NEXUSⅦ. × GREGORY EXCLUSIVELY FOR URBAN RESEARCH 2nd EDITION
デザイナー今野智弘氏インタビュー<後編>
前回、大好評を博したGREGORY(グレゴリー)とタッグを組んだ、NEXUSⅦ. × URBAN RESEARCH EXCLUSIVE。早くもその第二弾シリーズが登場。前作以上にアップデートを遂げた本作の魅力を、NEXUSⅦ.デザイナーの今野智弘氏とURBAN RESEARCHメンズバイヤーの佐藤祐輔によるクロストークで掘り下げていく本企画。続いて後編では、タウンユースでの活躍間違いなしの2型をテーマにクロストーク。両者がそれぞれお勧めする使い方やスタイリングの提案も指南。
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※撮影時のみマスクを外しております。会話中はスタッフ全員がマスクを着用し、一定の距離を空けるなどコロナウイルス感染拡大防止対策を施したうえでインタビューを行っております。
<TODAY’S ITEM>
URBAN RESEARCH MEDIA(以下、URM) 前編では、キャンプシーンでも活躍してくれるデイパックとショルダーポーチを中心にお話しいただきましたが、今回の後編では前作でも人気の高かった2型をテーマに、その魅力を引き続き掘り下げていきたいと思います。
今野智弘氏(以下、今野) まずテールメイトと呼ばれるウエストバッグ。これも言わずもがなグレゴリーの定番バッグですよね。軍パンのポケットを想定した一方向のプリーツなど主要なディテールは継続しながら、こちらもビスロンジップに変わったことで、表情が随分と変わりましたよね。
佐藤祐輔(以下、佐藤) どこか洗練された印象になっていますよね。そしてここでもフォールディングハンドルがデザインとしても、機能としても効果的ですよね。良いアクセントになっています。
今野 実際に使ってみて、背後で背負っているときに、荷物を取り出そうとお腹側にバッグを回すときとか本当に便利なんですよね。
佐藤 ユーティリティバッグとも言える守備範囲の広さで、スタイリングによって使い方も変えれますよね。トレンドも何周か回って、ウエストバッグとして活用するのも良さそうですし、実際に若い人ではそうしたスタイリングをしている人も見かけますよね。
今野 僕ら世代はやっぱりまだ違和感のある人も多いかもしれないけど、リバイバルの流れは来そうですよね。それこそサイズのバリエーションも多いモデルだから、大きさも今後は検証しても面白そうですね。
佐藤 個人的にはカラビナをつけたり、装飾品でアレンジするのも良いなって思いましたね。
佐藤 そして次に、ネクサスセブンでは定番ともなっているほど市民権を得ている巾着バッグ。かつてはレディースの印象が強かったですが、前作の時にも話したように最近ではメンズでも浸透しているアイテムなんですよね。
今野 オリジナルで作らせていただいたアイテムでもあるので、特に愛着も強いんですけど、カラーがブラックになることで一気にモードなムード感も高まりますよね。
佐藤 お客様からの反応も良くて、今までインラインにはなかったグレゴリーも喜んでくれているアイテムですもんね。
今野 前編でご紹介した2型と同じように難燃加工を施しているので、キャンプなどのアウトドアシーンでも活用しやすいと思いますけど、やっぱりこのコンパクト感はタウンユースで試して欲しいですね。
佐藤 ストラップの長さもちょうど良くて、ワンマイルなスタイルや休日に子供とちょっとしたお出かけをするなんてときにはぴったりですよね。プリーツによって保たれるフォルムも魅力なんです。
今野 和装や正装に合わせても良いし、着こなしを選ばないのは嬉しいですよね。モノを持たなくなった現代生活だと財布とスマートフォンが入れば、大きなストレスはないと思いますし、デザインも質実剛健という言葉がぴったりな仕上がりになっているかなと思います。
佐藤 あるいは出張や旅行ではバッグインバッグとしても重宝しそうですね。美容グッズやケア用品類を入れるのにちょうどよいサイズ感で持ち運びもしやすいですし、女性が持っても馴染むので、パートナーとシェアしてもよいと思いますよ。
URM 今後シリーズ化にもなっていくこのエクスクルーシブなコラボレーションシリーズですが、今回のプロダクトの仕上がりを改めて振り返っていただき、手に取る人たちへのメッセージをいただけたら嬉しいです。
今野 二度目の取り組みを経て、前回割と凝縮できたかなと思えたプロダクトにもまだアップデートできる余地があって、それこそグレゴリー側への予想のつかないサプライズな提案がうまくいったときは、コラボレーションした意味があったなと実感できるんですよね。前回はオリジナルの巾着バッグを作って、今回は全モデルに難燃加工を施して。そこにネクサスセブンらしさとアーバンリサーチらしさをどう加えて、伝えていくかだと思うんですよね。
佐藤 グレゴリー自体、かつては無骨な男性のイメージが強かったんですけど、今回の取り組みでも顕著ですが、都会らしい洗練されたデザインに仕上がっているので、女性にもアプローチできて、インドアな人でも手に取りやすいのは、アーバンリサーチらしさをプラスできているのかなと思いますね。
今野 ただ色が変わっただけではなく、実はよく見るとディテールに変化がいろいろとあって、楽しめるのが今回のラインナップなので、玄人目線な人も楽しめると思いますし、なによりエントリーしやすいカラーですからね。
佐藤 はい。特に前回のプロダクトを手に取っていただけた人には、その違いを体感して欲しいですね。表面の加工が違うだけで、感触や表情がこんなに変わるんだとか、ジップの滑らかさだったり、カラバリで揃えて使い分けを楽しんでみたり。
今野 僕らもこうした協業を行ううえで、未来のスタンダードを目指している部分もあるので、何十年かしたらクラシックなモデルと呼ばれるようなプロダクトにしていきたいですよね。それこそ僕らがかつてグレゴリーの過去のアーカイブをコレクションしたりしていたように。
佐藤 少しずつファンを増やしていきたいですね。次回の企画も動き出しているので、楽しみにしてもらいつつ、まずは今回の第二弾となるエクスクルーシブなコレクションをぜひ手に取ってもらいたいですね。
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【発売日】
2022年1月15日(土)
・ CINCH BAG
2022年1月29日(土)
・ TAILMATE S
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photo/Takuro Shizen
edit & text/Yuho Nomura