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EVENT&WORKSHOP JUN 30,2023

お客様の声をお届けします。
『TINY GARDEN FESTIVAL 2023』レポート

今年で10周年を迎えた「TINY GARDEN FESTIVAL」。
2023年6月17日(土)・18日(日)の2日間、梅雨時期ということを忘れさせるほどの快晴のなか、大盛況のうちに幕を閉じました。
その熱が冷めないうちに、お客様の声とともに会場の様子をお届けいたします。


にぎやかな会場。あふれる笑顔。

2013年よりはじまった「TINY GARDEN FESTIVAL(以下、TGF)」。コロナ禍で開催中止を余儀なくされた数年を経て、昨年より長野県の蓼科という自然豊かな地に開催場所を移しました。
アーバンリサーチが運営する宿泊施設「TINY GARDEN 蓼科(以下、TG蓼科)」を会場として開催した昨年に比べ、今年は施設を飛び出し、蓼科湖を挟んだ対岸にもエリアを拡大。そしてメインとなるマーケットエリアへの入場が無料となり、より多くのお客様が八ヶ岳に囲まれた大自然を感じ楽しめたのではないでしょうか。昨年が「まったり」とするならば、今年は「にぎやか」という言葉が似合う、そんなフェスでした。
大勢のお客様が来場し、たくさんの笑顔に彩られた素敵な空間がそこには広がっていました。

新緑の葉擦れと合わさる心地良い音楽

フェスといえばLIVE! という方も多いはず。ライブステージの後方は蓼科湖、目の前には芝生が広がり、開始時間が迫るにつれ続々とお客様が集まってくる。

力強い演奏で会場を盛り上げた御諏訪太鼓伝承者・太鼓打師 山本麻琴さん。照りつける太陽のような熱いステージが終わると、太鼓に興味津々のお子様が。

かわいい姿。茅野市からお越しのちいさなお客様。

続いては、蔡忠浩(ex.bonobos)さんが登場。
太鼓の演奏とは打って変わって、蔡さんの優しい歌声が会場に響き渡る。曲に合わせて観客の肩は自然と揺れ始め、緑に囲まれた最高のステージを堪能。

「本当は他のキャンプ場に行く予定でしたが、蔡さんのファンでTGFに出演すると知って急遽行き先を変更しました!」と。愛知と岐阜からお越しのお二人は最前列に座り蔡さんの歌声に酔いしれていた。

ステージではライブだけでなく四角友里さんによるトークイベントも。TG蓼科と周辺エリアの素晴らしさについて語る四角さんの笑顔にこちらもつられて顔が緩んだ。実際に訪れてみて、四角さんのお話に納得して、蓼科が好きだと確信したのは私だけではないはず。今後発売予定のEKALとのコラボレーション商品も紹介され、それを着てまた蓼科を訪れることを想像してみたり。

昨年に引き続き登場したのはKeishi Tanakaさん。かっこよすぎた。その一言につきる。2日目の閉場間際の時間を彩ってくれたその歌声に、終わってしまう切なさも感じながら、最高に盛り上がるステージを繰り広げてくれた。

最前列で子供がこんなに飛び跳ねるフェスはなかなかないだろう。

開放的な自然のなかで、心も体もリフレッシュ!!

会場に設けられたハンモックに座ったり、寝転んだり。e-bikeに乗って周辺の散策、蓼科湖でのカヌー体験。大自然のなかでしか味わえないアクティビティが盛りだくさん。なかでも開放的な空間で日常の疲れをリフレッシュできる体験は格別だ。

近年人気のサウナ。TG蓼科の施設内に今年3月に新たに完成したサウナキャビンでは、本格的なロウリュウも楽しめるa+(エープラス)による体験会が実施されていた。緑に囲まれたなかで入るサウナは「最高」の一言以外でてこない。
サウナハットを被り汗だくになる姿は見ているこっちがのぼせてしまいそうだった。

蓼科湖を目の前に、抜群なロケーションでの青空ヨガ体験はTGFではお馴染みの光景。ただでさえ空気が美味く気持ちのいい空間で、より深く呼吸をすれば体が勝手に軽くなるのは当たり前だろう。普段とは違う景色での体験に、心も体もリラックス。終わった後のすっきりとした表情が眩しかった。

大切な思い出づくりのお手伝いを、ワークショップは何を選ぼう。

会場には大人でも楽しめて、お子様も一緒に参加できるワークショップも豊富に揃っており、「見て!できたよ」と一生懸命に作成したものをアピールするお子さんの声が会場を盛り上げてくれた。そして、そんな姿を微笑ましく眺める親御さんの優しい表情も印象的だった。

LAKE SEEKER’Sのブースでルアーペイントのワークショップに参加していた兄妹。作品を片手に「どうだ!」と言わんばかりにご満悦の様子。たくさんある色のなかから好きなようにペイント。一生懸命つくったので嬉しさも倍増だろう。

東京から参加していたこちらのご家族。「コロナ前、群馬の嬬恋で開催されていたときにもTGFに何度か参加したことがありました。今回こちらで開催されると知って久しぶりに参加しました!」とリピーターからの嬉しいお言葉。ヤマノフモトのサンダルカスタムワークショップで一生懸命作ったサンダルと共に良い笑顔。

「めっちゃ楽しみにしていて、いっぱい下調べしてきました! お天気が不安だったけど晴れてよかった〜。今回初めての参加で、Leeのタイダイ染め、サコッシュつくりなどを子供たちがやってみたいって言ってました」と。一番下のお子様は生まれて3ヶ月の頃からキャンプを楽しんでいる、という埼玉からお越しのご家族。お揃いのベストでフリースペースに落書きをしている姿が微笑ましい。

ここでしか味わえないフェス飯に舌鼓。

いろいろと楽しんでいるとおなかが減ってくる。お昼時ともなれば、おいしそうな匂いに誘われて「フェス飯」を求める列ができていた。何を食べようかな~と悩む人の姿も。

TGFではもはや定番。なくてはならない存在のHIGUMA dougnutsは今年も見参。「テレビで見て気になっていたHIGUMA dougnutsが食べられて嬉しい!!」とインスタグラムで出店の情報を知り諏訪からお越しのお二人。店主さんと共に思い出の一枚を。
目の前で揚げられるドーナツ、砂糖にまぶされる工程をみているだけで心が躍る。

TG蓼科のカフェでは地元で愛されるラーメンチェーン「みんなのテンホウ」とのスペシャルコラボメニューが出ていた。チャーシューパオや揚げ餃子など、ここでしか食べられないメニューを逃した方は後悔しているだろう。地元の名店とこうやってコラボできるのは、TG蓼科がすこしずつこの地に根付いてきた証だろうか。

テンホウはスペシャルランチだけにとどまらず、シルクスクリーンのワークショップも実施。できあがったTシャツにその場ですぐに着替えて「じゃじゃーん!」っと。「たまたま近くのホテルに宿泊していて通りかかったらフェスが開催されていて来てみました。タイミングがよくてよかった!」というご家族。無料でふらっと立ち寄れるのは嬉しいところ。

リ・カーリカのトリュフパスタは早々に完売。濃厚なソースの味が忘れられない。ワイン必須の味におかわりしている人も少なくなかったようだ。

全てを忘れられる癒しの時間。宿泊者だけの特権。

TG蓼科のキャンプエリアをのぞいてみると、鳥のさえずりや虫の鳴き声にゆっくりと耳を傾けられる落ち着いた雰囲気。にぎやかなマーケットエリアとは流れる時間が違う空間が広がっていた。

てきぱきとテントを組み立てる方がいたのでお声がけ。「茨城から来ました。前々からTGFの存在は知っていたんですが、今回やっと来ることができました!! 早くテントを建て終えていろいろ回りたいです」と。お仕事関係の仲間で参加。泥染めを楽しみにしていると言っていたがうまくできただろうか。

夜はTG蓼科宿泊者限定LIVEとして、蔡さんの歌声をふたたび聞くことができた。昼間とは違いグッとムーディーな雰囲気で、うっとり聞いているお客様もいれば、今日は遅くまで起きててもいいからねと、楽しんでいるお子様の姿も。

翌日は、野木青依さんによるゲリラ演奏で爽やかな朝を迎えた。ひぐらしの鳴き声とセッションしているかのようなマリンバの可愛い音がキャンプ会場を包んだ。パジャマ姿でマリンバを囲むお子様、なんて微笑ましい光景だろう。

地域との繋がり。ここにしかないフェスを来年も。

地元にお住まいの方から「毎日の散歩コースの途中なの。準備がされていて気になっていたから来てみたよ」「すごく素敵なイベントね」というあたたかい声をいただいた。やはり会場への入場が無料になったということと、エリアが拡大して出展数が増えたことが大きく影響しているようだ。
遠方からお越しの方も多く、以前からのリピーターも来てくれる。そして地域にも受け入れてもらえた今回のフェスは大成功といっても過言ではないのではないか。
マスクなしで開催できた今年のTGFは、心なしか今までよりも一層、笑顔が光っていたように感じる。自然豊富なこの土地で、大きな規模ではないけれど、ご来場いただいたお客様が思い思いに楽しみ、喜んでいる空間がここにはあった。

もし来年の開催が叶うのであれば、ぜひ足を運んで参加していただき、ゆったりのんびりと楽しめる「TINY GARDEN FESTIVAL」に遊びに来てもらえればと思います。

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