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FASHION JUN 17,2021

ROSSOの浴衣で夏を楽しむ。
〜お出かけからお手入れまで〜

「今年は浴衣を着ても出かける場所がない…」。そんなことはありません、浴衣は本来カジュアルなもの。着物好きライターの橘川麻実さんが、夏の日常着として浴衣を楽しむ方法と気になるお手入れ方法を指南します。


浴衣でお散歩のすゝめ

いまや浴衣といえば、お祭りや花火大会に着る印象の強いアイテムですが、もとは湯上がりに着ていた夏の日常着。「イベントが減っているからといって、浴衣を着ないのはもったいない!」と語るのは、着物好きライターの橘川麻実さん。「こちらのコラムでも書かせていただいていますが、私の場合“浴衣でちょい飲み”が定番。それすら難しい今、おすすめするなら、お散歩でしょうか」

注染ゆかた / くちなし ¥46,200 (税込)
麻帯 ¥13,200 (税込)
下駄 ¥8,800 (税込)
かご巾着 ¥8,800 (税込)

「リモートワークなどで運動不足になりがちな今、仕事に目処がついた夕方ぐらいに浴衣を着て、近所を歩くだけでも気分転換になるはず。浴衣でお散歩をしていると、なぜかお花が目に入りやすくなって、スマホで自撮りしちゃったり(笑)。そんなことも楽しいですよ」

そんなお散歩のときに備えておいて、と橘川さんがおすすめするのがこちら。

「モイストヒーリングの絆創膏です。慣れない下駄を素足で履くと、擦れて痛くなったり、皮がむけてしまったりする可能性が。あらかじめ貼っておいてもいいですし、予備で何枚か持っていると安心です」

浴衣のお手入れとたたみ方

さて、浴衣を着て出かけたはいいものの、「洗濯はどうしたらいいの?」「そもそもたためない…」というお悩みを持つ人も。そこで浴衣と小物のお手入れ方法と、たたみ方もレクチャーしてもらいました。

浴衣は自宅での洗濯が可能

「“浴衣はクリーニングに出すもの”と思っている人もいますが、自宅で洗濯ができます」と橘川さん。「ネットに入れて洗濯機でも洗えますが、大事な浴衣は手洗いがおすすめです」

<用意するもの>

・洗い桶(洗面台やバスタブを使用してもOK)
・手洗い用洗剤
・バスタオル(脱水用)
・突っ張り棒(150cm程度の長さになるもの)
・S字フック(引っ掛ける用)
・アイロン
・スプレーのり(お好みで使用)

<洗い方>

<たたみ方>

小物のお手入れ

浴衣のお手入れができたら、次は帯などの小物。

帯はほどいたら、ハンガーなどにかけて湿気を飛ばします。「洗える素材のものもありますが、基本的には洗わなくて大丈夫。シワが気になるときは、あて布をしてアイロンをかけます」

下駄をしまうときは、濡らして固く絞った布で全体を拭き、完全に乾いてからしまいます。「新聞紙でくるむとほどよく湿気を吸ってくれます」

「下着や紐類は通常の洗濯で大丈夫です。伊達ベルトや帯板は除菌シートなどでサッと拭いておけば、次に着るときもさっぱり気持ちよく着られます」

夏のおしゃれのひとつに浴衣を

自分でお手入れができれば、浴衣はもっと身近なものに。「上質の浴衣を丁寧に扱えば10年以上着られます。お気に入りの1枚を手に入れたら、たくさん着て楽しんでくださいね」

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