アーバンリサーチ バイヤー佐藤祐輔のココだけの話。
Vol.2 後編
〜セモー デザイナー 上山浩征さんと、宮崎地鶏の炭火焼き「きてん」へ〜

※撮影時のみマスクを外しております。会話中はスタッフ全員がマスクを着用し、一定の距離を空けるなどコロナウイルス感染拡大防止対策を施したうえでインタビューを行っております。

佐藤 「聞きたいことは前回かなり聞けたので、今回はライトな“一問一答”でお話をきけたらなと」

上山 「一問一答？　いいけど、ちゃんと答えられるかな（笑）」

上山さんに一問一答！

佐藤 「自分の長所と短所を一言で言うと？」

上山 「長所は自分ではよくわかりません。短所はなんだろう、気長に向き合えることと気が短くなってしまうことの線引きが明確すぎることかな」

佐藤 「白黒はっきりしてるってことですか？」

上山 「良くも悪くも。自分自身で克服したいところではあります」

佐藤 「今の自分にご褒美をあげるとしたら？」

上山 「ひとり時間。ジャングルみたいなところに行きたいです」

佐藤 「人生の最大の失敗、または後悔は？」

上山 「多すぎて即答できないし、言えないことも多い（笑）」

佐藤 「人生最大の成功は？」

上山 「毎日、ちゃんと生きてること。わりとそういう刹那的なことを大事にするタイプ。失敗も多いけど、結局ちゃんと毎日楽しく生きてることが成功かな」

佐藤 「それって最高ですね。じゃあ、あの頃に戻れるならいつ？」

上山 「特にないなあ。生まれる前には行ってみたいけど」

佐藤 「もし今誰にでもあえて話せるなら誰に会いたい？」

上山 「聖徳太子。だって8人だか10人だかの話を同時に聞いて理解できたんですよね。それってすごい」

佐藤 「死ぬ前に食べたいものは？」

上山 「ナッツですかね、ミックスナッツ。好きなんです」

佐藤 「生まれ変わったら何になりたい？」

上山 「やっぱりデザイナーかな」

佐藤 「基本的にポジティブなんですね。今が満足というか」

上山 「そうですね。嫌なこととか、こうしたいああしたいはあるんでしょうけど、結局できないじゃんって開き直っちゃう」

佐藤 「日本以外で住みたい国は？」

上山 「ジャングル行きたい。住みたいというのはちょっと違うかな？」

佐藤 「なんでそんなにジャングルに…（笑）」

上山 「それか、LAかな。洋服を楽しむには最高の気候だから」

佐藤 「今欲しいものは？」

上山 「田舎に家が欲しいですね。すごく広いやつ。都会とは価値観の違う集落で過ごしてみたい。ジャングルに家もいいかも」

佐藤 「ジャングル、求めすぎじゃないですか（笑）」

上山 「何もできない無力さを経験したいのかも。僕はそういうときに、何かやらなきゃってパワーが生まれるので」

佐藤 「今持っている宝物は？　ご家族以外でお願いします」

上山 「…特にないかも。ものに執着がないんですよ。若い頃は異常なくらい蒐集癖がありましたが、もうそこでやり尽くしたので。今は物質的な執着がないな。ごめんなさい」

佐藤 「いえ、むしろ、より上山さんの人柄がわかった気がします（笑）。ありがとうございました！」

Today’s coordinate

Point
上山さんのルーツであり、古くからのご友人が営む宮崎料理屋きてんさんへ一緒に。何度も一緒に来させていただいたことのある駒沢にあるアットホームで居心地の良いお店。畳で食べる鳥のタタキが最高ですね。
居酒屋に行く時ってやっぱり、少しリラックスしたスタイルでいきたいですよね。でもTシャツ一枚では物足りないしなー、とここ最近ずっと思っていて、今シーズン作ったのがCOSEIのシースルーバンドカラーシャツ。これは個人的には最高のクールビズシャツです。レディライクな透け感は苦手なので、コットン100%の素材でグレーのニュアンスカラーが気に入っているポイントです。パンツはSEEALLの新作で定番の形のベルテッドパンツ。ベルトが長くて、スケーターがベルトでギュッと縛ったようなニュアンスがモダンに演出できるパンツです。足元はここ最近のマイ定番のClarks。トップスに合わせてグレーのデザートブーツで纏めてみました。

TOPS: COSEI
INNER: COSEI
PANTS: SEEALL
SHOES: Clarks（私物）