LIFE STYLE&BEAUTY MAR 23,2021

春のゆらぎ肌対策
春風にのってやってくる花粉…PM2.5…黄砂…塵…
肌をガードし負けない肌へ

URBAN RESEARCH MEDIA 編集部

暖かい日が増え、春風が心地のよい季節になりました。
ただ、この心地よい春風ですが、これによっていろいろなものが舞い上がり運ばれてくるのをご存知でしょうか？

花粉や黄砂、塵、大機汚染物質など…。これらは、髪の毛や洋服に付着するように肌にも付着し、さまざまな肌トラブルになって現れます。
肌のバリア機能がきちんと働いていれば炎症などの肌トラブルが起こることはありませんが、年々花粉や大気汚染物質の量が増えており、肌のバリア機能が弱っていると以下のような症状が現れます。

・肌が乾燥
・赤み、湿疹
・かゆみ
・カサつき

今回は、ゆらぎやすい春の肌のスキンケアのポイントをご紹介します。

肌のバリア機能を高めることが大切

バリア機能とは、皮膚の一番上にある0.02mmほどの厚さの｢角層｣が持っている機能のことで、水分蒸発を防ぎ、花粉や大気汚染物質などの侵入や刺激から肌を守っています。
この機能が弱まると肌が乾燥し、炎症や痒みが現れることも。
バリア機能を弱める要因となるのは、乾燥、摩擦、間違ったスキンケアです。

＜乾燥＞

保湿剤をいろいろと揃えてきちんとスキンケアしているつもりでも、朝起きたときや夜スキンケアした後1～2時間後の肌は乾燥していませんか？
その場合は保湿が足りておらず、また肌が水分をしっかりと保持できていないことも。
洗顔後、まずはたっぷりと水分を与えることが大切、乾燥がひどい方は定期的なローションパックがおすすめです。
よく見かけるトロっとしている化粧水などは、少量つけただけで保湿された気がして安心してしまいますが、実は肌にとって本当に必要な量を与えてあげられていない可能性も。
肌の水分不足が続くとインナードライになり、肌は保護するために皮脂を分泌します。
その皮脂は空気に触れると酸化し、顔の赤みや炎症、くすみにつながるため、水分でたっぷり保湿した後は、最後にクリームやオイルなどの油分で蓋をして閉じ込めましょう。

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キメを整えて不安定な肌を癒します。肌の角質層までたっぷりと保湿、肌を乾燥から守り敏感になりやすい時期に手放せないアイテム。

＜摩擦＞

肌の摩擦は角質層を傷つけバリア機能を弱めます。
毎日のスキンケアで、無意識に強い力でクレンジングやメイクをしていませんか？
自分では優しく触れているつもりでも、肌を擦る刺激はとても薄い肌にとっては負担になり、シミやくすみ、肝斑の悪化につながることもあります。
クレンジングの際はたっぷりの量で行う、クリームは顔全体に優しく伸ばしてから手の平で押さえるように馴染ませる、メイクで使うブラシやスポンジの強さに気をつけるなどの細かい気配りが必要です。
また、年齢を重ねるごとに皮膚は薄くなるため、毎日のスキンケアでは肌を優しく扱いましょう。

＜間違ったスキンケア＞

肌の乾燥がなかなか良くならない方は、合成界面活性剤が入っているクレンジングや洗顔フォームを毎日使っていませんか？
これらは洗浄力が強く、バリア機能をうまく働かせるためになくてはならない皮脂まで奪うため、肌は乾燥し敏感になるので気を付けましょう。
また、必要以上にたくさんのものでスキンケアをしている場合は、特に春は肌がゆらぎやすいため、シンプルケアに切り替えて肌を休ませてあげることが大切です。

花粉や大気汚染物質などがなるべく肌に触れないようにする

すっぴんでの外出は避け、ベタつくタイプの下地やリキッドファンデーションは花粉や黄砂、PM2.5といった肌に刺激になる大気汚染物質などが付着しやすいため、最後に上からパウダーでカバーしましょう。
花粉が飛びやすいのは、晴れて暖かい日、風が強い日、乾燥している日で、時間帯は昼前後と日没後に多くなる傾向があるようです。
また、雨が降った翌日も注意が必要。雨が上がってから花粉が大量に飛散し、さらに一度地面や建物に落ちた花粉が風によって舞い上がります。
帰宅したらすぐにクレンジングをし、室内では空気清浄機を活用するものよいでしょう。
花粉や大気汚染物質によるダメージから肌を守るアンチポリューション作用のあるものをスキンケアに加えるのもおすすめです。