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FASHION FEB 18,2021

シーオールとリーとアーバンリサーチと
三者が紡ぐ、この春に嬉しい魅惑のセットアップ

暗いムードを晴らしてくれそうなパワーに満ちたアイテムがいよいよ到着。デビューから蜜月な関係を続けるシーオールと、アメリカンワークウェアの礎を築いたリーとのトリプルコラボは、今の気持ちを汲み取った清々しいセットアップ。言うなれば気分がアガる服。「シーオール」デザイナー、瀬川誠人氏と、佐藤、松酒の両バイヤーとのクロストークからも、その魅力が十分伝わるはず。


シーオール初となる他ブランドとのコラボ作

Lee × SEEALL for URBAN RESEARCH JACKET ¥20,900 (税込)
Lee × SEEALL for URBAN RESEARCH PAINTER PANTS ¥17,600 (税込)

ワークウェアでありながらモード服のようにも見える。それほどに、今回のトリプルコラボにより実現した真っ白なセットアップは、シーンや着こなしによって多彩な表情を見せてくれるから楽しい。その腕前とセンスを遺憾なく発揮した瀬川さんだが、意外にも他ブランドとの協業は今回が初という。

「スティーブン・モローというスペインのハンドメイド職人、アルゼンチンのアクセサリーデザイナー、最近でいえばバイボレというオランダのイノベイティブな生地集団。シーオールのコレクションの中では毎回誰かと共に仕事をすることは多いですが、どれも僕と同じ目線で物作りに対しアプローチする人たち。今回のように、ほかのブランドさんと仕事をすることはありませんでした」

当初は、リーの圧倒的な歴史とアーカイブ、そして絶大な知名度に少なからずプレッシャーはあったよう。

「やはり“いつもの”コラボレーションとは違いますよね。互いがストレートにアイデアを出し合って、それらを絡み合わせながら生み出しているところを、相手の歴史やアイデンティティを尊重しながら作らないといけない。ただ、その絶対的なものをいい意味で裏切ることをやりたいなと思ったんです」

ことの発端は、パリにあるクリストフ ルメールのショールームで交わしたバイヤーとの他愛もない雑談。たまたまラングラーとアーバンリサーチのコラボセットアップを着ていた佐藤バイヤーの服に、瀬川さんが食いついたことがきっかけだった。その時の状況を佐藤さんも楽しそうに話す。

「ルメールのショールームでお会いした時に、「これ何?」と興味を持ってくれた。そこで、いつかタイミングが合えばなにかやりたいねと話してはいました。まだまだ雑談レベルでしたけど、瀬川さんがリーのウエスターナーを集めてらっしゃったことはインスタで知っていましたから、リーはお好きなのかな〜ってずっと気になっていたんです」

「インスタ、あげてみるもんですね」と冗談交じりに話す瀬川さんだが、その手の服は実は普段から好きな部類で、シーオールのコレクションでも度々その一端に触れることができる。

「シーオールのアイテムは、ワークやミリタリーのウェアの過去のアーカイブからインスピレーションを受けています。特にリーはもう好きな部類。話を聞いたときには楽しそうだなと感じてすぐに快諾しました。セットアップのアイデアも、わりと早いタイミングでありましたね」

しかも今回は、メンズのみならず、ウィメンズでも展開したいと佐藤バイヤー。ウィメンズを担当している松酒バイヤーもすぐに賛同したという。

「私もシーオールはファーストシーズンから拝見していました。そもそも、瀬川さんのヴィンテージをベースとしたデザインの落とし込み方が好きだったんですよ。ミリタリーものや綾織りの太畝でわりとがっしりとしたアイテムでも、袖を通すとうまく女性らしさが表現できているんですよね。なので、全然抵抗なく絶対いいものができるなと確信していました」

災い転じて福となしたアイテム

企画が走り出した後、何度も話し合いが行われ、幾度となくサンプルの手直しが繰り返された。そして数えること1年。ようやく完成した本作。ジャケットはリーのワークジャケットの名作、91-Bをベースにしている。実は当初、4つのパッチポケットと長丈が特徴のQ1Jをベースにモダナイズしたアイテムを想定していたとか。ただ、それと似たアイテムがリーのインラインですでに発表されていたことを知り、序盤で方向転換を強いられた。「もう驚いて、どうしよってなりましたよね(笑)」と瀬川さんは当時を振り返る。

「やってはる、みたいな(笑)。それで急遽、即席の打ち合わせをリーのショールームで行ったんです。そこで、着丈の短いQ1Bの方が、オーバーサイズにしたら今っぽくなり、ショート丈だからレディースでも着こなしやすいのではと変更しました。意外とそういう時の方が良いものができたりしますよね」

まさに災い転じて福となったケース。そして、セットアップ、ユニセックスをキーに色や素材など、徐々にアイテムの輪郭が明確になりだした。「あえてデニムは避けたんです」とは瀬川さん。

「白いカツラギの生地、いわゆるヘビーツイルは、おそらく男女を問わず着やすいと思うんです。上下デニムでは、なかなかどうしてワーク感が強烈に残ってしまう。それで、男女が着るとなるとやはり白かなと。とにかく、これリーなの?って思ってもらうぐらいにリーの既存の概念から離れたかったんですよね」

いい意味で“覆した”とはいえ、セットアップ、ジェンダーレスなアイテムとしてうまく“ハマった”と語るのは佐藤バイヤー。

「リーのタグがなければ、シーオールのアイテムと感じる方もいらっしゃるかもしれません。明らかにリーの背景はあるんです。当時のディテールも結構残していますから。それでも、完全にシーオールの世界観に馴染んでいる。だからレディースの方もハードになりすぎない佇まいに仕上がったのではないでしょうか」

「歴史あるものをどうモダンに仕上げるか、は大きなテーマだった」と瀬川さん。そこで、細かい部分で様々なアプローチが試みられている。

「ジャケットでいったらポケットのジップも、オリジナルはブラスなのですがパンツのバックルに合わせてシルバーにし、両玉縁仕立てのようにして隠しています。むき出しになっているとどうしてもタフに見えてしまいますから」

リーの代表作とシーオールの定番のハイブリッド型

セットアップを意識しながら作ったパンツは、シーオールの定番ともいえるマンチェスターパンツを掛け合わせて作られた。瀬川さん曰く「決め手は共地のベルト」とか。

「セットアップを作るにあたり、シーオールの定番である、マンチェスターパンツの共地のベルトと相性がいいと考えたんです。共地のベルトを入れたパンツのいいところは、非常にコーディネートがしやすく、セットアップで着た時にすっきり見える」

そこでベースとしたのは、リーの定番でもある11-W。ジャケットがボックスシルエットで短丈のため、パンツもゆったりめに作りうっすらテーパードさせている。それが決まったのも、実はあのハプニングの時と佐藤バイヤーが教えてくれた。

「急遽、91-Bをベースにしようと方向性がガラリと変わりました。そこで、ジャケットのベースが決まったので、それに対して11-Wのパンツが合うよねと。そこからはわりとトントン拍子に決まっていきましたね」

双方を作るうえで、参考にしたのが30〜40年代のモデル。そこには、瀬川さん独自の見解があった。

「リーの過去のタグに使われていたハウスマークを取り入れたかったんです。それをもとに時代をさかのぼっていくと、やがて行き着く年代がある。’30、’40、’50年代の方が新しいものと古いもののミックス感が効いてきますよね。まあ、ワーク系とわず’40sものってすごく好きなんです。’60sや’70sは古着の世界ですけど、’40sともなるとデザインの世界。なぜこんなポケットを付けたんだ? なぜ股上が深いんだ? そんな疑問を当時の時代性に思いを馳せながら考えるのは楽しいもんです」

ただ、レディースのものを製作する際には、「たくさんワガママを聞いてもらいました」と松酒バイヤーは申し訳なさげに言葉を繋ぐ。

「レディースは、グレーディングをイレギュラーにしてもらったんです。というのも、パンツをあえてユルく大きめに履くのもかわいい。ただ、もう少しきれいにすっきりとはきたいという人に向けて、2サイズほどおとしたものもグレーディングしてもらいました。女性の身長、好みによってどちらでも選べるように、サイジングは何回か修正させてもらいましたね」

カジュアルとシックのミックス感を楽しんで

それらの世界観を写真に収めたイメージビジュアルも出色。しかも、撮影場所がまた意外なところで、瀬川さんも初めての経験に心が躍ったという。

「女性のフォトグラファーにお願いし、ワークの男の世界をうまく融和してもらいました。ユニークなのは、メンズのアイテムを撮影した場所は、鎌倉の旧加圧ポンプ場。昔の洋館のようなオールレンガ造りで、登録文化財なんです。古い場所とモダンなものを組み合わせる今回のテーマにもぴったりだなと」

「レディースでは、登録文化財に指定されている旧村上邸を使わせてもらいました。村上梅子さんという能の先生が住まれていた日本家屋で、能の舞台がそのまま残されている。ファッションの分野で使用したのは初めてのようですね」

このビジュアルを通して、瀬川さんなりのオススメの着こなしも提案している。

「メンズもレディースもあえて革靴を履いてもらい、シックとカジュアルの融合を表現しました。そのアンバランス感がまたいい塩梅だと感じます。とはいえ、カジュアルな靴でもシルエットがモダンなのでもちろん構いません。それだけの振り幅を許容するアイテムだと自負していますから」

3人が3人とも大満足と胸を張るコラボ。辿り着くまでの紆余曲折や想いの強さを、様々なエピソードを通し聞かせてもらった。そのアイテムの素晴らしさは、袖を通してより実感するはず。
また、瀬川さんは今草木染めにハマっているようで、いつの日かその香りが感じられるアイテムを目の当たりにできるかもしれない。シーオールの次なる試みも楽しみだ。

商品情報

【発売日】
2021年2月13日(土)

【販売店舗】
▼メンズ・ウィメンズサイズ共に販売

アーバンリサーチ 札幌ステラプレイス店 / エスパル仙台店 /
ルミネ有楽町店 / TOKYO / 表参道ヒルズ店 / ルミネ新宿店 / キラリナ京王吉祥寺店 / ルミネ横浜店 / ルミネ大宮店 /
静岡パルコ店 / 名古屋パルコ店 / 金沢百番街Rinto店 /
なんばCITY店 / 天王寺MIO店 / 堀江店 / ららぽーとEXPOCITY店 / KYOTO / 三宮店 / ピオレ姫路店 / 広島パルコ店 /
小倉井筒屋店 / 福岡パルコ店 / ソラリアプラザ福岡店 / アミュプラザ博多店 / アミュプラザ長崎店 / COCOSA熊本店 / アミュプラザ鹿児島店

アーバンリサーチ オンラインストア
※ 2021年2月13日(土) 正午12時より販売開始予定

▼メンズサイズのみ
アーバンリサーチ ルクア イーレ店

アーバンリサーチ iD ラフォーレ原宿店 / 渋谷パルコ店 / ルミネエスト新宿店

アーバンリサーチ ストア パルコヤ上野店 / 東京スカイツリータウン・ソラマチ店 / 有明ガーデン店 / ラゾーナ川崎プラザ店 / そごう千葉ジュンヌ店 / ららぽーとTOKYO-BAY店 / イオンレイクタウンmori店 / イオンモール甲府昭和店 / タカシマヤ ゲートタワーモール店 / ルクア大阪店 / 近鉄あべのハルカス店 / イオンモール岡山店

▼ウィメンズサイズのみ
アーバンリサーチ 大丸東京店 / 渋谷ヒカリエShinQs店 / ルミネ池袋店 / 香林坊大和店 / NU茶屋町店 / 京阪モール店

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