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EVENT&WORKSHOP DEC 17,2021

event note #1
sanuki select 徳島展&DOORS GARDEN MARKET TAKAMATSU

URBAN RESEARCH DOORSでは日本のいろいろなところで何かしらのイベントを開催しています。
旗艦店である南船場店をはじめとする全国各地にある店舗で、土地土地の魅力や個性に合わせた現地の人に楽しんでもらえることを考えるようにしています。
この“event note”ではイベント開催の模様や普段知ることのできない裏側をお伝えしたいと思います。

取材・文/URBAN RESEARCH DOORS ブランドPR 大家孝文


“event note”はじめます。

「所縁の地」という言葉がありますが、誰しも縁の深い場所はあるはず…
僕にとってそれは徳島と高松(香川県)です。

徳島県の山間の神山町という汽車も走っていないような、いわゆる田舎の町でスクスクと育ち、高校・専門学校・初めの就職は徳島市、アパレルに憧れ大阪に上京。一度退職して別の暮らしをしていたところ、縁がありURBAN RESEARCH DOORSに戻り高松でいろいろと経験をし、今また大阪にいます。
現在はブランドPRという役職でイベントの運営やブランドの魅力を伝えるためのあれこれを担当しています。

URBAN RESEARCH DOORSというブランドは、常に“動いている”ブランドで、お店でもWebでも、とにかくブランドが良いな。知ってほしいな。ということを提案しており、これまでイベントを開催するためにいろいろな場所(北は北海道から南は沖縄まで)へ行かせていただきました。
土地土地で作家の方や生産者、地域で活躍されている方々とお話ししながら、どう表現するかを都度考えて企画しています。

これまであまり裏側はお話しできていなかったこともあり、開催してきたイベントについて紹介できればと、この“event note”を始めました。
第一回は自分の所縁の地である高松で開催された「sanuki select 徳島展 & DOORS GARDEN MARKET TAKAMATSU」のご紹介です。

sanuki select

URBAN RESEARCH DOORS 丸亀町グリーン高松店(以下、高松店)には「sanuki select」というコーナーがあり、私たちが考える“四国の良いもの”を集めて店舗から発信しています。
このコーナーは店舗オープン当初より設けており、今は状況的に落ち着いていますが観光地としても人気のある高松で観光客の方や、地域の方にも定期的に購入していただける食品などを取り揃えております。

高松は自分以外にも好きな街にあげるスタッフが多く、今回はDOORSのリビング雑貨チームから「高松店で四国のイベントをしたい!」と声が上がり、それであれば…と徳島展とDOORS GARDEN MARKETに繋がりました。

イベント開催に際し、私、大家とリビング雑貨担当の高見(タカミ)が、実際にお世話になる方々の元へ伺い、ご挨拶と見学をさせていただきました。

矢野陶苑(SUEKI CERAMICS)へ

「大谷焼」の里、徳島県鳴門市大麻町で最も古い歴史を持つ窯元「矢野陶苑」にお邪魔しました。

矢野陶苑の5代目、矢野耕市郎さんが手がける陶器ブランド「SUEKI CERAMICS」
※2018年5月からは、妻の実穂さんが引き継ぎ代表を務められています。

DOORSのオリジナルレーベルのDOORS LIVING PRODUCTSでもご協力いただくなど、これまで取り組みを共にさせていただきました。

シンプルでありながら実用的なデザイン、絶妙な色のくすみ、マットな質感は「SUEKI CERAMICS」の特徴であり魅力です。

釉薬(ゆうやく)にこだわり、独特の風合いを引き出すため試作の調合を何万回も重ねたことで、雰囲気のあるカラーリングとマットな質感が生み出されています。
一つ一つ丁寧に焼き上げられるまさに現代の工芸品。

矢野さんに今回の取り組みについての印象を伺いました。

— DOORSについて、どんな印象を持たれていますか?
「DOORSは生活雑貨とアパレルの両方の側面に力を入れながら続けていることはすごく良いと思っています。引き続きブレることなく続けてほしいです。
コロナ禍の今の暮らしに合った商品の提案に期待しています」

— 今回のイベントのような地域にフォーカスした取り組みについてはどう思いますか?
「まずいろいろなところをフォーカスするのは良いと思います。住む場所や地域によって情報量が違うので各地で展開するのは難しそうですね。でも年齢の高い方でも知っている“食”などは良いですよね。ローカルでしか知らないものを思い切って紹介するとかも面白いですよね。
案外徳島の方も住む町のことを知らないこともあるので、DOORSから見た徳島をそのまま紹介するほうが良いのかもしれませんね(笑)」

と気さくにいろいろと話してくれました。

矢野さんとお話しさせていただくと、いつも柔軟にトレンドを感じ取って、今の暮らしに合わせた提案をされているなと感じます。

この徳島展で初お目見えとなりました鉢(ポット)の製作前にお話ししたときには、植物を育てている自分の意見にも耳を傾けてくださいました。反映されているかは今度こっそり聞いてみます(笑)

このフォルム、素焼きと釉薬のバランスが最高です。
※現在DOORS店舗での取り扱いはございませんので気になる方はSUEKI CERAMICSのウェブサイトまでお問い合わせください。

Food Hub Project 神山へ

矢野陶苑を見学させていただいた後、鳴門から車で約1時間、神山町へ移動します。
その途中で高松店の店長の高橋・四国エリア管理者の山田も合流。いざ、Food Hub Project 神山へ。

女性たちはテンションが高め、なぜならおいしいパンが食べられるから。
女性たちは神山町に興味津々、なぜならおいしいパンが食べられるから。

と、その前に少しだけ寄り道をしました。

鳴門から神山に向かう途中の板野町にあるFUJIMURA BAKERYさん。僕が里帰りしたときは100%立ち寄る素敵なお店です。

少しの時間の訪問でしたが、素敵なお店に彼女たちもご満悦。
なぜならおいしいパンが食べられるから。

FUJIMURA BAKERYさんから車で移動すること30分程度。神山町は過去にDOORSのシーズンカタログやこのURBAN RESEARCH MEDIAでも紹介しました。(> 詳しくはこちら
そして僕の故郷でもあります。

これまでシーズンカタログや南船場店(DOORS HOUSE)のイベントでも大変お世話になったFood Hub Project 神山へ。

Food Hub Project 神山が運営する食堂「かま屋」さん、隣のパン屋・食品店「かまパン&ストア」は、神山の農業を次の世代につなぐための場所として、神山の食事処として住民の方にも親しまれています。

アポイントはお昼ご飯をいただいてから…というスケジュールにしていたので、到着後なだれ込むようにかま屋さんに。

神山で育った季節の食材を生かし、 シンプルに調理した定食スタイルのランチ (週替わりのメニュー)をいただきました。
この日(10月22日)はまだ暖かく、外で食べるのに丁度良い気候でしたので、店外のテーブルで昼食。

その日のメニューは、Food Hub Projectの取り組みの「つなぐ農園」の野菜を使ったサラダやスープ、「阿波ノ北方農園」のかま炊き新米梅干しごはんやすだち鶏のフライドチキンなど。地元の食材をおいしくいただきました。

その後、かま屋さんに隣接する「かまパン&ストア」へ。

そうです、今回の神山へ来た理由は、このソフトクリームを食べに!!!

ではなく(笑)、「sanuki select 徳島展」と同時開催するマルシェ「DOORS GARDEN MARKET」で販売するかまパンのパンを受け取りに来たのです。

2019年12月にトークイベント「山あいの町でパンを焼く」でFood Hub Projectさんを南船場店にお招きし、トークイベントに合わせてパンの販売をしていただいたときの、お客様の嬉しそうにパンを選ぶ姿が忘れられず、もっといろんな方にこのパンを知ってほしい。と思い続けていました。
その思いを汲んでくださり、今回再び販売させていただくことに。

このおいしそうなパンを責任をもって高松に運びます。

今回事前に僕個人のSNSで告知したときに、高松の友人からも「楽しみ!」「行きたい!」などの連絡を沢山いただき実際に足を運んでパンを購入してくれました。

こんな素敵なパンを取り扱うことができたことが本当に嬉しく、無理なお願いも対応してくださったFood Hub Projectの皆様には本当に感謝でいっぱいです。

また実家に帰るときは寄らせていただきます。
パン最高。

かまパンさんで先ほどのソフトクリームと一緒に、みんなが自分用のパンや食品を各々が買い、車に詰め込んで神山から高松に向かいます。

sanuki select 徳島展 & DOORS GARDEN MARKET

10月23日(土)から高松店で開催した「sanuki select 徳島展」。スタートの23日・24日はDOORS GARDEN MARKETでも徳島展の商品を展示したため、店内はSUEKI CERAMICSを中心に展開。色鮮やかな器がコーナーを彩りました。

DOORS GARDEN MARKETを開催した「けやき広場」ではFood Hub Project 神山のパンや加工食品と、盆栽のワークショップ、サステナブルプロダクトのcommpostの展示販売などコンテンツは豊富。

オープン前の準備でパンの香りが広場に漂い、徐々に人が集まってきます。

今回のイベントのもう一つの目玉として、盆栽ワークショップを開催しました。
鉢にはSUEKI CERAMICSを特別にワークショップ用にご用意いただいたスペシャルバージョン。

マット感のある鉢が盆栽のイメージと調和し、これまでにない新しいDOORSの盆栽を作ることができました。

DOORSのInstagramやメルマガを見てくださったお客様が来てくださり、ブースも大変賑わいました。

用意していたパンはあっという間に無くなりましたが、その後も食品を手に取っていただいたり、ワークショップに参加してくださったりとのんびりとした素敵な時間が流れました。

ワークショップも現在の状況を加味して参加者の接触を避けて短時間で対応できるように準備していましたのでスムーズに進行しました。
久々のワークショップの講師を務めましたが、やはりお客様と会話するのは楽しいな、と実感しました。
また前のような生活に戻りいろいろな方に体験してもらいたいと切に願います。

ありがたいことにパンや食品がみるみるうちに無くなっていくので、同行した高見はレイアウト変更に大忙し。
2日間の滞在でしたがあっという間に時間が過ぎました。

今回の高松訪問・イベントでは、たくさんの方と高松のことや徳島のこと、URBAN RESEARCH DOORSのことをお話しさせていただきました。
逆にお客様から教えてもらうことが多く、いろいろなところに行っていろいろな話を聞いてみたいという思いが増しました。

また春にできたらな。という計画も…。そのときもぜひお願いいたします。
今回はたくさんのお客様にご来場いただきました。本当にありがとうございました。

以上、event note #1いかがでしたでしょうか。
今後も土地土地の特色に合わせた楽しそうなイベントを企画し、開催したイベントの紹介をしていきたいと思います。

PROFILE

大家孝文URBAN RESEARCH DOORS ブランドPR

ブランドのPRのあれこれと、さすらいの盆栽ワークショップ講師をしています。
娘の成長とサッカー・総合格闘技が気になる40歳、今が旬。

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