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FASHION FEB 27,2020

準備はお済みですか?
羽織れば即春っぽくなれる軽アウター5種

移り変わる季節とともに、コーデの中でもっとも顕著な変化を見せるのがアウター。暖かな時期の到来を感じさせる春日和には、ライトなアウターで季節感を演出したいものです。


アウターの“重い”、“軽い”で着こなしの季節感は大きく変わる

東京では気温が15度を超える日も珍しくなくなってきました。体感的にもスタイリング的にも、ヘビーウールアウターやダウンではミスマッチに感じられる端境期です。となるとワードローブにも春モノを順次取り入れていきたいところですが、いきなりマルッと春アイテムに買い換えるのは非現実的。

では、どこから手を着けるべきか。その答えこそが、軽アウターです。冬愛用していたスウェットやニットの上に羽織るものが変わるだけで、着こなしの雰囲気は見違えます。ここにセレクトしたのは、今季買い足すに相応しい旬感も備えた5アイテム。着こなしサンプルと共に、チェックしていきましょう。

アイテム1:デニム人気の再来で、デニムジャケットが一躍注目の的に

ラフなムードのデニム素材が注目される2020年の春。トップスで狙うべきは、初夏までシャツ感覚で羽織れるデニムジャケットです。選びのポイントは、加工の具合とサイズ感。加工に関して言えば、今季はウォッシュがかかったライトブルーが気分でしょう。色合い的にも爽快で、デニムならではのムラ感のある色落ちが着こなしに奥行きを描き出してくれます。サイズについては、昨今のオーバーサイズトレンド、に引き続き、ゆったりしたリラックスシルエットがベスト。高難易度なデニム・オン・デニムも力が抜けて見え、程良く馴染みます。

[着用アイテム]
WORK NOT WORK ブランケットライナーデニムポーチャージャケット

ロンドンを拠点とするデザイン・クリエイティブ集団「TOMATO」に所属するファウンダーの1人、サイモン・テイラー氏がクリエイティブディレクターを担う『ワーク ノット ワーク』。こちらのデニムジャケットは、某有名アメリカブランドにも卸している高品質な生地にハードウォッシュをかけることでデニム特有の美しい縦落ちを強調しています。袖付けもラグランになっているので、オーバーサイズでも自然なシルエットを楽しめるのがポイントです。

WORK NOT WORK ブランケットライナーデニムポーチャージャケット ¥46,200 (税込)

アイテム2:着こなしの印象を大きく左右するコートは、“春色”が狙い目

ひとたび羽織れば着こなしの大部分をカバーしてくれるスプリングコートは、イメージチェンジにうってつけ。コットンやナイロンの軽快な1着をサッと羽織れば、雰囲気が即春めきます。ブラックやネイビーなどの定番色も良いですが、せっかく冬からの違いを出すなら、ベージュやブルー、カーキなど薄めの色をセレクトするとベターです。また、コートは程良くクリーンさも醸し出せるアイテム。パーカーやスニーカーなどカジュアル色の強いアイテムと合わせることで、うまくカジュアルアップして見せられます。

[着用アイテム]
URBAN RESEARCH DOORS スプリングコート

『アーバンリサーチ ドアーズ』から、毎年定番としてリリースされているステンカラーコートがこちら。今年は伸縮性と防シワ性を兼ね備えるソロテックスⓇを素材のベースとしつつ、使用済みペットボトルをリサイクルしたエコペットを掛け合わせることで環境にも優しいコートへと進化を遂げました。トレンドを汲んだゆとりのあるシルエットと淡いカラーの相乗効果で、実に春らしい雰囲気を匂わせる1着に仕上がっています。

URBAN RESEARCH DOORS スプリングコート ¥14,300 (税込)

アイテム3:きれいめに見せられるカバーオールなら、ジャケット感覚で羽織れる

セットアップといえば、テーラードジャケットとパンツの組み合わせが一般的。ですが、トップスをカバーオールに差し替えるだけでグッとこなれたムードを演出できます。これはあくまで一例ですが、カジュアルシーンにおいてジャケット代わりのカバーオールという発想は非常に有用。デニム素材ではラフすぎる、という場合はウールやナイロン、リネンのモノをセレクトすれば都会的な印象に誘導できます。

[着用アイテム]
UNIVERSAL OVERALL × URBAN RESEARCH 別注4WAY STRETCH COVERALL

オーセンティックな見た目と高いコストパフォーマンスで、ここ日本でもめきめきと頭角を現している米国発ワークブランド『ユニバーサル オーバーオール』。ワーク調アウターの代表格であるカバーオールを、今季は『アーバンリサーチ』による別注で超軽量な春アウターへと仕立てました。素材は、4方向へのストレッチにより快適な着心地を約束するポリウレタン混ナイロン。共地のシェフパンツと、セットアップで着こなせます。

UNIVERSAL OVERALL × URBAN RESEARCH 別注4WAY STRETCH COVERALL ¥14,850 (税込)

アイテム4:スポーティさを押し出したいなら、トラックジャケットがおすすめ

アウトドアMIXと並び、依然として続くスポーツMIX。昨年も90年代風の古き良きディテールやカラーを取り入れたアイテムが散見されていました。2020年はそこからさらに1歩踏み込んだ、レトロな柄や配色を再現したこちらのようなトラックジャケットがおすすめです。当時の若者たちはよりカラフルに、より個性的にと思い思いのファッションを楽しんでいましたが、現代においてはクリーンなアイテムとの合わせでハズしとして落とし込むのが正解でしょう。トラックジャケットの個性的な色味が一層引き立ちます。

[着用アイテム]
adidas Exclusive O/C WINDBREAKER

『アディダス』の80~90年代アーカイブに着想を受けた、『アーバンリサーチ ドアーズ』エクスクルーシブの1着。大胆なアシンメトリーデザインに合わせ、袖のスリーストライプスも背中からゆるく弧を描いています。素材は王道のナイロン100%。スウェットやロンTでスポーティに合わせるのもアリですが、上記コーディネートのようにカジュアルアップして着こなすのが攻略の近道でしょう。

adidas Exclusive O/C WINDBREAKER ¥12,100 (税込)

アイテム5:ストレートからワイドまで、どんなパンツも似合うブルゾン

ハリントンジャケット、あるいはスイングトップとも呼ばれるこちらのアウター。丈は短く肩幅と身幅は広く、昨今のオーバーサイズブームの理に適っており、ワイドパンツにも合わせやすいため着こなしの幅は抜群。ミニマルなデザインが多いので、スウェットのようなカジュアルなアイテムに合わせても、クリーンなムードに誘導できます。普段の着こなしが無地なら、春は少し遊びを入れてチェック柄などを選ぶのも良いですね。

[着用アイテム]
URBAN RESEARCH ドライウール チェックハリントンジャケット

ゴルフウェアに出自を持つハリントンジャケットは、腕ぐりも身幅も広く体を動かしやすいという特徴があります。それを『アーバンリサーチ』の視点でよりモダンにブラッシュアップしたのがこちら。シルエットはすっきりと細身に仕上げつつ、軽さとハリコシを併せ持つライトドライウールを素材に抜擢。ラグランスリーブなので、落ち感も自然です。

URBAN RESEARCH ドライウール チェックハリントンジャケット ¥22,000 (税込)

構成、執筆/TASCLAP編集部

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