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CULTURE TRIP JUL 25,2018

【蒼き嬬恋村】夏休みの締めくくりは「TGF」へ!

URBAN RESEARCH DOORSが開催する小さな野外フェス「KNOCKING ON THE DOORS TINY GARDEN FESTIVAL」。大自然の中で美味しいもの、楽しいこと、素敵な音楽が楽しめる、愉快で素敵なガーデンパーティーです。


大自然の中で開かれる、小さなガーデンパーティー。

2013年からスタートし、今年で6回目を迎える「KNOCKING ON THE DOORS TINY GARDEN FESTIVAL」(以下、TGF)

ワクワクキャンプ、
美味しいごはん、素敵な景色、楽しい遊び、
おしゃれなウエア、美しい音楽

そんな衣食住+音楽が加わったユニークなフェスティバルです。

会場となるのは群馬県吾妻郡嬬恋村にある無印良品カンパーニャ嬬恋キャンプ場。
テントなどの道具もレンタルできたり(※TGFの開催期間は通常のレンタルはご利用いただけないのでご注意ください)、近くに湖や温泉もあって、大人はもちろん子ども連れにも楽しめるキャンプ場です。

※キャンプ場の紹介や、テント張りのコツ、キャンプでの過ごし方などはこちら。

まずは2017年度の写真とともにTGFの魅力をご紹介します!

ちなみにもう6回目とあって、常連さんも多いTGF。
いつも来場者にいろいろお話を伺うのですが、「以前のTGFでテントが隣同士の家族と仲良くなったんです。今年もここで会えたので、早速子ども同士で遊んでいますよ」なんて人もいました。

最初はなかなかテントを立てられなかった人も、今ではマイテントを持ち込む立派なキャンパーに!
TGFがきっかけでキャンプの楽しさに目覚め、フェス後にもカンパーニャ嬬恋キャンプ場を訪れる人も多いそうです。

いざ、冒険の始まり!

TGF開催時は、会場となるカンパーニャ嬬恋キャンプ場が“村”のようになります。
ライブ会場まで続くメインストリートの両サイドにはたくさんのお店が並び、まるで小さな商店街のようになります。
メインストリートの看板をくぐればまさに“冒険のはじまり”! いろんなお店をあちこち物色したりお店の人とのおしゃべりも楽しい。その先には青空と一面のグリーンが気持ちの良い広場があり、、フェスのためにこしらえられたライブ会場では気持ちの良い音楽がこちらへおいでよと誘ってきます。

毎年参加しながら、ここはRPGゲーム(ドラクエとかね)の「はじまりの村」っぽいなあといつも思います。フードや飲み物でパワーチャージして、イベントやワークショップ、フィールドを歩き回って経験値アップ。そして宿屋(テント)に泊まってHP回復。帰る頃にはみんなちょっぴりたくましくなって1UP!
大人の感覚でもひろーい場内なので、子どもにとっては果てしなくどこまでも広がる冒険の世界。毎年ニッコニコで場内を楽しそうに駆けずり回る子どもたちがたくさんいます。
もちろん大人だって子どもに負けないくらい全力で冒険しましょう!

“今日だけの”音を楽しむ

メインステージには特設会場が設置され、芝生の上でのんびりと音楽が楽しめます

毎年様々なアーティストが参加するTGF。
完璧な音響システムの屋内ホールとは違い、野外でのライブではアーティストの歌声や楽器の音色に加えて、その日の天気や温度、鳥の声、木々のざわめきなどもライブに参加します。
その日の、その場所だけの声。自然とともに変化する音。
そんな予想できないハーモニーも魅力のひとつ。

また、自由なスタイルで音楽を楽しめるのも野外フェスの特徴です。

席も決まっていない小さなライブ会場なので、シートをひいてごろりと寝転び、青空を見上げながら音楽を聴くも良し、椅子に座ってゆっくり聴くのも良し、大好きなアーティストのライブをかぶりつきで盛り上がるのも良し。
TGFではアーティストとの距離感も近いので、大型のフェスとは違うゆるりとした雰囲気も楽しめますよ。

“思い出に残る体験”をする

2017年度はスラックラインが登場しました。大人も子どもも夢中でチャレンジ!

TGFではワークショップや体験教室などが多数出店されます。
毎年人気の熱気球体験や巨大竹ブランコは今年も開催決定!

朝ヨガに参加したり、Tシャツを染めたり、テントに飾るフラッグを作ったり。
キャンプすること自体、とても思い出に残る体験ですが、それに加えて大自然の中で行う様々な体験はまた特別な思い出になります。ぜひ気になるものは参加してみてくださいね。

近くにあるバラギ湖ではサップなどの水遊び体験もできます。
山遊びと水遊び、両方楽しめる贅沢なアウトドア体験は子どもだけでなく大人も夢中になれる瞬間。
大人だって、いや大人だからこそ子供の頃のように思い切り“大自然の中の体験”を楽しんでください。

01.朝ヨガ風景。朝から体を動かすと気持ちいい!
02.去年は大きな玉の中に入って湖上を歩く体験もありました。
03.こちらはサップ。
04.子どもも大人も夢中になってものづくり。 
05.人気だったフラッグ作り。できあがったフラッグはテントの入り口に飾っている人が多かったです。
06.こちらは苔玉を作るワークショップ。

美味しいものを楽しむ

TGF名物のFOODエリアには、カレーライスからドーナツまで、美味しいお店が大集結します。
音楽を聴きながら原っぱに座って食べるご飯は特に美味しい!

もちろん自分たちで作るのも楽しいです。
焼きそばににしようかそれともBBQ?新鮮な野菜はそのままサラダにしようか。そんな相談をしながら作るご飯もまた美味しい思い出になります。

普段もよくキャンプをするという家族は、ダッチオーブンを持参してキャベツを丸ごと蒸し焼きしたり、大きな肉を焼いたりとプロ顔負けのご飯を作っていました。
また無印良品のキャンプ場ではレトルト食品やソーセージ(これがまた美味!)も売っているので、手をかけずに美味しいものをさっと食べてあとは全力で遊ぶ!というのもあり。

個人的にキャンプに持っていくのにおすすめなのが、「網タイプのパン焼き器」。網焼きでパンを焼くと外サクサク中ふんわりのトーストになり、野菜やハムを乗せれば時間をかけずにオープンサンドの出来上がり!ホットサンドクッカーもチーズサンドから甘いバナナチョコサンドまでいろんな味が手軽に作れるのであると便利ですよ。

01.ふかふかドーナツが大人気の「ヒグマドーナツ」は今年も出店決定
02.何を食べようか、迷う時間も楽しい。
03.もちろんビールなどのアルコールもあります!
04.去年は焼きとうもろこしが大人気でした。
05.来場者のご飯拝見!クッカーセットで上手にオムライスを作る人がいました。
06.こちらも来場者のご飯。ホットサンドクッカーでこんがりサンドイッチ。

自然と仲良くなる

天気が良ければこんな満天の星空も楽しめます。

まぶたに太陽の光を感じて起きる。
元気な虫たちを観察する。
土や草の匂いをかぐ。
空一面の星を目に焼き付ける。

キャンプサイトに宿泊するなら「寝て、起きる」ことすらも何か冒険のひとつのような体験になります。
みのむしみたいに寝袋にくるまり、風や虫の声を聞きながらいつの間にか眠りについたり、夜中降った雨の音に少し目を覚ましてみたり。朝はパワフルな太陽の光をまぶたに感じて自然と目が覚めます。
晴れた日の夜は満天の星や大きな月を見上げたり、雨が降れば一面の草いきれがふわりと漂ってきて、普段は気づかない“自然の香り”を感じられたり。

TGFに遊びに来たら、そんな風に五感全部を使って楽しんでください。

01.ピカピカの太陽と共に起床!
02.鳥や虫に混ざってフィールドを駆け巡ろう。
 03.キャンプ場で見る月や星明かりも思い出に残る風景です。

それでは今年もまた、TGFで会いましょう!

KNOCKING ON THE DOORS TINY GARDEN FESTIVAL

開催日程:2018年 9月1日(土)〜2日(日)
前夜祭:8月31日(金) 19:30〜21:30

URL:http://www.urdoors.com/special/TGF/

PROFILE

松尾 彩Columnist

フリーランスのエディターとしてファッションからアウトドアまで幅広い雑誌・ムック・カタログなどで活動。現在はコラムニストとして主に旅紀行を執筆。小学館kufuraにて旅エッセイ「ドアを開けたら、旅が始まる」連載中

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