花を通して循環を体感できる。
Sonny Label × moani コラボイベント「廃棄のない花屋」をレポート

※撮影時のみマスクを外しております。会話中はスタッフ全員がマスクを着用し、一定の距離を空けるなどコロナウイルス感染拡大防止対策を施したうえで取材を行っております。

色とりどりの花々で彩られた3日間

「廃棄のない花屋」というテーマを掲げ、moaniとしても初の試みとなる生花の販売をメインに行った今回のイベント。入り口には、moaniオリジナルのキャンドルやポプリと一緒に、安永さんがイベントのために仕入れたミモザやチューリップ、スイートピーといったこの季節にぴったりのお花が並び、いつもとは違ったお店の雰囲気に多くの人が足を止めていました。安永さんやmoaniのスタッフさんと相談をしながらブーケにする人もいれば、お気に入りの一輪を選ばれる方の姿も。

一輪からでも購入することができるお花は、200円〜とお手頃価格ながら、色鮮やかでユニークな形が目を引くものを多くセレクトされていたのが印象的。セレクトのこだわりについて安永さんに聞いてみると、「生花で楽しんでいただくということはもちろん第一ですが、今回はドライフラワーになってからも楽しめるようなお花を集めました。変わった種類のお花やみんながよく知っているチューリップでもちょっと色が違ったり。改めてお花っていいよねとか、今ってこういうのもあるんだねというような発見にもつながって、moaniだけでなくまたお花を買いたいという気持ちになってもらえたらいいなという気持ちで集めました。また、私はついついキャンドル目線で選んでしまう部分もあるので、『キャンドルに入れたらかわいいな』と思って選んだお花もこっそり入っています（笑）」

moaniの世界観は店内のディスプレイにも。オープン前に安永さんが活けてくださったお花が店内の商品をいっそう彩ります。「メンズのコーナーはお洋服に馴染むように花器とお花の色を青系に統一してみたり、シンプルな花瓶にグリーンのお花を合わせるなど、男女問わずこういうライフスタイルっていいよねと共感してもらえるような空間を目指しました」（安永さん）

以前からお花屋さんをやってみたかったと語る安永さんに今回のイベントの感想を聞くと、「『廃棄のない花屋』というテーマに興味を持って立ち寄られる方も多く、趣旨を説明すると『確かにお花ってそうだよね』と深く納得して、最後には『頑張ってね』と声をかけてくださったのが印象的でした。今までの活動の反応とは少し違って、最後に応援していただけたことはとても嬉しかったですね。やりたかったことが叶ったこともそうですが、廃棄の出ないお花屋さんに対するみなさんの関心が思った以上に高かったので、これからももっともっと増やしていけたらいいなと思っています」と笑顔で答えてくれました。

次回は母の日に向けた体験型のワークショップを開催予定

「廃棄のない花屋」というテーマの通り、今回のイベントで残ってしまったお花は捨てられることなく、ドライフラワーとして次回のイベントで予定されているキャンドルとスワッグのワークショップで再び登場します。綺麗な状態でドライフラワーにするためには、アトリエに持ち帰ってから葉を一枚一枚落として、風通しのよい場所で約1ヶ月ほど乾燥させなくてはいけません。「ドライフラワーは簡単なイメージがありますが、綺麗に乾燥させるには手間もかかるし繊細な作業がほとんど。でも、それだけ手間暇かけたお花はすごく綺麗に仕上がるので、次回のイベントでみなさんにその変化を楽しんでいただけることも楽しみにしています」（安永さん）

5月に予定されている次回のイベントについて、最後に意気込みを語ってもらいました。「実際にお店に来てくださった方々からすると、このお花がこうなったんだという面白みやワクワク感というのもあると思いますし、そうではなくとも廃棄になる予定だったお花が新しいキャンドルやスワッグというかわいいアイテムに生まれ変わってゆく時間を一緒に楽しめたらいいなと思っています。ぜひ、楽しみにしていただけたら嬉しいです」