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FASHION JAN 10,2022

NEXUSⅦ. × GREGORY EXCLUSIVELY FOR URBAN RESEARCH 2nd EDITION
デザイナー今野智弘氏インタビュー<前編>

前回、大好評を博したGREGORY(グレゴリー)とタッグを組んだ、NEXUSⅦ. × URBAN RESEARCH EXCLUSIVE。早くもその第二弾シリーズが登場。前作以上にアップデートを遂げた本作の魅力を、NEXUSⅦ.デザイナーの今野智弘氏とURBAN RESEARCHメンズバイヤーの佐藤祐輔によるクロストークで掘り下げていく本企画。まず前編では、セットでの活用もお勧めできるデイパックとショルダーポーチの2型をテーマに、シーン別のスタイリング提案も盛り込んだ充実の内容でお届け。


※撮影時のみマスクを外しております。会話中はスタッフ全員がマスクを着用し、一定の距離を空けるなどコロナウイルス感染拡大防止対策を施したうえでインタビューを行っております。

<TODAY’S ITEM>

左:QUICK POCKET M ¥8,250 (税込) 2022年1月2日(日)発売
右:DAYPACK ¥32,450 (税込) 2022年1月2日(日)発売

URBAN RESEARCH MEDIA(以下、URM) 昨年、大好評を博したネクサスセブン監修によるアーバンリサーチとグレゴリーのエクスクルーシブなバッグコレクション。その第二弾となる取り組みが今回リリースされることになりましたが、まずは前作の反響の声などを聞きつつ、前作と比較し、どこがアップデートされたのか、伺っていこうと思います。

佐藤祐輔(以下、佐藤) まず前作の評判から申しますと、販売初日から一部の型の在庫がなくなってしまう店舗もあったようで、ある程度は想定はしていましたが、反響は大いにありましたね。社内でも愛用している人を見かけたり、それこそ原宿で歩いていてもバックパックを背負っている人を何人か見かけたりしましたね。

今野智弘氏(以下、今野) 実際に背負っている人も街にいたんですね。それは嬉しいですね。

今野 今回のアップデートされているポイントでいうと、まずはじめに着手したのは、ジップの部分だったんですよね。前作もですが、通常はコイルジップと呼ばれる樹脂性のファスナーをビスロンジップに変えている点ですね。ミリタリーのプロダクトでも多用されているジップなんですがコイルジップに比べて肌へ当たった際も痛くないんです。加えて冬のシーンに使うことを想定して、グローブをつけたままでも開閉しやすいというメリットもあって、採用しました。

佐藤 デザイン的にもミリタリー的な要素が加わって、よりネクサスセブンらしさというか、今野さんのアイデンティティーが感じられるポイントでもありますよね。

今野 そうですね。前作で別注した際のデザイン自体も少しミリタリー的な佇まいだったので、その辺りとの整合性を意識した部分もありますね。

佐藤 あとは素材も大きく変わったポイントですよね。

今野 素材については、昨今のキャンプシーンの隆盛を受けて、焚き火の近くに置いても安心な難燃加工を採用しています。元々の生地もヘビーデューティに耐えうるものではあったんですけど、もうひとつ利点となるディテールをプラスしたかったというのがありますね。

佐藤 インラインでは使われていない素材だったこともあり、グレゴリー側に提案する際には割とチャレンジングな内容ではあったんですけど、トライ&エラーを繰り返しながら実現した感じなんですよね。

URM 難燃加工を採用したアイデアは、実際にキャンプなどをした際に思いついたのでしょうか?

今野 難燃加工はミリタリーの分野では昔から存在しているテクノロジーではあったんですが、今回着目したきっかけとしては、ある日キャンプから帰ってきた友人が焚き火のせいで穴の空いたダウンジャケットを着ているのを見たことを思い出して、思いつきました。

佐藤 通常の生地に加工を加えているので、少し素材の見え方も違って見えますよね。若干光沢がのっている印象もありますし、通常のブラックよりも少しシックな仕上がりになっているのかなと。

今野 前作はミリタリーとしてのアプローチを強調するためオリーブで統一したということもあったんですけど、今回は逆に街にも馴染む、ベーシックなブラックを選んだんですよね。僕自身、学生時代に制服との相性の良さもあって、ずっとブラックを愛用していたので、そうした背景での想いも今回は込めている部分はありますね。

佐藤 実はこのエクスクルーシブなコレクションの取り組みが発足した当初から、割と長期間に渡ってのシリーズ化も目論んでいて、その段階から第二弾はブラックが良いとも仰っていましたよね。

今野 そうなんです。先ほども言ったようにブラックもオリーブ同様、とても思い入れが強くて、ミリタリーの世界では特殊部隊が採用していて、古着市場でも弾数が少ないと言われている希少色で。僕らのような偏愛家からタウンユース向けのカラーを求めていた人まで幅広く手に取っていただけるのかなと。

URM 続いては前編でのテーマともなっているデイパックとショルダーポーチのオススメのディテールなどについてもお聞きしたいのですが、その辺りはいかがでしょうか?

今野 デイパックは、強度の増したショルダー部分やフォールディングハンドルを追加しているのは大きな特徴ですよね。前作から引き継いでいるディテールでもあるのですが、やっぱり実際に使ってみるととても便利で気が利いているんですよね。

佐藤 荷台に置いたり、中から荷物を取り出したりするときなど、日常生活でハンドルを使う機会って意外と多いんですよね。これはある意味、発明でもあるのかなと。

今野 ショルダーポーチはやっぱりなんと言っても近年のグレゴリーを象徴するアイテムのひとつでもありますからね。コレは使い勝手がとにかく良いので、何色あっても困らない。

佐藤 前回の対談でも提案した、ショルダーポーチのストラップを外して、デイパックのショルダーにつけたカスタムを楽しむのも良いですよね。社内でも意外と知らないスタッフも多くて、ちょっとした話題になりました。

今野 昔街でデイパックの両方のショルダーにそれぞれショルダーポーチをつけている人を見たこともあるけど、いろいろなカスタムを試せるのって良いですよね。それが例えオフィシャルじゃなくても、男心をくすぐるじゃないですか。そういった自分だけのアレンジを楽しんでもらえたら嬉しいですね。

ダークトーンで合わせたリラックス感のある着こなしに、さらっと合わせても映えるデイパック。自然環境に馴染むデザインが多いキャンプギアのなかでも、一層目を引きそうだ。
ショルダーポーチは、シーンや着こなしに合わせてアレンジを楽しめるのが嬉しい。ギアの多いキャンプでは、用途に合わせてデイパックとショルダーポーチで使い分けてみるのもオススメだ。

“NEXUSⅦ. × GREGORY EXCLUSIVELY FOR URBAN RESEARCH” お取り扱いはこちら
【発売日】
2022年1月2日(日)
DAYPACK
QUICK POCKET M

【販売店舗】
アーバンリサーチ 各店
アーバンリサーチ オンラインストア

> 後編に続く

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photo/Takuro Shizen
edit & text/Yuho Nomura

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