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FASHION MAR 31,2021

“贈る”時間 〜 Enjoy the time to choose a gift. 〜
森田想さん編

いつでも簡単にチャットができて、会わなくてもSNSで近況がわかる時代になっても、「ギフトを贈り合う」という魅力は色褪せない。どうしたら喜んでもらえるか、相手に思いを馳せながら贈り物をする、それが「心を込めて贈る」ということ。相手が喜ぶストーリーを描いてギフトを吟味しているとき、きっと自分自身も幸せな気持ちに包まれているはずだ。

「“贈る”時間 〜 Enjoy the time to choose a gift. 〜」では、大切な相手へのギフトを選ぶゲストに密着。心温まる様子に、あなたも誰かにギフトを贈りたくなってしまうかも。


Shop

SENSE OF PLACE by URBAN RESEARCH キュープラザ原宿店
〒150-0001
東京都渋谷区神宮前6-28-6 キュープラザ原宿 1・2F
TEL:03-6433-5548

今回のゲストは、森田想さん。小学生の頃から子役として活躍し、映画「ソロモンの偽証」や「朝が来る」など、数々の映画やドラマ、CMなどで活躍の場を広げる21歳。切磋琢磨し合う仕事仲間でもある女友達がもうすぐ誕生日を迎えるということで、誕生日プレゼントを探しに来た。舞台となるのは明治通り沿いにある「SENSE OF PLACE by URBAN RESEARCH キュープラザ原宿店」。流行を取り入れたアイテムから、ベーシックに普段使いしやすい洋服、そしてコスメや観葉植物に至るまで豊富な品揃えを誇るこの店でギフト選びをスタート。

春夏の新作が揃い華やかなSENSE OF PLACEの店内をじっくり吟味する森田さん。洋服や小物をひとつひとつ手に取りながら、時たまこちらに朗らかな笑顔を向けたり、「どれも可愛くて悩む〜」と眉間にシワを寄せたり、クルクルと変わる表情が魅力的だ。そんな彼女は普段からよく友人とギフトを贈り合っているそう。
「ギフトを贈る行為自体がすごく好きなんです。高校を卒業して、お金や時間に少し余裕ができてからは、ギフトの選択肢も広がってさらにこだわるようになったし、あげる機会ももらう機会もグッと増えた気がします。今回はお誕生日の機会だけれど、特にイベントがなくても、自分の買い物をしている中で『これ、あの子に似合うかも!』と思う物を見つけたら購入して突然プレゼントしちゃいます。季節問わず一年中使えるものを贈ることが多いですね」

春らしい色合いのワンピースに、シアーなブラウス、サテン素材のスカートなどを手に取り、鏡を覗き込む彼女。今回、女友達に贈るギフトは洋服が有力候補のよう。
「日頃から友達とはよくファッションの話をしています。気になる洋服やコーディネートを見つけたらメッセージで共有したり、Instagramでシェアし合ったり……。友人の好みもわかっているから、ギフトとしても選びやすいんですよね。でも普段、友人とファッションの話をしなかったりサイズが不安だったりするなら、ファッション小物を選ぶのも良いですよね」

普段のファッションは、白いTシャツなどのシンプルなコーディネートに印象の強いアイテムを組み合わせるのがお気に入り。仲の良い友人から、“リアルな昆虫モチーフ”の小物をもらって嬉しかったそうで……。
「蜘蛛や蜂が好きです。それも、リアルであればリアルな方が良いんです。それを知っている虫嫌いの友人が、『私はいらないけど、想は好きそうだから』って、蜘蛛の刺繍が施されたバッグや蜂デザインのバングルがついたベルトをくれました(笑)。最近ギフトとしてもらって嬉しかったのはビニール素材のクリアバッグ。おしゃれな友人が多いから、みんなコーディネートのアクセントになる素敵なものを贈ってくれるので刺激的ですね。ギフトは友人への思い入れもあるし、大事に使いたくなります」

ギフトとしてもらったことをきっかけに、普段の自分ではあまり手を出さないようなアイテムに挑戦してみた思い出もあるそう。
「高校生の時に、母からピンクとグレーのモヘアのコートをもらったんです。母ともファッションの話をよくしていて、好きなブランドも一緒。そのブランドのコートだったのですが、自分ではあまり手に取らないデザインでした。でも、自分のことをよく知っている人が似合うと思って買ってくれたものだから、挑戦してみようって思ったらしっくりきて嬉しかったです。もらったギフトをきっかけにして新しい自分に出会えるのも魅力ですよね」

思い出話に花を咲かせながらも、きちんとギフトを吟味していた森田さん。「これにします!」と元気な声で教えてくれたのは、透かし編みのレースが春らしいビタミンカラーが目を引くニットワンピースだった。前と後ろを逆に着られる2wayのデザインで、ペチコートを外してボタンを開ければ、カーディガンとしても使える優れものだ。

「せっかくならたくさん使って欲しいので、どんなスタイルにも馴染むようなアイテムを探していました。このワンピースならカジュアルスタイルやドレッシーなスタイルなど色々なシーンで重宝しそう。オレンジと白の2色で迷ったのですが、直感でパッと見た時に印象的だったオレンジの方を選びました。おしゃれな友達も上手にたくさん着回してくれるんじゃないかな」

ラッピングされたギフトを手に、嬉しそうな森田さん。もらう側はもちろんのこと、あげる側までもが笑顔になれるのがギフトを贈り合ういいところだ。今回森田さんが時間をかけて選んだ洋服も、友人にとってかけがえのない思い入れのあるアイテムになることだろう。
普段は自分のために足を運ぶアーバンリサーチで、相手のことを考えて“贈る”時間を満喫してみるのも新しいショッピングの楽しみ方なのかもしれない。

Profile

森田想・もりたこころ
2000年2月11日生まれ。小学生の頃に子役としてデビューして以来、多数の映画やドラマ、CMで活躍。特技は茶道、お琴、ジャズダンス。趣味は読書、映画鑑賞、音楽鑑賞、写真を撮ること。

Photographer: Chihiro Tagata
写真:田形千紘

Casting & Styling: Akiyoshi Morita
キャスティング・スタイリング:森田晃嘉

Hair & Make: Azusa Matsumori
ヘアメイク:松森あず沙

Composition & Text: Rio Hirai
構成・文:平井莉生

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