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FASHION DEC 05,2020

その温もりに癒やされて。今年の冬小物の正解は、この中にある

寒さが深まるにつれ、服装は温かさ重視の重衣料を中心としたシンプルなものに。味気なく感じるときこそ、アクセントとなる巻きものや被りものの存在に頼ってみましょう。


顔周りに被りものや巻きものを取り入れることで印象アップ

寒さが身に堪える季節になりましたが、冬小物の準備はもうお済みですか? 冬は必然的にアウターなどの重衣料が主役になりますが、それらがコーディネートの面積を大きく占めることで着こなしが単調に見えてしまう恐れも潜んでいます。そこで重要になるのが、小物の存在。顔周りに明るい色や柄を取り入れればアクティブな印象や華やかさを演出できますし、ダークトーンのアイテムでアウターとグルーピングすれば着こなしに立体感と奥行きを演出できます。ウィンタースタイルをアップデートするには冬小物はうってつけなのです。

例えば手軽でおしゃれに見えるセットアップスタイルも依然人気を保っていますが、同色の上下であるためそれだけでは平板な印象も否めません。それを回避するために肝要なのが、こんな風にセットアップのベージュと同トーンのブラウンマフラーを投入してみるなどのテクニック。これにより、濃淡のグラデーションで奥行き感と温かみが加わっています。ちなみに、キャスケット、眼鏡、足元のレザーローファーなどをブラックで統一することでぼやける印象を引き締めている点にも注目です。「小物で手数はかけても、色数は増やさず」。大人っぽい冬の装いのベーシックルールです。

冬スタイルを格上げする巻きもの&被りものセレクション

冬小物の取り入れ方がイメージできたところで、今冬に選び取りたいアイテムをご紹介。上質な素材使いで顔周りに温かみと華やぎをプラスする7つの小物を厳選しました。単品使いでも、巻きものと被りもののセット使いでもおすすめです。

アイテム 1
URBAN RESEARCH ソリッドカシミヤマフラー

デザインがシンプルであればあるほど他と差がつきにくくなるもの。そこで問われるのは素材の質です。『アーバンリサーチ』の無地マフラーもこのうえなくシンプルですが、素材に混じりっ気のない純度100%のカシミヤを使っています。ふわふわで、ぬめりのある肌触りはウールや化繊では決して味わえないもの。チクチクしないのも刺激に敏感な方にも向いています。カシミヤに首元を包まれる、至福の心地を堪能してみてください。プライスも高級素材カシミヤにしてはリーズナブルです。

アイテム 2
SCOTTISH TRADITION WOVEN SCARF

『バブアー』のジャケットやミリタリー由来のトレンチコートなど英国調のアウターがトレンドです。そこに、同じ英国の名門マフラー・ストールブランドとして名高い『スコティッシュトラディション』の「ウーヴンストール」を合わせるのはいかがでしょう。しかも、柄に使われている“ドレスゴードン”チェックは、12世紀頃よりスコットランド東部を統治していたゴードン一族が用いていた由緒ある柄です。英国テイストなアウターやスーツとセットでモダンブリティッシュな装いを完成させてみてください。

アイテム 3
SENSE OF PLACE by URBAN RESEARCH チェックダブルフェイスマフラー

表裏で着られるリバーシブルのウェア同様、『センスオブプレイス』のマフラーもチェックパターンの面、無地の面と“一粒で二度おいしい”仕様になっています。柄の入ったアウターを着るときは無地の面で、ソリッドな服にはチェックの面でと、スタイルに応じて変えられる楽しさがあります。写真のガンクラブチェック以外にも、グレンチェックやブラックウォッチなど伝統柄をスタンバイ。1枚3,000円台と気軽に購入できる価格なので、バリエーションで揃えるとスタイルの幅がグンと広がりそうです。

アイテム 4
URBAN RESEARCH Sonny Label ウールカシミヤワイドマフラー

暗く重くなりがちな冬コーデに、ビビッドな色を挿すのはポジティブで明るいイメージに変えるテクニックの1つ。『サニーレーベル』のマフラーはビタミンカラーのオレンジで、ダークトーンのコーディネートに足すだけで明度差がつき、抜群の効果を発揮します。顔周りが明るくなり、はつらつとした印象も加味。派手な色の服は苦手という方も、小物なら挑戦しやすいというメリットもあります。素材はウールにカシミヤを混紡しており、とろみのあるタッチです。

アイテム 5
EKAL 8パネルコーデュロイベースボールキャップ

サマーシーズンに必携だったコットン地のベースボールキャップも、季節が変わると寒々しく見えてしまう恐れがあります。しかし、スタイルにアクセントが加わりドレスダウンの鍵になるキャップは手放したくない……。そんなときに有用なのが『エカル』のコーデュロイ素材のキャップ。凹凸のある秋冬素材の定番コーデュロイは季節感とぬくもりを伝えます。『エカル』の頭文字からとった“E”のフェルトパッチも手書き風で愛らしい表情です。

アイテム 6
SENSE OF PLACE by URBAN RESEARCH カラーネップワッチ

キャップにおいてベースボールキャップと人気を二分するニットキャップ。一時はハットやBBキャップに押され気味でしたが、ここ最近人気の若手アーティストが生地を折り返したニットキャップを浅く被ってメディアに登場することもあり、勢いを取り戻しています。『センスオブプレイス』が作ったのはあえてネップを残した生地を使い、古着のような風合いを再現した素朴なニットキャップ。リブも太く、肩肘張らないリラックススタイルを好演してくれます。

アイテム 7
URBAN RESEARCH Sonny Label ダックボンバーキャップ

飛行機を操縦する際や、バイクのヘルメットの下に着用するためのボンバーキャップを『サニーレーベル』がタウンユースにアレンジ。アイコニックなボア付きのイヤーフラップは残しつつ、帽子の本体は裏地のない薄手で丈夫なダック地にすることで被りやすいように配慮しています。寒さから耳を守るときはイヤーフラップを下げ、それ以外は耳を持ち上げて先端をひもで結んで留めておけばOK。視線が上に集まるので、背を少し高く見せる効果も狙えます。

構成/TASCLAP編集部
執筆/名知正登

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