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FASHION NOV 29,2019

冬の使徒、襲来。
<TAION>を起動せよ!

ある種のロマンあふれるスイッチを押せば、この冬の間たぶん最強なんである。


某月某日 とあるキャンプ場にて。

気がつけば辺りは暗く、太陽の代わりにまだ低い位置にある月が大きく輝いていた。
今日の昼間は幸運にも青空が広がり、雲が軽くたなびく程度の快晴だった。もう9月を過ぎたというのにTシャツ1枚でじわじわと汗ばむほどに。

標高の高いキャンプ場ではこんな日の夜はかえって寒い。日が落ち始めるとともに先ほどまでの熱気は何処へやら、少し風が吹くだけでも体の熱を奪われ、じわじわと寒くなってきた。

各自もぞもぞと寒さをしのぐための重ね着を始める。
とりあえずパーカーをはおり、それでも寒くなればダウンやフリースを重ねる。
寒いのが苦手なものはふわりとしたストールまで巻きつけている。

ふとその中で全く動きのないヤツがいた。慌ただしい周囲の動きを眺めつつも立ち上がることなく、ただ椅子に深く座って、着替えるでもなくビール片手に微笑むばかり。

寒くないのかと声をかけるが
「大丈夫」との返事。

とはいえ彼が着ているのはただ薄手インナーダウンのみなのだ。しかも半袖タイプだ。いくらインナーダウンとはいえ、この気温ならさらに何か羽織らないと寒いに決まっている。

<かっこつけかよ>と心の中で思ってしまった。
その気持ちを読んだかのように彼はポケットから何かを取り出した。

スマートフォンのような、もしくは小さめの充電器のようなもの。

黒くつるりとしたそれをおもむろにインナーダウンのポケットに放り込み何やら接続し始めた。
そして左胸をなぜか強く押す。

瞬間、彼の左胸が赤く光を灯した。

ブォォォォン
…そんな効果音が鳴り響いたような気がした。

ガンダム? いやこれは初号機だ!(赤だから弐号機かもしれない)。

闇夜に赤く光るそれに斜め方向(主に中二方面)に反応してしまう。

驚きはこればかりではない。
ニヤリと笑いながらお代わりするためにビールを取りに行ったヤツは、戻って着たときは長袖だった。

な、なにを言っているかわからないかもしれないが
さっき半袖だったのに、長袖になっていたのだ。別形態に進化してたのだ。
ついでに胸の光は満月やランタンの光のごとく白色輝いていた(その後青い光も目撃した)。

さて、「それ」が何かをようやく聞き出して早速手に入れたのは先日のこと。
あの日の再現のために室内の電気は全て消しておいた。もちろん暖房も切っている。

“静止した闇の中で”、はやる気持ちを抑えて充電器をセットする(内部電源充電完了。接続異常なし)
そして勝手に“起動スイッチ”と名付けたブランドロゴ部分を押す(オールグリーン。発射準備完了)(初号機、リフトオフ!)

数秒待つ。

……ナニコレ アッタカイ ジンワリ アッタカイ

予想外のじんわりとした温かさの襲来に驚いた。
焚き火にあたっている時のような顔が燃えるような熱さではなく、満員電車のダウンのようにうんざりするような重い暑さでもなく、例えるなら親鳥に温められている卵の気分だ。ああもうすぐ羽化しちゃいそう。

その名は<TAION EXTRA>。まさに快適な“体温”を司る究極のインナーダウンなのである。
ダウン内で加熱できるヒーティングシステムを採用し、3種の温度調整(赤・青・白の光はそれぞれの温度設定を表す)ができる。
そして手品のように見えた半袖—長袖への変化は、肩口で袖の付け外しができるというもの(つまりノースリーブにもなる)

色々使い勝手が良いのはもちろんだけれど、何よりも大人になっても忘れられないある種のロマンをくすぐってくれるのがとてもいい。

第一形態
第二形態
最終形態

充電は別売りだが、携帯の充電バッテリーが使えるそうだ(USB出力ポート:出力電圧5V 出力電流2A以上)。

付属の袋に入るパッカブル仕様も嬉しい。

さて、このお話は今年のURBAN RESEARCHが毎夏開催するTINY GARDEN FESTIVALにて目撃したTAIONとの出会いをほぼありのままに語ったものである。

この体験を信じるか信じないかはあなた次第。

だけど信じた人はもれなくこの冬の使徒を、撃破する。

キャンプ場で目撃した、極寒の深夜にもかかわらず軽装のまま羽化した人がこちら。

TAION EXTRA

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