FASHION NOV 13,2020

この世界にずっとあるといいものは「iI アイ」

ディレクター森口愛が作る、iI＜アイ＞ある世界。

URBAN RESEARCH MEDIA 編集部

とびっきり自由におしゃれを愛するURBAN RESEARCH BUYERS SELECT（URBS）のレディースバイヤー森口愛がディレクターを務める「iI（アイ）」、2020年満を持してデビュー。
その世界観がたっぷりと込められたコレクションをご紹介します。

iI LOOK
photographer／sophie isogai
direction／nori kose

私のネックが今日も可愛い

自転車に乗って冬の身を切るような寒さの中を進む時は頭まですっぽり被ってまるでフードみたい。急に恥ずかしくなって口元がもにょもにょとなったときは顎の上までネックを引っ張り上げればなんとなく安心。ざっくばらんに結んだ髪も、ちゃんとブローしてヘアオイルを塗った髪も。びっくりするような大きなイヤリングにも、そばに寄らないとわからなような小さなピアスの日も。私の気持ちに合わせてまるでそれ自体に感情があるように自由に伸び縮みするニットのネック部分が今日も可愛い。

変身しすぎるケープ

朝起きぬけの時間、リビングの暖房が効くまで手放せないブランケット。めざましのコーヒーを買いに行く時にはマントのように。仕事に向かう駅までの道ではぐるぐると巻きつけるマフラー。いつものワンピースが何か足りない気がしたならベストを重ねる。やわらかさに癒されたくてスリスリとほおを寄せればあったかいしチクチクしない。いろんなものに変身しすぎるケープは１日中一緒にいられるケープでもある。

自由なワンピース

ワンピースは自由であるといい。ボリュームはあるのに着心地は軽く、１枚で着たり、前を開けて着たり。上のボタンだけ外してインナーを見せたり。下のボタンだけ外してボトムを見せたり。袖の紐を引っ張ったり結んだり、緩めたり。ドレスのようでいてシャツのようでもあるから、可愛く着たり、かっよく着たりするのも自由。

裏表がありすぎるブラウス

ブラウスもいろんな顔があるといいことがある。前でも後ろでも、ボタンを開けても閉めても。それが朝の気分で決められたらいい。そして動いたり風が吹くたびにギャザーがふわんと揺れて、それがまたいい表情になる。可愛いハンサム、かっこいいフェミニン。そんな形容詞も自由自在。可愛いだけじゃないのよ、とにやりと笑いたくなるくらい、裏も表もわたしらしいブラウス。

iI ディレクター森口愛 INTERVIEW

今これが着たいな、こういうものが欲しいなというアイテムを、素直な気持ちで、大好きな人たちにお力添えをいただき形にしていただきました。

自分にアイデアがある人が好きなんです。着る人の体型や髪の色、肌の色、テンション、いろんな人のカラー（個性）が見たい。だからiIのアイテムはその日、その場所、その時の気分に合わせてアレンジしていただけるアイテムばかりです。その時の気分ではあるけれど、それでいてずっとそばに寄り添えるようなラインナップです。
例えば首の長〜いタートルネックニットはマスクの代わりに口を覆ってもいいし、フードみたいに頭に被っちゃってもいい。ヘアメイクやアクセに合わせて首の立体感をあれこれ考えたり。そんなふうにいろんなアイデアがその人の着こなしのカラーになるように。
ケープは形を色々変えられるし、ブラウスとワンピースは季節を越えてずっと着られるものになりました。
iIはそんな風に誰にとってもこの世界に「あるといいな」を形にしたものです。
皆様のワードローブに「iI」のアイテムを加えていただけることを想像しただけで、ワクワクします。