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FASHION JUL 14,2021

JACKALL × URBAN RESEARCH DOORS
コラボレーションの仕掛け人たちによる対談

多くの釣り人を魅了してきた滋賀県・大津市に拠点を置く釣具メーカーのJACKALL(ジャッカル)とライフスタイルに特化したセレクトショップのURBAN RESEARCH DOORSによるコラボレーションも今回で3回目。“都会とフィールドを繋ぐ”というキーワードにより生まれたエクスクルーシヴの全貌を知るためにJACKALLの本社に伺い、JACKALLの岩田信昭氏、石川文菜氏、雨森勇也氏の3名とURBAN RESEARCH DOORSの川田貴紀による対談を実行。コラボレーション誕生の秘話や新しくリリースされるアイテムについてHOOK UPしてみます。


※ 撮影時のみマスクを外しております。会話中はスタッフ全員がマスクを着用し、一定の距離を空けるなどコロナウイルス感染拡大防止対策を施したうえで取材を行っております。

対談は広大な琵琶湖を望むJACKALL本社のテラスで行われた。
JACKALL 雨森勇也氏、石川文菜氏、岩田信昭氏、URBAN RESEARCH DOORS 川田貴紀

URBAN RESEARCH MEDIA(以下、URM) 今回で3回目となるコラボレーションですが、コラボが始まった経緯やきっかけについて教えてください。

川田 今回のコラボレーションで3回目、そして、3年目となっておりまして、2019年からスタートさせてもらってます。きっかけと言うと、そもそも僕自身が釣りがすごい好きでして、ちょっとした縁で知り合いを通してJACKALLさんを紹介していただいたのが始まりです。僕自身のライフスタイルの中で釣りという趣味がすごい楽しい存在でして。JACKALLさんに想いをお伝えさせてもらったところから始まったというのがあります。

岩田 最初その話をいただいた時に単純なコラボで商品だけを発売しても意味がないかな、とは思ってたのですが。ちょうどその時に、会社的にも釣りの提案の幅を広げたいという方向性がありまして。釣りって本来はみんなが楽しめるもので、レベルに関係なく楽しめる遊びなので、そういったことも会社としてもっと表現していかなければならないと考えていたところでした。そんな時に川田さんからお話をいただき、釣りをライフスタイルとして提案したいという部分が共通点として合致しましたね。将来的にはアパレルだけではなく、いろんな取り組みもやっていくという話もあり、会社としてもやってみて良いのではという話になりました。

URM 過去2回の商品に対して、お客さんや販売店の反応はいかがでしたか?

川田 実際、URBAN RESEARCH DOORSの店頭で販売して、2019年の第一弾に関して言えば、JACKALLさんにもご協力いただきながら店頭販売と同時に店舗でのイベント開催という形で、石川さんにも立っていただいて、ルアーペイントのワークショップを開催したり、場所をお借りしてトークショーみたいなものまでやりました。僕もイベントに立たせてもらってお客様とお話しさせていただいたんですけど、このコラボレーションアイテムや取り組みに関して前向きな意見を言っていただける方が多かったですね。あと、すごい嬉しかったのが、社内での反響も良く、洋服をよく知ってる販売スタッフから商品に対する評価がすごい高かったです。

岩田 我々も、全国各地の釣具屋さんから、「URBAN RESEARCH DOORSとやるの?」というお声をいただきました。釣り以外の話題でそういうお声が聞けたのは、改めてドアーズ様が多くの方に認知されているブランドだなと実感しました。石川さんはどうでしたか? SNSとかでファンの方からダイレクトに反応とかあるんじゃないですか?

石川 そうですね、自分がやりたい方向性とマッチしているブランドとコラボできたことで、自分のSNSでも見せ方が変えられるようになりました。私は釣りの時間だけではなく、家で過ごす自分の時間も大切にしているので、ライフスタイルの中に釣りや釣りにまつわるものを組み込んでをSNSで発信しています。 それをURBAN RESEARCH DOORSさんとのコラボアイテムがいいバランスで伝えやすくなりました。おかげで釣りのシーンでの洋服の楽しみ方について気付いてもらった方は増えましたね。それは、コラボイベントにきてくださったお客様と話していて分かったことです。

岩田 うちのインラインの商品ですと、どうしてもJACKALLという釣具メーカーのフィルターがかかるから(笑)

石川 そうなんですよ。JACKALLは熱いファンの方が多くて、良くも悪くもメーカーのブランドロゴを前面に出すデザインが好まれる部分があります。それはもちろんいいのですが、それだけが正解じゃない。アパレル業界とコラボすることによって、我々には出てこないデザインアイデアや意見があるのが良いですよね。前作のコラボ商品にあった袖と身頃の素材が切り返しになったTシャツがまさにそれでしたし、今でもお気に入りの一着です。

川田 良いですよね(笑)。僕もめっちゃ好きです。

石川 釣りというフィールドで機能性とデザイン性が兼ね備わっている。かつ、JACKALLのロゴもさりげなく入っているってところなど、全体的にスマートなところも好きです。このコラボ商品があることで、JACKALLというブランドのアパレルが普段のスタイリングに取り込みやすくなった。仕事でもライフスタイルでも変化を与えてくれましたね。そこからURBAN RESEARCH DOORSにもよく行くようになりましたし(笑)

岩田 どうしてもコラボレーションって話題作りだけになりがちなところがあるんですが、中身の部分、芯の部分のところまでをやっていけたかなと感じています。

URM それでは今回のアイテムについて一つ一つ聞いてもよろしいでしょうか?

JACKALL DRY PRINT TEE

JACKALL DRY PRINT TEE ¥4,950 (税込)

川田 はい。こちらはポリエステル100%のドライ素材を使用しています。形はややビックシルエットと言うか、ジャスト過ぎない少し大きめでいろんな方に着ていただきやすいサイズ感です。ロゴに関しても、今回のコラボレーションのテーマを考えたロゴになります。雨森さんにもいろいろ案を出していただいたので雨森さんからご説明をしていただきたいなと思います。

雨森 はい。テーマを川田さんと岩田と話しながら、いろんな案を出しながらあーでもないこーでもないと言いながらやっていく中で、URBAN RESEARCH DOORSさんということで「URBAN STREAMER」という都会的な単語を選びました。「HOOKING UP THE CITY TO THE PEOPLE」というのは都会とフィールドを繋ぐという意味合いです。都会的なURBAN RESEARCH DOORSさんとフィールドに一番近い我々(JACKALL)を繋ぐという。URBAN RESEARCH DOORSで買い物されたお客様が我々を通してフィールドに出て楽しんでもらう。逆に、フィールドで釣りをしていた人たちが都会で買い物したり楽しんでくれるといった繋がりも含めています。あえて、釣り用語で「HOOK UP」という単語を使いながら、「HOOKING UP」という「繋げる」という意味合いも含ませることで、一番しっくりきたテーマになったと思います。

URM カラー展開について教えていただけますか?

川田 カラー展開は、スモークカラー、グリーンパンプキンカラー、チャートバックオレンジからインスパイアされた色展開に。特にチャートバックオレンジに関してはJACKALLさん側からの要望もあって作りました。

雨森 そうですね、せっかくコラボレーションさせていただくにあたって、JACKALLのインラインではなかなか展開できない色というのをあえて企画させていただきました。女性にも着ていただきたいという思いもありましたので。

川田 実際どうでした? 仕上がったものを見てみて。

雨森 そうですね。今まであまりないカラーだったのでドキドキしていましたが、いざ出来上がったものをみると、「めっちゃアリ!」です。

一同 (笑)

岩田 このカラーをラインナップできたのは、DOORSさんのおかげですね(笑)

雨森 街で着ても、フィールドで着ても映えるラインナップになったと思います。

JACKALL DRY PRINT TEE ¥4,950 (税込)

JACKALL KIRIKAE S/S TEE

JACKALL KIRIKAE S/S TEE ¥5,500 (税込)

川田 最大の特徴としては胸もとのポケットです。いろいろお話しさせてもらっている中で、釣りにまつわるデザインディテールにできないか、ということでサングラスを入れるためにかなり大きめな縦長のポケットにしています。釣りをしている時は偏光サングラスを使うんですが、よく動く釣りの最中でもサングラスの落ちにくさを求め、サンプルを何回もあげてテストして作りました。それと、裾の切り替えデザインもポイントです。ドローコードが付いていて絞ることができ、2種類のシルエットが楽しめます。女性や小柄な方が着る時に丈が長かったりすることがあるのですが、そういった時にも調整ができます。

石川 ポケットは嬉しいですね。女性は偏光サングラスにファンデーションが付いたりするんですけど、キャップやシャツの首もとに掛けたりするとファンデーションで汚れたりするんですよ。それが解消されるので嬉しいです。

岩田 計算通りです!!!

一同 (笑)

石川 それと、裾のドローコードがあるのも嬉しいです。全体のシルエットが調整できるので、見栄え的にも最高です。気心地の良さとシルエットが両立したアイテムだと思います。

JACKALL KIRIKAE S/S TEE ¥5,500 (税込)

JACKALL KIRIKAE L/S TEE

川田 ロンTは、切替Tシャツの長袖バージョンです。単純に長袖にするのも面白くないので、ポケットデザインはそのままに、こちらも裾はドローコードで絞れます。ロンTはエルボーパッチを切り替えで付けていまして、左袖にプリントTシャツと同じロゴを入れています。ロゴの入れる場所や大きさにもこだわりました。

雨森 エルボーパッチはフィッシングシーンを想定しながら考えました。長さなども釣り目線で調整しましたね。

川田 あとはリブをゴム状の伸縮性のあるバインダーリブにしましたね。

雨森 釣りの時、魚を取り込んだりリリースする際に、水に濡れないように袖をまくることが多いのですが、まくった状態でしっかりと止まるので楽ですね。何気ない釣りの動作を快適に行えることは、ポイントが高いと思います。

川田 あったら良いのにな、と思えるディテールは盛り込みました。

JACKALL KIRIKAE L/S TEE ¥6,600 (税込)

JACKALL NYLON S/S SHIRTS

川田 オープンカラーシャツは、素材にこだわって作りました。かなり薄手のナイロンストレッチ素材というのを使用しています。袖をちょっと長めにしたボックスシルエットで、特徴としては大きめなフラップポケットを胸もとに、ポケット下にスピンドルコードを付けていまして、ここに物を掛けてもらえるデザインになってます。ただ、生地の薄さを優先したので強度はそんなに強くはないです。軽い物を一時的に掛けたりする程度で使用してもらいたいですね。あとはディテールデザインとして楽しんでもらいたいですね。左下にJACKALLさんのロゴと左後ろに「URBAN STREAMER」のプリントを入れました。後ろから見たときにさり気なくプリントが入っているのもポイントです。

URM 釣りのシーンでは実際にシャツはよく着られますか?

雨森 釣りのシーンでシャツを着るカルチャーがあるのは、基本的に渓流釣りが多いイメージです。JACKALLはバス釣りメインで成長してきた会社なので、なかなかシャツを着る文化がなかったんですよ。でも、せっかく今回のコラボレーションで都会とフィールドを繋ぐということを考えた時に、ひとつくらい襟付きがあっても良いんじゃないか、ということでご提案させていただきました。

石川 さっき着たんですが、すごいコレ良かったです。

川田 そうなんですよ。着るとめちゃくちゃカッコいい。

石川 Tシャツだけだと心許ない時にも良いですし、ごわつきがなく軽いので動きの邪魔をしないのも気に入りました。

JACKALL NYLON S/S SH ¥8,250 (税込)

JACKALL FLEXIBLE CAP

JACKALL FLEXIBLE CAP ¥6,050 (税込)

川田 帽子の一番の特徴はSHELTECH(シェルテック)っていう遮熱効果がある生地を使っているところです。日除け効果があり暑さ対策として使っていただけますし、クシャッとなる生地なのでポケットなどにも入れておけます。あとはフレキシブルバイザーという自由に形を変えられるツバを採用していますので、自分の好みの被り方ができます。ツバが短めっていうところもポイントです。

石川 フラットバイザーがすこし苦手…という方もいるかと思うんですけど、私もその一人です(笑)
でもこの短いツバと形状を変えられるっていうのがとても気に入りました。
あと、今回のコラボ商品のうち、このキャップだけフロントにJACKALLのロゴがあるのが良いアクセントだなと思います。
今回のコラボだけで全部統一して着用してもバランスがいいかもと感じました。

岩田 計算通りです!!!!!

一同 (笑)

JACKALL FLEXIBLE CAP ¥6,050 (税込)

URM 今回から変更したタグデザインについて教えていただけますか? どういったイメージで作成しましたか?

川田 タグに関してはコラボレーションタグとして今回の商品につけています。イニシャルなんですけど、JACKALLさんの「J」を反転させて、URBAN RESEARCH DOORSのDOORSの「D」。それで、下にあるのが魚をイメージしています。「J」が針の形に似ているので、針と魚をモチーフにしたデザインにしています。

雨森 逆にURBAN RESEARCH DOORSさんのタグを変えて良いんですか? ってなりました(笑)

川田 全然OKです(笑)。商品としてもスペシャリティのあるものなので、本気さをこういったところでも出せたらなと思っております。

URM 最後に、今後の展望などあれば教えていただけますか?

川田 今回のコラボレーションが3回目となったんですけど、僕らがコラボレーションすることで、実際にそれを見ていただいているお客様だったりとか、僕ら自身も楽しめるような何かをやっていきたいなと考えております。

岩田 そうですね。僕らもコラボをきっかけに色んな方に釣りを知ってもらう機会や、釣りが目に留まるような引っ掛かりを仕掛けていきたいですね。今の情勢が落ち着いたらリアルなイベントもやっていけたら中身のあることになるんじゃないのかなと思います。

川田 我々からしたら釣りって凄い楽しいじゃないですか。その楽しさを知っているからこそ、または服の楽しさも知っているからこそ、こういった提案ができるのかなと思います。その楽しさをみなさんにも広げたいので、オシャレしながら釣り大会するとか(笑)。分からないですけど、今までにないようなことをやっていきたいですね。

JACKALL × URBAN RESEARCH DOORS スペシャルムービー

琵琶湖湖畔に本社を構える、釣り具製品の製造販売メーカー。
「釣りという遊びを通して、人生に最高の喜びを提供する。」という理念のもと、釣り具の商品開発のみならず、それらの商品と釣りの魅力を最大限に引き出す提案も積極的に行なっている。
エキスパートからエントリーユーザーまでフォローする幅広い製品ラインナップは海外でも人気を集めている。

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