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牧野 広志 JAN 09,2019

下町。Vol.12

年末年始のアップダウンアップダウン。


新年、明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

と、

新しい年のご挨拶から始まった2019年下町。

さて、

2018年暮れの年末は下町の忘年会にあちこち参加、胃袋もキリキリ状態、、、

最終滑り込みでトンクの本多になだれ込む。

毎年恒例、その年の最終営業日には必ずここの鉄板前に座る。
これがお約束である。

12/30の営業最終日、身体にムチ打ってお好み焼きをかき込む、
どんな事があってもこれだけはやめられないのだ。

そして、一年の「ご馳走さま」をお父さんとお母さんに伝える。

さて、この日も本多の電話は鳴りっぱなしだ、、

常連のお客さんが電話でオーダーを入れ出来上がるタイミングでお店にやって来る。
かと思えば、お持ち帰り用を焼いて貰っていたりで凄い枚数のベタ焼きをお土産で持って帰る常連組、
次から次へとコールしたお客さんがやってくる、、。

店中の鉄板全てでお好み焼きが焼かれている状態がオープンからずっと続くのだ、、、

私は電話も入れずクソ真面目に暖簾を潜り「やあ!」と一言。

当然、お母さんとお父さんに「いつものか」「そこ座りぃ」と声を掛けられ、パンパンに詰まった鉄板の隙間で私の ”いつもの” を焼いてくれる。

あとは生唾をゴクッと呑みジッと待つのみ・・・

その間にも鳴りっぱなしのピンクの電話、
毎年この光景をみながら一年の〆本多がいつの間にか私の恒例行事になってしまった。

お好み焼きが焼きあがるまでの間は、この一年何があったか振り返り世間話に花を咲かせ、笑いあり涙ありで「あの人来たなぁ」「最近あの人来てないなぁ」「この辺もすっかり変わったなあぁ」などと下町文化を あーだこーだ と語り合う。

で、仕上がったベタ焼きを「アツアツっ」と声を出しコテを返し口の中に突っ込む、、、

「はほへほへ、ほほほ、ふぅ、、」
口の中は熱々のベタで水を飲む暇も無くゴクリ。

やっぱり美味いぜ!ディープスタイル!!

本多のベタ焼き最強伝説。都市伝説。

これでようやく年を越えれそうです。と、声には出さず心で思う。

2019年もトンクの本多に通う事でしょう。

暖簾を潜り抜ける瞬間店内を振り返り、「今年も一年ご馳走さまでした。また来年ね~」とご挨拶して幕を閉じた。

さぁ、年明け一発目はいつ行こうか・・・。

本多を後にホーム立誠学区にて、一年終わりの錦天満宮にお参り。
そのままカオスな錦市場に買い出しで突入し、あまりの人の多さにユーターン、、、

やはり街中の人の数は半端ではないのだ・・・

数日眠るとすっかり年が明けていた、、、

新年は下町、内浜、崇仁地区の崇仁新町餅つき大会からスタート。

焚火に餅つき、

これぞ、ザ・お正月 である。

TVでお馴染みの神社やお寺はもの凄い参拝客の為、正月三が日は出来るだけ近づかないのが鉄則。

となるとやはり、観光客、入洛者のまぁここには行かないだろうと言うところに足を運び初詣。

今年は上の紫竹、玄琢下にある「ソニアコーヒ」前の 招善寺 にお参り。

賽銭箱も無ければ、カラカラガランと鳴らす鈴も無い、おみくじも無い、鐘はある。

真ん中に置かれたお線香に火をつけ、お線香代を木箱の中にチャリンと入れて、手を合わす。

人もいなく凛として落ち着く、流れる空気もとても良い、一年のスタートにはもってこいの穴場なのだ。

さすが上だな。

本来ならばソニアでコーヒーを飲んで行きたいところなのだが、さすがにお正月はお休みと言う事で後ろ髪引かれながら上から下町に戻る。

そう言えば年末には上のうどんにお世話になった。
忘年会と言う悪夢が続き過ぎ毎年胃の内側が妙に重くなり、キャベジンのお世話になりっぱなしなのだ、、

そこで行くのが、上の人御用達のうどん屋「あおい」。

下鴨本通から北大路通を東へすぐ、

ここのお出汁は優しく上品なお味、まさに上の味。

疲れた胃に沁みる美味しさ。

師走には何度お世話になっただろう、、、

アップダウンアップダウン。

上と下町を行ったり来たり、

(上の話はまた次回ゆっくりとしたいと思います。)

さぁ、崇仁餅つき大会に参加。

年末には立誠学区 木屋町でも町内の皆さんや近所の交番の警察官の方々も交え餅つき大会をしたところ、

あっちこっちと餅つきも恒例行事になってしまった。

年末年始と本気餅つきが続き、私の右肩が五十肩に、、
腕が上がらない、、、

しかし、仕上がった餅は最高にうまい!!!

崇仁新町もスタートして一年が経ちました。
掛け声高らかに餅つきをしながら「一年早いねぇ」と地元の方々と「明けましておめでとうございます。」のご挨拶を交わしながら、ホクホクのつきたてお餅を食べ一年を振り返る。
「まだまだ先は長いよ」と、、

そして、未来をイメージしながらすっかり建物が減ってきたまわりを見渡し、ここも後一年ほどだなと改めて思う。
その先を目指して。

崇仁餅つきの後は、近所の 三ッ梅稲荷大神 にお詣り。

当然、観光客はいない・・・

スッキリとした。

ゲストハウスが増えた東九条と内浜、もうこんなにゲストハウスはいらないと貼り紙や看板が目に着くようになってきた。

ディープな地にやってきたゲストハウスはどこまで耐えられるのか、、
既に京都ではゲストハウスが耐えきれず営業を辞めているところも出て来ていると耳にする、、

増え過ぎたのは言うまでも無い・・・

本気かジョークか「俺達がゲストやで」と一言、この言葉は私の頭の中から離れない。

皆さま本年もどうぞよろしくお願いいたします。

PROFILE

牧野 広志 TRAVELING COFFEE 店主

1966年生まれ。
94年渡仏、90年代をパリ ルーアン リヨンで暮らす。
2002年 帰国後、京都の新しい情報発信空間の提案者として文化と地域に密着中。

-TRAVELING COFFEE -
昭和2年築の木屋町 元・立誠小学校 職員室で営業していたTRAVELING COFFEE が耐震補強工事の為に高瀬川沿いに建てられた仮設の立誠図書館内で営業。
図書館の選書はブックディレクター「BACH」幅允孝氏。
珈琲はブレンド2種類に加え、シングルオリジンは京都府内の焙煎所を毎月選び焙煎家と話し合い常にオリジナルを4種類程オーダーメイド。

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