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落合のダッチワイフ JAN 30,2020

Hey!凡な日々 Vol.26
〜「はいど〜も〜!ケーキドーナツ(4)で〜す!」〜


コラムに取り掛かるまでに三十分かかってしまいました。
というのも、先日ぎっくり腰になってしまいまして、地平線と平行を保っている以外の時間は何をしようとも激痛が伴う訳でして、横になりながらキーボードを叩くには肘が鬱陶しく、では垂直にと腰を縦にしてみますと、痛みが思考を遮って文字が進まないのです。ですので、【痛み四:コラム七】の比率になるような姿勢を探っている間に三十分が経過してしまい、これでは明後日になってしまうということで、現在、【痛み六:コラム四】の比率で折り合いをつけた形となっています。
話をウンと変えます。

ケーキドーナツ(4)

私はパンがとても好きだ。パンを食べると幸せな気持ちになる。パンを食べている時の自分のことも好きだ。パン屋で売っているパンも勿論好きなのだが、最も好きなパンはコンビニやスーパーで売っている類のパンである。パン屋で売っているパンに比べると、決して上品とは言えないが、筋が通っているというか、ガツンとこうなんでしょう、狙っているスポットに対してフルスイングしてくる感じがとても好きなのである。要するに味が濃いから好きなのだ。
数あるパンの中でも私が愛して止まないのは山崎製パンさんから出ている「ケーキドーナツ(4)」である。山崎製パンさんのパンは本当に素晴らしい。学生時代からお世話になっている。無限に食べることの出来る「薄皮ミニパンシリーズ」、圧倒的存在感でお馴染みの「ミニスナックゴールド」、そして私がこの世で一番食べているパン「ホワイトデニッシュショコラ」がある。誰もが一度は見たことがあるパンのほとんどが、山崎製パンさんから出されているパンだと言っても過言ではないと思う。
その中でもどうして私が「ケーキドーナツ(4)」を今回のコラムに書こうかと思ったかというと、おこがましい話ではありますが、もっと大勢の人、一人でも多くの人に知ってもらいたいと思ったからである。
「ケーキドーナツ(4)」のビジュアルは皆が知っている。写真を見せれば、誰もが「ああ!!」となる。しかし、「ケーキドーナツ(4)」という名称自体がその美味さ程浸透していないのではないかと、余計なお世話ながら小生思ったのであります。というのも以下のようなことがあったからだ。

「ケーキドーナツ(4)」、こうてこんかい。

「おい、そこで寝そべっている、ソファーの上で重力に屈している、俺が世界で一番愛しているそこの女、「ケーキドーナツ(4)」こうてこんかい。」

「自分で買いに行ったらいいじゃない。休日くらい好きにさせなさいよ。私も愛してるわ。」

嬉しい。俺を愛しているそうじゃないか。愛している女を向かいのスーパへ買出しに行かせるのは本来おかしな話である。二人で手を繋いでスーパーに行って、右手には愛している女の左手、左手には「ケーキドーナツ(4)」、というのが理想的ではあるのだが、そうはいかない。何故なら現在私の腰がぎっくりしているからなのである。
なので、彼女に「ケーキドーナツ(4)」を頼んだのだ。結果的に彼女は俺を愛しているということで、文句をブーブー垂れながらもスーパーに向かってくれて一安心。も束の間、スーパーの袋から出てきたドーナツを見て私は愕然としてしまった。
「あなた、買ってきたわよ。ドーナツ。」
「おい、待ってくれ、私が頼んだのは「ケーキドーナツ(4)」であって、ドーナツ4個ではないぞ。」
「あらそうなの?でもこれで「ケーキドーナツ(4)」ってことにはならないかしら?」
「ならない。何故ならばそれは「ドーナツ(4)」だからだ。」
「「ケーキドーナツ(4)」と「ドーナツ(4)」はどう違うの?」
「糖のレベルが違う。」
「つまりパンチ力ってこと?」
「そうだ。もういい。私が自分で買ってくる。済まなかったな、頼んでおいて。」
「いいの。私こそごめんなさい。」

彼が帰ってきたのはそれから三十分後のこと。彼は自慢気に袋から「これだ!!見ろ!これだ!これが「ケーキドーナツ(4)」だ!」と「ケーキドーナツ(4)」を取り出して、少年のような眼差しで私を見つめたの。やっぱり私は彼を愛しているし、「ああ!これが!!「ケーキドーナツ(4)か!!」とも思ったの。

みたいなことがあったのである。
「ケーキドーナツ(4)」を依頼した際に、「ケーキドーナツ(4)」が確実に私の手元に届くように、少しでもその精度が上がるように、私はこのコラムを書いているのである。

「ケーキドーナツ(4)」の素晴らしい所

(1)コストパフォーマンス
まずこの「ケーキドーナツ(4)」の素晴らしい所として、圧倒的なコストパフォーマンス力を挙げたい。いくらかはちょっと忘れてしまったのだけど、めちゃくちゃ安かったことに違いはない。値段を忘れてしまうなんてことは滅多にないのだが、目にする度に値段を気にせずに手にとってしまうので、値段を忘れてしまっているのである。つまりは値段を気にせず手に取れる程安いということである。
4つもある。しかも二種類。めっちゃ甘い白と、めっちゃ甘い黒のドーナツが二個ずつ入っているのである。

(2)どういってもいい。
白はプレーン、黒はココア味である。左からプレーン、ココア、プレーン、ココアとなっている。これが右からココア、プレーン、ココア、プレーンとなっていたらどうだろうか?一つ目にココアを食べた場合、プレーンにココアの余韻がうつってしまう可能性はないだろうか?それはそれで美味いのだけども、これはかなり上級者の食べ方(二つ目のプレーンを軸として一つ目のココアの香りを楽しむ)であって、スタンダードな食べ方としてプレーン、ココアといきたいと思うのが一般的かと思われる。プレーンが一番左端にあることは偶然ではないと私は見ている。このコラムを右から読んだ人間はいないだろう。
めっちゃココア味食べたい!みたいな日がある。本当にある。でも手前にはプレーンがある。しかしいきなりココアがいきたいのだ。どうする?右から開ければいい。プレーン、プレーン、ココア、ココア、という並びではないことにも意味がある。
「ケーキドーナツ(4)」を一気に(4)食べることはあまりない。これは個人的なことである。朝(2)、昼(1)、夕(1)、晩後(1)のパターンが私は多い。昼(1)の最中に知人がやってきて、「俺にも(1)くれよ!」となり昼に(2)となることが多々ある。シェアしやすいサイズ感、そしてしっかりとした味つけ、お菓子ともなるし昼食ともなるこのバランス感覚、素晴らしいのである。

(3)甘さの加減と口溶けと
「ケーキドーナツ(4)」は甘い。とにかく甘い。眠気が吹っ飛ぶ甘さである。がしかし、山崎製パンさんから出されるパンの「甘さ」にはどこか繊細さのようなものを感じる。二個目に行ける甘さなのである。確かな甘みの後のあのさっぱりとした感じはなんなのだろうか。「サッパリ」としてはいけない、食後に香る甘さも重要である。だからこその「さっぱり」なのである。二個いきたいし、一個でもいい。でも二個いきたいかも。そう思わせてくれる甘さが「ケーキドーナツ(4)」には確かにある。
そして「口溶け」。絶妙な柔らかさをしている。「ケーキドーナツ(4)」はその一つ一つの(1)に、割れ目が入っていて、そこに食感の秘密が隠されているらしいのだ。あの絶妙な柔らかさ、しっとり感、そして繊細かつ芯の通った甘さが相まって、「ケーキドーナツ(4)」は「ケーキドーナツ(4)」なのである。
あと、コーヒーにめっちゃ合う。

(4)素朴さと謙虚さ
私は「ケーキドーナツ(4)」の素朴な感じがとても好きだ。学生時代母親がよく買ってきてくれたので、「ケーキドーナツ(4)」を見ると、自分が素朴だった頃を思い出し、過去の自分を「ケーキドーナツ(4)」に重ねているのかもしれない。「変わらずにある、いる」ということの素晴らしさを、私はなかやまきんに君さんと山崎製パンさんから学んだ。安心感があるのだ。
星野源さんが音楽番組に出演する度に「こんばんは〜星野源です!!!」と言うのを見て、「もう知ってるって!」となりながらも、偉いなあと思ったりする。私なんかは、たかだか三年程度しか勤務していないバイト先で店長に「ち〜す。」とか「うす。」みたいなナアナアな感じになってしまっている。背筋を伸ばさなくてはならない。
「ケーキドーナツ(4)」のパッケージには「です/ます調」で味の説明がきちんと書いてある。なんて謙虚なのだろう。スタンスを含め、好きだ。

ありがとう山崎製パンさん

「ケーキドーナツ(4)」以外にも山崎製パンさんからは「ホワイトデニッシュショコラ」や「ミニスナックゴールド」などずっと変わらずにずっと美味いパンがいくつも出ている。
食べると安心する。口にすると学生時代を思い出す。ありがとうございます。

今回「ケーキドーナツ(4)」と何度書いただろう。一生分(4)は書いたのではないかしら。
名前だけでも覚えて帰ってください。

PROFILE

「お笑い芸人になりたい」と思い、新卒2ヶ月で勤めていた銀行を退社。
プールサイドというコンビ名で活動中。
毎週日曜21時からインターネットラジオ「プールサイドの25Mラジオ」を生放送中。趣味はラジオ投稿。
現在はコンビニでバイトをしながら。日々の生活を楽しんでいる。

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