DOORSと迎えるここちよい新年
気づけばあっという間に年の瀬。
新しい年の気配を感じると、心なしかドキドキ、ソワソワしませんか。
「終わり良ければすべて良し」という言葉ではないけれど、一年の終わりが良ければ報われる気がするし、新しい年も気持ちよく迎えられるはず。
今年一年、楽しいこと辛いこといろいろあったけど、過ごしてきた日々に感謝し身の回りを整えて、新年を気持ちよく迎えたいものです。
そんな新年の迎え方は地域や家庭によってさまざま。
今回は家族3人で「ここちよい暮らし」を体現しているURBAN RESEARCH DOORS・かぐれ バイヤー 越井恵実(こしいえみ)の自宅にお邪魔して、新年を気持ちよく迎えるためのあれこれを教えてもらいました。
※撮影時のみマスクを外しております。会話中はスタッフ全員がマスクを着用し、一定の距離を空けるなどコロナウイルス感染拡大防止対策を施したうえで取材を行っております。
“たたみ術”で身の回りを整える
年末といえば大掃除。床拭きや窓拭きも大切だけど、一年間お世話になったモノたちに感謝を込めて、来年もよろしくと丁寧に収納し直すのもおすすめです。
越井にとってお洋服は大切な仕事道具と同時に、こだわりの自己表現や大好きな思い出が詰まったモノ。1年間お世話になったお洋服にも感謝を込めて綺麗にたたみ直します。
〜ニット収納術〜
お洋服はたたみ方ひとつで厚みやかさばり方が変わります。
増え続けるお洋服を、限りある収納スペースにどれだけコンパクトにしまい込めるかが主婦としての腕の見せ所!
知っているようで知らない“たたみ術”を教えてもらいました。
① 両袖が重ならないようにななめに折りたたむ
② 左右を内側に折りたたむ
③ 下から三つ折りする(かごに収納ではなく平置きの場合は二つ折り)
重ねてみても一目瞭然!
越井 「かさばるニットも平たくたたむことができるので、厚手のニット収納にもオススメです!」
たたみ終わったらバスケットに収納してクローゼットへ。
スウェットなどとは違い、柔らかい素材から厚みがあるものまでさまざまなニットは、形を整えてバスケットなどに収納するのがおすすめとのこと。
しめ飾りで福を呼ぼう
年末からお正月にかけてよく見るしめ縄やしめ飾り。
お正月に飾るものとは知っていても、どんな意味があるかを知らない人も多いのでは?
▼しめ縄・しめ飾り
神様が降りた神聖な場所を示すもの。 これが張ってあるところには、不浄のものや悪霊は入れないとされていて、一種の防御壁・魔除けの役割も果たしている。 しめ縄飾りを玄関に飾るのは、ここが歳神様を迎える家だということを表すため。
神様を迎える目印とされるしめ飾りですが、簡単にいうと魔除けでもあり福を寄せるための縁起物です。種類もたくさんあるし伝統的なものだからルールが難しそう、と思う人も多いかもしれません。ですが、難しく考えることはありません。
しめ縄を飾るタイミングは諸説ありますが、基本的には早いところで11月23日~年内12月30日頃までがよしとされています。(29日は二重苦を連想させるから避けた方がよいようです)
URBAN RESEARCH DOORSで初めてのお取り扱いとなる「INAKEN(稲藁研究所)/ TIER」の稲わら飾りは一年飾りがおすすめ。
越井家では玄関ではなくリビングルームの家族皆からいつでも見える位置に稲わら飾りを一年通して飾っていました。
掛け変えてからその後一年の間飾り、次に掛けかえるタイミングで外し、その翌年のどんと焼き(1月15日)などに出すのが良いそうです。
越井の出身地でもある新潟県は豊富な作物に恵まれた土地。
このINAKENの稲わら飾りも新潟県の八海山が育む古代米を種から育てた稲藁を使用した稲わら飾りで、熟練の職人がひとつひとつ丁寧に作り上げています。
越井 「稲わら飾りは色んなモチーフがあるので、それぞれの意味を考えながら子どもと飾るのが楽しいです」
▼TIER 稲わら飾り 福よせかぶ
福よせかぶは、別名スズナとも言う蕪(かぶ)をモチーフにしています。
蕪は「神を呼ぶ鈴」として古くから縁起物にされていて、「株が上がる」「評判が良くなる」ようにと多福への願いを込めた、縁起の良いしめ飾りです。
その他のラインナップはこちらから
> TIER 根付藁稲穂飾り 日の出S
> WEB限定 TIER 稲わら飾り 円成
各家庭の味で迎えるお正月
新潟のお正月料理はすこし独特だという。
定番のお雑煮について聞いてみたところ、どうやらお餅を入れないそう。
越井 「うちのお雑煮はお餅を入れないんです。代わりにあんこ餅というおしるこのようなものを添えます」
お雑煮におしるこ??
新潟のお正月は贅沢としばしば聞きますが、どうやらお餅を入れない家庭も多く、そのぶん一品としてあんこもちが用意され、一緒にいただくそう。
新潟だけではなく、地域によってさまざまな文化がまだまだ根付いているみたいで聞くだけで面白い。
〜越井さんちの新潟雑煮 レシピ〜
材料 (4人前)
ゴボウ 1/2本
鶏もも肉 200g
大根 1/4本
ニンジン 1本
★醤油・みりん 大さじ4
★料理酒 大さじ2
★顆粒だし 小さじ2
三つ葉 適量
ゆずの皮 適量
1. ゴボウはささがきにして、水にさらしておく。
鶏もも肉は食べやすい大きさに切る。大根とニンジンを拍子切りにする。
2. 大きめの鍋に1000cc水を入れ①の具材を入れて沸騰させる。
灰汁が出てきたら灰汁をとる。
3. ★の調味料を加え具材が柔らかくなるまで煮込む。
4. お雑煮の汁を入れ三つ葉とゆずの皮をのせたら出来上がり。
今回盛り付けた器は会津若松で製作されたもの。
やわらかな肌触りの木の器は、手にやさしく馴染み、大人からお子さままで安心して使えます。
新年を心機一転、新しい器で迎えるのもおすすめ。
▼暖(おん)シリーズ
“木のぬくもりを食卓に”をコンセプトに、展開する器にはすべて北海道・旭川産の木材を使用。
福島県会津若松の熟練された職人の手によってひとつずつ手仕事で作られたキッチンウェアは、小さなお子さまから年配の方まで広く愛されています。
今回、あんこ餅はないけれど・・・とお雑煮を作ってくれた越井。
具沢山で食べ応えがあるのも新潟雑煮の特徴だそう。
ほっこりとした各家庭の味で思い思いのお正月を過ごすのが醍醐味。
しゃもじを持っていろんな地域の家庭を回ってみたいものです。
子どもたちの楽しみといえば・・・
子どもたちにとって、大晦日に蕎麦を食べたり、元旦におせちやお雑煮を食べたりすることよりも重要なこと。そう、ー年にー度のー大イベント「お年玉」!
帰省する際、久しぶりに親戚たちに会うよりもお年玉を楽しみにしていた子どもたちも多いはず。
今回URBAN RESEARCH DOORSでご用意したのは、初めてのお取り扱いとなる大成紙器製作所(たいせいしきせいさくじょ)のお年玉入れ。
定番のポチ袋はエンボス加工で立体的になり縁起の良さが際立ちます。
特におすすめなのは子どもも大喜びの、筒型のぽち袋ならぬ、“ぽち筒”。フタを開けると“ぽんっ!”と音がなり、おめでたい日にぴったりです。
フタを開けたときにお正月を連想するようなめでたい音が鳴るようミリ単位で製作された一風変わった筒型のデザインは、お年玉やちょっとしたお祝いを入れるのにも最適。ちなみに100円玉だと丁度40枚入るとのこと◎
鉄芯に紙を巻きつけて強度のある紙筒にする紙管加工が施されているので、もらったあとも印鑑やお手紙、ちょっとした小物入れとして長く愛用できるのも嬉しい。
招き猫のフタを開けると鈴のイラストが出てきたりと、こだわりも盛りだくさんで、一年に一度のイベントを盛り上げてくれ子どもたちも大喜びです。
▼大成紙器製作所(たいせいしきせいさくじょ)
紙を暮らしに寄り添う道具として考え、その価値を再発見し「伝える・収める・設える」を理念とすることでつくられた新しい日用品紙の道具、“紙器具(しきぐ)”を提案するブランド。
子どもも大人もドキドキそわそわする年末年始。
今年一年を振り返って、来年の幸福に思いを馳せる。
日本ならではの文化にも寄り添いながら、丁寧に暮らす準備をしてみてはいかがでしょうか。
本年も一年間ありがとうございました。
2023年でブランド設立20周年を迎えるURBAN RESEARCH DOORSを引き続きよろしくお願いいたします。
それでは、皆さま良いお年をお迎えください!!
Special Thank
越井恵実(こしいえみ)
職業:URBAN RESEARCH DOORS / かぐれ Buyer
雪を見ると自然とテンションがあがってしまう新潟生まれ。
ニットやお鍋などあたたかいアイテムが大好きなのでこれからの季節が楽しみです。
Instagram @ kossyy
せんちゃん
職業:子ども
最近は折り紙とルービックキューブにハマっています。
▼ドアーズと過ごすお正月
アーバンリサーチ ドアーズでは、新年を迎えるにあたり、“縁起物”をテーマにした暮らしに寄り添う生活雑貨をバリエーション豊かにご用意しています。
縁起の良いアイテムたちと一緒に、2023年を迎えてみてはいかがでしょうか。
> ONLINE STORE「ドアーズと過ごすお正月」