Vol.9 hand made fin work
皆さんこんにちは。
今日はハンドメイドで作っているSURFBOARDSのフィンについて書いていこうかと思います。

フィンとはターンする時にSURFBOARDSの舵取りとなる部分のことを指します。
フィンの違いだけで様々な乗り心地や反応の違いを出すことができます。
人間の部分で言うならば足元です。靴がブーツであったりスニーカーであったりまたはビーチサンダルであったりまたまた素足で歩いてみたり。。
様々な感覚の違いがあると思います。
そして山にはワークブーツ、雪道にはスノーブーツ、 ジョギングにはスニーカーなどその状況に合わせた靴を合わせることによって動きやすくなると僕は思っています。
もちろんファッションについてもそれは同じことだと思います。
その時その場所に合わせた服装やその人物に合ったスタイルを着こなすことによってその人はさらにかっこよく見えたりすると思います。
SURFBOARDSのフィンもそれと同じだと思ってます。ですからウッドで作る物から全てグラスファイバーで作るものなど 様々な使い分け方ができます。
基本的にはウッドで作るフィンは軽量化を保てます。
グラスフィンの場合は重みが出てきます。そしてそのグラスフィンはパワーのある波やサイズのある波でその重さが発揮できることが性能となります。
軽い品の場合はコナミで短いターンに適しており、重いフィンの場合は長いターンに向いていると思います。
ここで短いターンと長いターンの説明をしたいと思います。
小刻みに動くターンとゆっくりと腰を落とす動作の長いターン。こちらが短いターンと長いターンの動きの差だと説明しておきます。
そして最も重要なのはフィンの形状です
形状の差の説明をしますとフィンの縦の長さ、フィンの高さのベース。
ではフィンの縦の長さフィンの高さのベースの説明もこちらでしておこうと思います。
フィンの縦の長さが長ければ長いほどSURFBOARDSのターンスポットが広がります。
しかし、ベースの長さが長ければ長いほどデメリットが生まれてくる場合もあります。
それは小回りがきかなくなることです。
そして高さのベースが高ければ高いほどfinはスライドを起こししにくくなります。
こちらでスライドの説明もしておきます。
SURFBOARDSのスピードが出ているときにフィンで舵を取りきれなくなってそれでもSURFBOARDSを蹴り込むとスライドが生まれます。
車で言うならドリフトターンだと思ってくれて構いません。
現在ではテールスライドと言ってているをスライドさせる技もございますが。。
shaperたちは様々なフィンを自分のメーカーのライダーにテストを託したり、shaper自らライディングをテストをしているシェーパーも今では珍しくありません。
もちろん僕も自分でテストするshaperの1人です。
競技用ボードと違い楽しむ為にデザインされているalternative boardの場合、お客様がどんな感覚を得たいかそれによってオリジナルのカスタムフィンを製作しています。

そして競技用boardとalternative surfboardの違いも説明しておきます。

競技用サーフボードとはいかに素早く加速して波のトップで難しいturnを決める事、そして繋ぎ目の流れtotal的に判断しています。
もちろん、ヒートの中で最もよい波に乗る事が点数を出す近道です。
よい波に乗ってよりハイパフォーマンスを出した選手に点数が与えられます。
それではalternative surfboard はどうでしょうか??
言葉の通りです。新しい物。新しい考え方。楽しく気持ちよく乗れるsurfboard です。
テイク・オフはイージーで コントロールもイージーです。楽しく気持ちよくクルージングする道具です。
アウトドアとしてサーフィンを楽しむスタイル。僕は、これぞサーフィンなんだと思います。自然と笑顔になれます(^^)
従来の競技用サーフボードは波のハイライン(パワーのある場所)を走るように作ってありますが 通常のサーファーは、このLineとりが難しいと思います。
Alternative boardの中には様々なボードの種類があります。
Single twin quad twinzer 様々です。
先人達が今のスラスターデザインに行き着く前のdesignに実は楽しいヒントが沢山詰まっています。
それはdesign のバランスが一方向に向いているからです。
Shingleボトムターン
Twin ダウンザライン
など。。
それらを乗りこなす事によって初めて現代スラスターを乗る基本ができてきます。
進化や歴史を感じながらskill upできますよ^_^。
そんなわけで話はサーフボードの種類まで脱線しましたが、それらの板の舵取りをしているのがフィンです。
下のサーフボードはフィンのベースが38cmあります。
通常ではありえないサイズですが大きくゆっくり端するには非常に適しているフィンデザインだと思い僕が作りました。
そしてこのフィンに合うボトムコンツアーはオールロールボトムと言いましてサーフボードの形は船と同じ形をしています。
水を逃がささてグライドしていくデザインになっていますのでぐらぐらするのが特徴です。
そのぐらぐら感をなくしながら気持ちよくターンすると言う狙いを入れてこのフィンのベースの長さを採用しております。

このようにお客様が何をしたいかでSURFBOARDSのデザインやフィンのデザインは大きく変わってくると思います。
そして、そのお客様の要望に対応するのがkei okuda SURFBOARDS shape デザインとなります。
こちらはfinのベース製作の動画です。
https://youtu.be/Dlc9u-s7bTU
Fin flexについては
https://youtu.be/-cPxg9zIRHk
そして競技用サーフボードとtwin fishの違い動画はこちら
https://youtu.be/L1KlS299OKA
そして最近の僕です
https://youtu.be/58TtXzGVTgc
ご興味ありましたらご覧くださいませ^_^
それでは また。


奥田 慶 trouble surfboads 主宰
静岡県浜松市出身、千葉県市川市育ち
現在は千葉県・片貝にてSurfboad Shaperとして活動
Surfboadがどのように作られているかなど、僕の自己紹介を含め、こちらのコラムで毎月ご紹介させていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。