外部サイトへ移動します
FASHION MAR 26,2020

トップスもボトムスも。
2020年の春は“デニム”が気分

春から長く使える素材の代表格といえば、デニム。タフに使えてスタイルへの馴染みも良く、経年変化も楽しめる優等生です。トップスとボトムスより、注目アイテムをご紹介。


アメカジの波が再来か。この春、“デニム”アイテムが気になる

誰もが持っていて「今さらデニム?」と思われるかもしれませんが、アメカジスタイルの復権もあり、2020年再び脚光を浴びているんです。ファッション誌でもデニムアイテムにフォーカスした特集が組まれ、ここ『アーバンリサーチ』の各レーベルからも手を替え品を替え続々とリリースされています。ただ、いわゆるストレートジーンズやGジャンといった定番型ではなく、トレンドをひとさじ加えたデザインが主流。それらを踏まえたうえで、おすすめのデニムウェアを共に見ていきましょう。

今季アウターで取り入れるなら、カバーオールが新鮮

本来カバーオールは、文字通り全身をすっぽりと覆うつなぎを指す言葉でした。しかし、今ではワークジャケットを意味するモノとして使われています。作業着としての機能性を考えてつけられたポケットがあり、ゆったりしたボクシーなシルエットで、その素材がデニムなら羽織るだけでタフな印象に様変わり。着丈が短めに設定されているモノが多いGジャンとは異なり、着丈はヒップ付近まであり、シャツやパーカーとのレイヤードも難なくこなせます。

アイテム1
Wrangler×URBAN RESEARCH Sonny Label 別注BLUEBELLノーカラーカバーオール

『リーバイス』、『リー』と並び、世界三大デニムブランドとも称される『ラングラー』の定番カバーオールが元ネタです。それゆえに武骨さが前に出るカバーオールですが、そこを『サニーレーベル』流にアレンジ。襟を取り去りノーカラーにして、首回りはすっきり。シルエットにも手が加えられ、肩周りは適度にゆとりがありつつ、身幅と着丈をややコンパクトに仕上げています。パーマネントなデザインに敬意を払いつつ、男くささを程良く抑えた手腕が見事です。

アイテム2
Lee DUNGAREES ロコジャケット

『リー』を代表するワークウェア、通称「ロコジャケット」は鉄道工員に向けて1920年代から作られているジャケットです。第1ボタンを外せばさながらテーラードジャケットのラペルのように襟が落ち着き、品の良い印象に誘導可能。がっしりとした素材感ではなくシャツのような軽やかなデニム地なので、いつものスタイリングにサッと羽織れる気軽さもあります。パッチポケットが4つあるのは、バッグを持たない手ぶら派にもうれしい限り。

アイテム3
WORK NOT WORK 14oz デニムカバーオールジャケット

『ワーク ノット ワーク』は、ロンドンを拠点とするアート集団「TOMATO」に所属するサイモン・テイラー氏がクリエイティブディレクターを担う気鋭のブランドです。ポケットにアシンメトリーなステッチを効かせるなどして、ブランド名が体現する通り “ワークでいて、ワークのようでない”顔つきがモダン。その実作りも本格的で、デニム生産の本場である岡山と広島に挟まれた備中・備後地区にて、糸の染色から加工まで行われています。

2020年春も、デニムパンツはワイドシルエットで継続

バッグや財布はキャッシュレスの流れで小型化の波が到来していますが、服に関してはビッグシルエットブームの勢いは止まることを知りません。当初はウールのスラックスによくワイド型が見られましたが、デニムパンツにも波及してきました。しかも、きれいめに仕上げられたトラウザータイプならデニム地のカジュアル感と相まって適度にドレッシー。シャツ1枚でも上品さを加え、革靴を合わせてもかっちり感をいなせる守備範囲の広さを持ち合わせています。

アイテム1
snow peak apparel Indigo TAKIBI Pants

リアルなアウトドアのフィールドのみならず、ファッションシーンにおいても高い評価を受けている『スノーピーク』の「焚き火シリーズ」。今季は同シリーズお得意の難燃素材を使用しながらも、綿100%と遜色ない経年変化が期待できるデニムパンツが登場しました。ニーパッチやハンマーループなどワークパンツらしい骨太なディテールが特徴的ですが、ももからスッとすぼまるテーパードシルエットは流石『スノーピーク』とうなる美しさ。14オンスとがっしりした生地なので、軽くロールアップして軽さを出す着こなしがおすすめです。

アイテム2
URBAN RESEARCH DOORS デニムトラウザー by EDWIN

日本の実力派デニムブランド『エドウイン』が手がけたモデルは、リベット使いやヴィンテージ加工でいかにも“デニムパンツ然”とした雰囲気。しかしトラウザーらしさも担保している要因は、裾にかけてシュッと細くなっていくテーパードシルエットと同色ステッチにあります。よくあるデニムパンツは生地とステッチの色を配色で変えているモノが多いですが、これは生地と同色のステッチであえて主張を控えて上品な表情に仕上げています。

アイテム3
FORK&SPOON デニムワイドトラウザー

デニムアイテムに定評のある『フォークアンドスプーン』ですが、この春に届いたのは、シルエットは“ワイド”、テイストは“ミリタリー”、もちろん素材は“デニム”と、トレンドエッセンスをたっぷり落とし込んだ渾身作。かつてアメリカ軍が戦時下で採用していたパンツから着想を得たとあって、斜めポケットや、ウォッチポケットの両玉縁仕様など、ツウもうならせる意匠が見どころです。はっきりとセンターに入ったクリースも、品の良さを後押し。

構成、執筆/TASCLAP編集部

FEATUREおすすめしたい記事

page top