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FASHION MAY 05,2021

アングラーの聖地・亀山湖に集った、“深黒”な釣り狂たちのバス釣りセッション


吹き抜ける風にまだ冷たさを感じる3月の終わり、アーバンリサーチのバス釣りチームである「LAKE SEEKER’S(レイクシーカーズ)」の姿が千葉県・亀山湖にありました。鮮やかな色を帯びる春の景色とは対照的に、彼らのスタイルは黒一色。「ELECTRIC(エレクトリック)」と共に生み出した“黒いフィッシングウェア”を携え、同ブランドのディレクター奥村さんの案内のもとバス釣りの聖地となるこの地に集いました。当然、カッコよく決めたところで釣果が上がるわけではないですが、レイクシーカーズはあくまでスタイルにこだわります。技で魅せる人や道具を探求する人がいるように、彼らはスタイルを通して本気でバス釣りと向き合っているのです。エレクトリックと作った深黒なフィッシングウェアの試用も兼ねた釣行で、果たしてどんな結果を見せてくれるでしょうか?

※撮影時のみマスクを外しております。会話中はスタッフ全員がマスクを着用し、一定の距離を空けるなどコロナウイルス感染拡大防止対策を施したうえで取材を行っております。

フィッシングシーンで存在感を増す「ELECTRIC」

元々は横ノリ系の競技ゴーグルとしてキャリアをスタートし、その後ストリートの若者たちの支持を得てファッションピースとしても注目されるようになったカリフォルニア発のアイウェアブランド「ELECTRIC(エレクトリック)」。そのハイスペック&ハイセンスなアイテムをフィッシングシーンに落とし込んだ仕掛け人こそ、今回の案内人となる奥村太朗さん。現在はエレクトリック フィッシングのブランドマネージャーを務めます。

エレクトリックのウェアは比較的シンプルなデザインとなっており、ストリートシーンでも使いやすいものが多いです。一方で徹底した実地テストを繰り返す機能主義的なモノづくりを行っており、より快適なフィッシングライフを実現してくれます。

レイクシーカーズとの邂逅とモノづくり

「釣りからのファッション」というベクトルでストイックにアイテムを生み出すエレクトリック。対してレイクシーカーズはライフスタイルの中での釣りの在り方を追求した「ファッションからの釣り」というアプローチを取ります。一見すると真逆の道のりを取る両者が今回結びついたのは、目指しているところが同じ「釣りたい」という想いであり、結果としてお互いに高め合うモノづくりができるという判断でした。

今回の参加メンバー
左から レイクシーカーズ 坂上法之、のむらボート 野村友行さん、レイクシーカーズ 村手謙介、エレクトリック 奥村太朗さん、レイクシーカーズ 池澤祥太

深黒なコラボウェアをまとった釣りセッション

今回のコラボウェアのキーとなる「深黒」と銘打たれたブラックボディ×ブラックプリントのウェアを着込み、それぞれ出船の準備を進めます。

about: のむらボートハウス

都心からアクセスがよく、大物が潜む湖として関東のバスアングラー達を魅了する亀山湖。今でこそ湖内に複数のレンタルボート会社が存在しますが、1998年に開業したのむらボートはそのパイオニア。関東近郊のバス釣りの普及に尽力し、アングラー達が技術の先端を磨く場として設備を整え、大会を開催するなど亀山湖が現在「バス釣りの聖地」と呼ばれるに至る道筋を作った存在です。

のむらボートハウス
住所:千葉県君津市草川原396-1
TEL:0439-39-3020
オープン時間、定休日に関してはHP参照

少年時代から父親に連れられ、のむらボートの船でバス釣りに興じていた奥村さん(写真・左)とのむらボート2代目オーナー野村さん(写真・右)は気心知れた旧知の仲。奥村さんは出船する前に必ずその日のコンディションやポイントなどについて野村さんのアドバイスに耳を傾けます。

野村「今日は風があって濁りも強いから、浅いフラットなところを狙うといいよ」

奥村「その見極めが難しいんだよなぁ〜(笑)」

「釣りの“上手・下手”は結局のところ大物を釣れるか否かという結果論に終始しますが、釣るまでのアプローチをいかに経験則で導き出せるかによってヒットの可能性が大きく左右します」と野村さんは言います。

レイクシーカーズの面々もポイントを確認し、いざ出船。

キャスティングの合間に、アイテムインプレッション

風が吹き抜け、太陽が雲の合間に入ると湖面上はやや肌寒さを感じます。奥村さんが大物狙いでひたすらビッグベイトを投げ込み、村手、坂上はバイブレーションやクランクでアタリを探る。黙々とキャスティングを繰り返す中で、エレクトリックとレイクシーカーズが協業したウェアの着心地もチェックします。

奥村「ロンT、いいですね!もともとラグランで動きやすかったけど、ワイドシルエットにすることにより更に動きやすくなってます」

ELECTRIC×LAKE SEEKERS DRY RAGLAN LONG-SLEEVE TEE ¥6,160 (税込)

奥村さん、坂上、池澤が着るロングスリーブTシャツはもともとエレクトリックのラインナップにあったアイテム。それを今回コラボするにあたって、今っぽくワイドシルエットに変更しました。

坂上「ゆとりあるシルエットにしてもらったのでキャスティング時の動きやすさがどうかな?と思ったけど、脇とか肩まわりも全然もたつかないですね」

池澤「あとは少し汗ばんできましたがドライタッチなので、肌にまとわりついたり、ひっついたりもせず快適です」

奥村「村手さんのラッシュガードはどうですか?」

ELECTRIC×LAKE SEEKERS RASH GUARD ¥12,650 (税込)

村手「最近、海やプールで着てる人多いじゃないですか。正直あれってどうなんだろうって思ってたんですけど、これは着てしまいますね(笑)。思った以上にすごく快適です。速乾性と通気性に優れているので暑くも寒くもなく本当にちょうどいい。あとはサムホールとかアクティビティに欠かせないディテールがちゃんと付くので使いやすいですね」

奥村「ラッシュガードは本当にマストだと思います。フルジップなので脱着もしやすいですし、気温に合わせてTシャツやロンTをインナーに使い分けて着ようと思ってます」

村手「まさに今、インナーに半袖のTシャツを着ていますが、これも着てることを忘れるくらい滑らか。さっき池澤も言ってましたけどラッシュガードの下で汗ばんできても全く気にならないですし、上を脱いでしばらくするとサラッと乾いています。機能系ウェアの偉大さを今更ながら感じました」

ELECTRIC×LAKE SEEKERS DRY RAGLAN SHORT-SLEEVE TEE ¥5,280 (税込)

奥村「ボクもずっとコットンTシャツとかで釣りをしていたのですが、一度機能素材のものを着てから戻れなくなりました。ちなみにこのTシャツとロンTには防虫機能も付いているので、夏場どこへ行くにも重宝すると思いますよ」

坂上「テック系のTシャツって汗かくと張り付いて体のラインが目立つのが難点ですが、このサイズ感ならそれも気にならないですね。しかもラグランっていうのがまた乙!街着やキャンプにもヘビロテしそうです」

池澤「小物はどうですか?」

ELECTRIC×LAKE SEEKERS
JET CAP ¥6,380 (税込)BOONIE HAT ¥6,380 (税込)GEAR TOTE ¥16,500 (税込)

奥村「キャップもハットも一番のポイントは本体に付属のグラスコードを直接脱着できるところです。エレクトリックはアイウェアブランドだっていうことを改めてアピールできますしね(笑)」

村手「確かに忘れてた!」

池澤「(笑)。あと日差しはもちろんですが、撥水性に優れる素材を使っていますから突然の雨にも対応できますね」

キャップとハットにはデュポン社のナイロンにテフロン加工を施した素材を使っており、高い撥水性能を持ち合わせています。またジェットキャップにはアイレット、ハットのクラウンにはぐるっと一周ベンチレーションをそれぞれ備えています。

奥村「トートは大きさがいい。内側は防水素材のライニングとなっているので濡れたものをそのままガバッと入れることができます。また周囲に6つのポケットがあり、内部にも大きな仕分けポケットと2つの小さなメッシュポケットを備えているのでアイテムを整理しながら使うこともできるんです」

村手「大胆にも繊細にも使えるバッグって本当に便利ですよね。これも水遊び全般で使いやすそう」

奥村「子どもとプールに行くときとか、今回のコラボアイテムが揃っていればカンペキですよ」

村手「じゃあ次はプールシーカーズ名義でコラボしちゃおうかな!」

奥村「そんなチームもあるんですか!?」

村手「ないよ」

奥村「うわ釣られた!」

村手「普通こんなエサじゃ誰も食いつかないんだけど」

奥村「ボク、脊髄反射並みの入れ食いなんですよね」

一同 「(笑)」

話は尽きず、そしてサカナも釣れず

時間の許す限りキャスティングを繰り返した一行でしたが、残念ながら釣果なくタイムアップ。下船となりました。

野村「どうだった?」

奥村「いやーダメでしたねー。今年入ってからまだ1匹もあげられてないから今日こそはと思ったのですが」

野村「撮影があるからって魚は忖度してくれないよね(笑)」

今日の亀山湖の様子を伝える奥村さんと話しながら、おもむろにキャスティングを始める野村さん。

すると……

釣れました。

奥村「ボクの立場ないんだけど!でもやっぱり役者が違うなぁ〜釣れる人は釣れるってことだね」

野村「いやいや、たまたまだよ。久しぶりのヒットで最初気がつかなかったもの(笑)」

村手「だけどバスの絵が撮れたことにホッとしています(笑)。ありがとうございます!」

野村さんの釣果に刺激を受けたレイクシーカーズの面々。このあと陸っぱりで再三キャスティングを試みるも、釣れたのは野村さんの1匹のみでした。

亀山湖バス釣りセッションを終えて

最後に今回のコラボの中心となった奥村さんと村手の両名に改めて話を聞きました。

エレクトリック 奥村太朗さん

— お疲れ様でした。釣果は残念でしたが今日の釣りはいかがでしたか?

「今回、レイクシーカーズとコラボさせていただくにあたって、もともとあったラグランTシャツのサイジングをワイドシルエットに変えました。その辺の動きや使い勝手を試せたので良かったと思います」

— レイクシーカーズは街着としてもこちらのアイテムを提案していますが、その辺りどうお考えですか?

「エレクトリックとしてもスタイリッシュなモノづくりは常に心掛けているところですので、現在のファッションシーンを鑑みて提案するレイクシーカーズの要望は非常に参考になりました。作るからには釣りだけにとらわれず、キャンプでもフェスでも街でもたくさん着ていただきたいですね」

— 街着するときのポイントなんかはありますか?

「テック系のTシャツはテロっとした独特な素材感になるので゙デニムやスニーカーなどラフなアイテムと合わせてもらえればと思います。ストリートなデザインにも映えます」

レイクシーカーズ 村手謙介

— お疲れ様でした。エレクトリックとの初コラボアイテムを着用しての釣りとなりましたがいかがでしたか?

「結果はまぁ残念でしたが、関東のバス釣りの総本山である亀山湖で機能を試せたというのはレイクシーカーズにとっても大きなことだと思います。個人的にはラッシュガードの有能さに舌を巻きました。年中にカバンに忍ばせて持ち歩こうと思っています」

— 今回、黒というカラーにこだわったのはレイクシーカーズ側だと聞きました。その意図するところは?

「真っ黒のフィッシングウェアでしっくりくるものがなかったんです。そんな時にエレクトリックとのコラボの話が上がって、それならとことん黒にこだわった服を作ってもらおうと思ったんです。動機は単純にボクらもいい年になってきたので、シックでカッコいいスタイルで釣りしたいよね、みたいな感覚です。だからロゴまで黒で落とし込んでもらって大人っぽいスタイルを追求しました。その方がシーンを選ばず、汎用性も高まると思ったのですが、そこは狙い通りでしたね。光の当たり具合でロゴが見え隠れするのが気に入っています」

— コーディネートする時のポイントはありますか?

「街着するなら白Tや色物をチラッと見える程度に差してあげるとグッと着やすくなると思います。街での黒すぎるコーディネートはかえって個性的になりかねないので」

今回、エレクトリックとのコラボによりオリジナリティあふれる深黒なフィッシングスタイルを手に入れたレイクシーカーズ。次回からは深刻な釣果不足を断ち切るための腕が求められるところです。(了)

ライター/岡本546

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