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NEWS MAR 10,2021

東北コットンプロジェクト発足10年の節目を受けて
東北コットンマスク「Don’t think! Feel.」を共同製作、販売


「震災時の思いやりを忘れないように」会員12社が共同で3.11より発売
売上の5%をコロナ禍で苦しむシングルペアレンツ支援に

東北コットンプロジェクトに参加する12社は、東北コットンプロジェクト発足10年の節目を受けて東北コットンマスク「Don’t think! Feel.」を共同で企画、製作し、3月11日より各社で販売を開始します。また本プロジェクトの売上の5%をコロナ禍で困っているシングルペアレンツとそのお子さまたちを食で支援するプロジェクト「spoon」に寄付します。
株式会社 アーバンリサーチも、本企画に会員企業として参加しています。

本プロジェクトの背景

十年前、津波被害をうけた農家と、被災地支援を願うアパレルを中心とした企業とでスタートした東北コットンプロジェクトも今年で十年を迎えます。十年目の今日、私たちは震災とはまた別のウイルスという新たな自然の猛威の中で距離(ソーシャルディスタンス)をとって生活することを強いられています。十年前、震災のニュースの直後から、東北の人たちを自然と思い合う気持ちがわきあがり、その気持ちが集まって東北コットンプロジェクトにつながったことを思い起こしながら、この距離を強いられる生活の中でも、私たちの間に分断や亀裂を生まないために、お互いを思いやる大切さを忘れないようにという気持ちをこめ、東北コットンマスク「Don’t think! Feel.」は作られました。

また、10年という時間を経て、被災者だった農家とも思いを一つに、今後東北コットンプロジェクトが他の困っている方のより良い日常を願って活動していきたい、という思いを込めて、本マスクの売上の5%をコロナ禍で困っているシングルペアレンツとそのお子たちを食で支援するap bankのプロジェクト「spoon」に寄付します。

本プロジェクトの参加企業

・ 荒浜アグリパートナーズ(綿生産、販売 / 宮城県)
・ イーストファームみやぎ(綿生産、販売 / 宮城県)
・ ファンファームなとり(綿生産、販売 / 宮城県)
・ JA全農(生産支援、販売 / 東京都)
・ 大正紡績(紡績 / 大阪府)
・ Lee(商品製造、販売 / 東京都)
・ URBAN RESEARCH(商品製造、販売 / 大阪府)
・ UNITED ARROWS green label relaxing(商品製造、販売 / 東京都)
・ 天衣無縫(商品製造、販売 / 神奈川県)
・ good design company(マスクデザイン / 東京都)
・ SKYLAB(写真撮影 / 東京都)
・ kurkku (事務局、販売 / 東京都)

各社からのコメント

・ 荒浜アグリパートナーズ (綿生産、販売 / 宮城県) / 代表 渡邉静夫

震災から10年が経ち、荒浜に住んでいた人々がバラバラに暮らしていることをさびしく思います。私たちは荒浜にこだわって農業を続け、ようやく復興の道筋が見えてきたとも言えるし、補助のない新たな局面に入ったとも感じています。コットンを復興の証と捉え、多くのボランティアにも助けられ、今年も荒浜で綿花を育て続けます。

・ イーストファームみやぎ (綿生産、販売 / 宮城県) / 代表 赤坂芳則

東松島市は市街地が65%も浸水するなど大きく津波の被害を受けた場所です。山の土を地盤沈下の埋め立てに提供し、それで生まれた土地を現在コットンの農場としています。震災から10年が経つ現在、私達の育てたコットンがマスクとして役に立つことへ誇りを感じております。

・ ファンファームなとり (綿生産、販売 / 宮城県) / 佐々木和也

震災がきっかけで、同じ名取の耕谷アグリサービスで始まった綿花栽培の担当を経験しました。当初は実らないと思っていた綿も今年で10年目となり、東北コットンの製品が沢山の方々の心に残るようなものになっていることを、とても嬉しく思っています。

・JA全農 (生産支援、販売 / 東京都) / 小里司

海水に浸った震災直後の圃場で、志を同じくする仲間と初めて種を蒔いた。あれから10年、仲間との絆は深まり、今も社会に何ができるか挑戦を続けている。そんな素晴らしいプロジェクトです。

・大正紡績 (紡績 / 大阪府) / 営業部長 浅田大輔

大正紡績には日本全国、そして世界10ヶ国以上のさまざまなコットンが入ってきますが東北コットンの品質は上位クラスです。荒れた土地で、しかも寒冷地での栽培は本当に困難だったと思います。東北のプロの農家さんの凄さを紡いで、皆様にこれからも伝えて行きたいと思います。

・Lee (商品製造、販売 / 東京都) / 取締役 細川秀和

今でも忘れない10年前、はじめて皆で蒔いたコットンの種。
今日こうして皆様に商品をお届けすることが出来るのもいろんな苦悩を乗り越えた証だと思います。
コットンの花がひらき、実をむすぶ姿が地域の希望となるように。
これまでも、これからも。

・URBAN RESEARCH (商品製造、販売 / 大阪府) / 事業本部 SBU部 ディレクター 新山浩児

10年という節目に初心に立ち返り、東北の地のコミュニティとの繋がりを大切に、これからも関わっていきたいと考えています。

・UNITED ARROWS green label relaxing (商品製造、販売 / 東京都) / 取締役 専務執行役員 木村 竜哉

これまでも、これからも、“Be happy”のブランドコンセプトのもと、ファッションを通して、現地の皆様への支援活動を継続してまいります。

・天衣無縫 (商品製造、販売 / 神奈川県) / 株式会社新藤 代表取締役社長 藤澤 徹

2010年の東北大震災から10年の節目に、私たちは新型コロナ流行という地球規模の災禍に襲われています。その渦中にあって、収穫された東北コットンで防災マスクを作り、その収益の一部をコロナ禍で困窮している若いシングルマザーと子供達に寄付するという事務局の提案に賛成です。より大きな困難がさらにチームの結束を強めるということが東北コットンプロジェクトの真の成果ではないかと思います。

・good design company (マスクデザイン / 東京都) / クリエイティブディレクター 水野学

自分自身の心の声を感じ、
誰かの気持ちを感じ、

今日は明日を感じ、
明日は明後日を感じよう。

暖かな日は眩しい陽射しを、
寒い日は凛とした空気を、
晴れた日は木漏れ日を、
雨の日は土の匂いを。

頭で考えるのではなく、
心と体で感じよう。

自然とともに生きよう。

・写真家 中野幸英 (オフィシャル撮影)

東北コットンが持つ、「誰がどこで何を作っているか」という部分をあいまいにしないように10年撮影を続けました。自然災害が多くを奪った横で、農家さんたちが苦労した栽培から柔らかな綿ができ、マスクとなってリリースされます。そんな自然との複雑な向き合い方を写し止め、自然素材がもつ本来の意味を感じてもらえるよう願っています。

・kurkku (事務局、販売 / 東京都) / 代表取締役社長 江良慶介

あの一面瓦礫の風景から、宮城を日本最大級の綿花産地とした農家の皆さまには心からの敬意を表します。そして他者の困難を見過ごさず、自分の利益は一度脇に置いて、同じ目的に向かって一緒に進んでいただいた会員企業の皆さまにも、心から敬意を表します。このかけがえのないチームと一緒に、これからも地域のため、未来のために、活動していきたいと思います。

東北コットンマスク について

ニットマスク ¥2,200 (税込)
【素材、生産地】
コットン100%
紡績(糸):東北コットン10%(宮城県東松島市 / 仙台市 / 名取市) + オーガニックコットン90%(アメリカ / インド / ウガンダ / トルコ)
紡績(糸):大阪府
編み立て:奈良県
【サイズ】
幅25cm(マスク部分幅18cm) × 高さ14cm

> ONLINE STORE

パッケージデザイン : 淺川和敏 (SOILFUL)

【販売店舗】
URBAN RESEARCH エスパル仙台店 / 堀江店

URBAN RESEARCH DOORS エスパル仙台店 / セルバ仙台泉店

THE GOODLAND MARKET

「spoon」について

一般社団法人APバンクが行う、コロナ禍に伴う生活状況の悪化で困窮するひとり親家庭にシェフのオリジナルの保存食をお届けするプロジェクト「spoon(スプーン)」。
いまだ収束をみない新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言の発令や外出自粛、飲食店の時短営業などの経済活動の自粛に伴い、「コロナ禍で仕事が減り、困っているひとり親家庭」を少しでも支援するよう、支援団体を通じて保存食の寄付を行います。
www.apbank.jp

東北コットンプロジェクト について

東北コットンプロジェクトは、津波により稲作等が困難になった農地で被災した農家が綿(コットン)を栽培、紡績から商品化・販売を参加各社が共同で展開する、農業から震災復興を目指すプロジェクトです。2021年3月現在参加企業約59社。宮城県東松島市、仙台市荒浜、名取市の3箇所で計約1haの綿花圃場を運営しています。

オフィシャルウェブサイト https://www.tohokucotton.com

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