ROSSOの浴衣で夏を楽しむ。
〜着方から大人女性に似合う帯アレンジ3〜
この夏こそ、浴衣を自分で着てみませんか? 「着るのが難しそう」「着ていくところがない」…そんな心配は御無用! 簡単で着崩れにくい着方と、大人の女性に似合う帯アレンジを、当サイトで着物コラムを連載しているライターの橘川麻実さんが指南します。
サクッと着て、サラッと出かけよう
夏の風情を感じられるファッションといえば浴衣。もっと気軽に着たいけど、着方が曖昧だったり、帯の結び方がワンパターンだったりと、大人になってから遠ざかっている人も多いもの。
「確かに、大人になってからの方が『ちゃんと着られないと…』と、ハードルあがっちゃいますよね」と話すのは、当サイトでコラム『みちくさ着物道』を連載する、着物好きライターの橘川さん。
「私も着物沼にハマる前は、一応着られるけど着姿までは考えてなかったですし、帯も“文庫結び”しかできなかったんです。でも今は、“自宅で仕事をして、夕方浴衣に着替えて近所飲み”みたいな着方をしているので、サクッと着られる方法が身についてきました。今回はその手順と着崩れにくくするコツ、さらに簡単なのに“映え”る帯アレンジをご紹介します」
浴衣の着方
<必要な道具>
・肌着(スリップなどでも可)
・タオル2〜3枚(温泉タオルぐらいの薄さがおすすめ)
・タオルを留めるテープ(マスキングテープなど、紐でも可)
・腰紐2本
・伊達締め(写真は面ファスナーで留めるタイプですが、なんでもOK)
・帯板(なければ厚紙やクリアファイルで代用可)
・ダブルクリップ(着物クリップ、洗濯バサミでも可)
道具はかがまずに取れるよう、椅子など高さのある場所に置いておくのがおすすめです。
浴衣の着方&半幅帯で「笹結び」
浴衣の着方
帯の結び方
帯アレンジ1 兵児帯で「リボン返し」
兵児帯は、やわらかく結びやすいので、帯に慣れていない人にぴったり。「あっという間にできるので、時間がないときにおすすめです」
帯アレンジ2 兵児帯で「銀座結び風」
こなれ感を与えてくれる「銀座結び」をイメージ。「帯締めが必要ですが、リボン返しの応用なので難しくありません」
帯アレンジ3 半幅帯で「帯結ばない帯結び 重ねアコーディオン」
大阪の着付け講師ayaayaさんが考案した『帯結ばない帯結び』という画期的な手法のアレンジ。「結ばないのに“映え”がすごいので、注目を浴びること間違いなし」
浴衣を着たら、出かけよう。
注染ゆかた / くちなし ¥46,200 (税込)
麻帯 ¥13,200 (税込)
下駄 ¥8,800 (税込)
かご巾着 ¥8,800 (税込)
おうち時間が増えた今だからこそ、練習のチャンス。「着てみたら、とりあえず外に出てみることを強くおすすめします。花火大会やお祭りがなくても、ちょっとだけ晴れやかな気持ちになれますし、いつもの景色もきっと違って見えますよ」