでも褒めてやりたいぞ」

ゆず「もったいぶらんと教えておくれやす」

「お内儀なら、教えてしんぜよう。
アメリカ国でも、日本国でも、
はたまたエゲレスでもロシアでも、
どこの国でも同じ人間の理はな……」

ゆず「はい」

またひとつ咳払いして、龍馬が続けた。

龍馬「人のためになることをすれば、
みなが喜ぶということじゃ」

ゆずは、うなずいた。なるほど、
それは、たしかにそうかもしれない。

龍馬「じぶんの利益ばかり考えていては、他人は動かぬ。
天下国家のためにことをなしてこそ、
人は喜んで動くということであるわい」

ゆず「それは、たしかにそのとおりどすなぁ」

深々とうなずいた。
あまりにも当たり前すぎることだけに、

山本 兼一 著「千両花嫁 とびきり屋見立て帖」(2008年 文藝春秋)

「人のためになることをすれば、
みなが喜ぶということじゃ」

人は人に役立つ為に生まれた
=「しきたり」

この日本人の礎でもある矜恃を
戦勝国アメリカは
丸ごと灰にしてしまった。

傀儡政権には 3S 政策があったといわれている。

3S政策(さんエスせいさく)とは、
Screen(スクリーン=映画鑑賞)、
Sport(スポーツ=プロスポーツ観戦)、
Sex(セックス=性産業)
を用いて大衆の関心を政治に向けさせないようにする愚民政策であり、
そのような政策があったとの主張である。

https://ja.wikipedia.org/wiki/3S政策

欲望の赴くままに生きることを奨励し

個人がすべての王であるという

自由・民主主義・男女平等

欲望資本主義を唱えた

そして日本人は損得が

生きる目標となった

確かに現状をみれば
アメリカのプロパガンダは
成功し過ぎちゃう
ほんま笑いが止まらへん

てやんでぇ〜〜

世界中どこもかしこもおんなじだろう!

という声も聞こえる が、

図らずも起こったコロナ禍は
実は世界は同じルールで動いている
わけではないことを明白にした

つまり国による政策の違いと
その政策に対する国民の反応を
世界に晒してしまったのだ

それにしても
これほど国の真価が
ガラス張りになったことは
歴史上なかったのではないか

敗戦後75年

もしかしたら
もうこの国は戦えない国に
なっているのかもしれない

なぜなら
是非の話ではなく
先の戦争を戦った人々は

しきたりの中で生きていた

という意味は
大切な人たちを守る責任から
生きる為の責任からは
止むを得ず
その不条理を
戦争を受け入れたのではなかったか

幕間

さて幾分ロマンチックな言い方になるが
私が京都に移住する理由を晒してみる

歴史の流れを汲む古都に
身を置くことで
歴史から分断された
彷徨う思考に錘を下げ

本来の自分なら
裸足で逃げ出したい

「しきたり」

それを重んじる人々の生活を
ふすまの蔭から覗き見し
自分の存在理由を
もう一度自問してみようと
思ったから、え〜

具体的には、32年目に改名した
freedom dictionary
そのサロンを京都で始めようと
考えているのです
実はこのメディアに参加してくれた
アーティストの多くが
京都の美術大学で教えているようです
その教え子たちにも
ディクショナリーのバックナンバーに接してもらいたい
また京都には海外からのアーティストも訪れるから
きっと新たな出会いが生まれると思う
魅力的なアーティストを
京都発で紹介出来ることを楽しみにしている。

更に、このサロンでは私のコレクションを開放する予定だ
レコード・CD・書籍・etc

自分の目利きさえしっかりしてたら、

私は初代選曲家を名乗っている
そう間違いなく選曲家も目利きだ
選曲家とは何か?
一生の課題として
このサロンに集う人たちと
共に学びたい

私の目利きするARTは

音楽の聞こえるARTのことだ

次は京都から発信したい

「 京都・freedom dictionary 」

ご期待ください。

ほんね付録。

えらそな筋書きから離れ、
京都への移住のほんね理由 2 、

パリが食の都と言われるように、
京都の食を満喫したい。

今回は、DJ&編集者にして、
京都人数寄者の田中知之さんの
おすすめ店

酒場・井倉木材

詳細は省くので自分で探してタモイチ。

初代選曲家 桑原 茂→

画像 桑原茂一

PROFILE

初代選曲家、毎週金曜日夜11時Mixcloud PirateRadio(海賊船)、 創刊1988年 free paper dictionary編集長

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