【青空座談会】WAQ × DOORS 別注アイテムのイマドキな楽しみ方は?

公式インスタグラムのフォロワー数約18万人(2023年4月時点)。キャンパーだけでなく、幅広い層から人気を集めるブランド「WAQ(ワック)」とアーバンリサーチ ドアーズ(以下ドアーズ)の待望の別注アイテムが登場します! 第3次キャンプブームとも言われ、多様なキャンプスタイルが定着しつつある今。双方が目指したのは“アウトドア(家の外)でも、インドア(家の中)でも楽しめる”、暮らしに寄り添ったアイテムです。今回はそんなイマドキなキャンプグッズの魅力を、キャンプ日和な琵琶湖畔からお届けします。
撮影場所:六ツ矢崎浜オートキャンプ場
WAQのスタッフとドアーズスタッフが青空対談!
代表の佐伯さん、営業担当の鈴木さん、EC担当の木下さんというWAQの黄金メンバーを迎えての対談が実現。実際に別注のテーブルを囲んでチェアに座って、それぞれのキャンプスタイルや今のキャンプ事情などもお話ししました。楽しいおしゃべりから、自然と別注アイテムの可能性と魅力が見えてきて・・・。

アーバンリサーチ ドアーズ MD/川本悠介
別注企画に加え、アーバンリサーチオリジナル家具『Luonka』のプロデュースを担当。趣味はキャンプはもちろん、最近新調した車でドライブ。「春と秋はキャンプ、夏と冬は旅行です」。キャンプスポットは子どもが喜ぶところが中心。
アーバンリサーチ ドアーズ プレス/武谷優子
キャンプは月1くらい。「3家族くらいが集まり、テントをタープで連結させるスタイルです。キャンプは2泊以上がベター。ゆっくりと朝にコーヒーを飲むのが最高です」。
WAQ 代表/佐伯成都さん
商品開発から管理まで、WAQの全体を管轄する。仕事とプライベートともに、キャンプは月1は必ず行くそう。「よく行くのは丹波篠山やカントリーパーク大川。キャンプはお酒を飲んでいるときが一番ですね(笑)」。
WAQ EC販売管理/木下陽弘さん
アウトドア事業部に所属し、主に販売管理全般を担当。キャンプは、1人や2人で行くことが多いそう。「泳ぐのも好きなので、川沿いにもよく行きます。今度、テントサウナにもチャレンジしてみたいですね」。
WAQ 営業/鈴木崇志さん
小売店への営業やコラボレーション、催事などの外部活動を担当。「キャンプは賑やかなバーベキュー後のサンセットタイムが一番好きです。焚き火が始まるまでの4:30〜6:00頃のゆったりとした感じがいいです」。
別注チェアとテーブルを囲んで

(左)WAQ×URBAN RESEARCH DOORSのフォールディングウッドチェア 各¥14,800 (税込)
(右)WAQ×URBAN RESEARCH DOORSのフォールディングウッドテーブル ¥16,800 (税込)
— こちらのテーブルとチェアが別注アイテムですよね。
佐伯 はい、どちらも去年発売したアイテムがベースで、テーブルもチェアも発売当初から好調で、初回ロットはすぐに完売したものです。幅は元々900mmなんですが、今回1200mmに別注していただいてます。
— アイテムのポイントは?
川本 まずテーブルですが、僕は家具のプロデュースをしていることもあって、お部屋にも取り入れやすいカラーというのを第一に考えました。オリジナル家具『BOTHY』や『Luonka』に近いような、ナチュラルなカラー。次に、サイズですね。ドアーズはキッズラインもあるので3~4人のファミリーでも使えるようなサイズをということで、1200mmにしました。
川本 フォールディングチェアはこの張り地のカラーが特徴です。家でも使いやすい、特に女性向けがいいなというところで、ベージュとグレーですね。
佐伯 僕らだけで考えるとこんなアイデアは出てこなかったですね。さすがおしゃれだなと、単純にそう思いました。プレートとかの細かいところに、高級感が出てますよね。このバッグもドアーズさんの提案です。
— 順番が前後しますが、WAQはどんなブランドでしょうか?
佐伯 2017年に設立した大阪の会社で、わりとまだ最近ですね。ブランドのコンセプトは「アウトドアを通じて人生にわくわくを」っていう、単純な名前なんですけど(笑)、ユーザー目線で機能面やデザインを考えるというのを大切にしています。商品開発から販売まで自社で行っています。

— 人気商品は?
佐伯 一番最初に売れ出したのはアウトドアワゴンですね。これをきっかけに認知が上がって、その後にLEDランタン。その次が、コットなんですけども、この商品がわりとヒットして。今一番人気なんですが、このコットでより知ってもらう機会になったのかなと思います。
— 結構大きいものから小さいものまで幅広く展開されているんですね。
佐伯 この後ろにあるテントもそうです。
— そんな中からドアーズがこの2つのアイテムを選んだ理由は?
川本 どちらもドアーズとしては初めてのアイテムなんですが、キャンプに限らずおうちで使える、持ち運びができてピクニックなんかに持っていけるっていうところですね。最初はワゴンとかのお話もあったんですけど、まず(キャンプグッズの)入り口となるものを企画をしたいなと思いました。チェアとテーブル、この2つがあれば、今持ってるものと一緒にすぐに外で使えるような。


— ちなみにWAQとドアーズはもともと繋がりがあったんでしょうか?
佐伯 今回がまったく初めてです。僕らも今までのアプローチをずっと続けていくのも限界がありますし、ちょっと違うユーザー層にもアピールしたいとコラボを考えていました。それに、前からずっと言わせてもらってるんですけど、僕ドアーズさんヘビーユーザーなんですよ!
— そうなんですね!
佐伯 今日もこれ(パンツ)川本さんに被るから買うな!(笑)って言われたんですけど着てきました。普通に普段から買わせてもらってて、身近に感じてるブランドさんだったんです。だからまずオファーさせていただいて、まさか受けてもらえるとは思ってなかったので・・・すごくうれしく思っています。
川本 ありがとうございます(笑)。
— ドアーズが考えるWAQの魅力は?
川本 やっぱり、コスパがめちゃくちゃいいっていうところですね。アッパーなものを作っても、手に取ってもらえなければ意味がないので。うちのユーザー層を考えると、まずは(アウトドアやキャンプの)入り口としてしっかりと使いやすいものを、というところでプライスは重視しました。
— 別注アイテムを進めるにあたって大変だったことってありますか?
川本 うちの一方的なわがままだったと思います。あれせーこれせーって(笑)。
佐伯 いやいや、でもそれのおかげでいいモノができたなと思ってますよ。やっぱその細かいところまですごい言ってもらって、それを採用できて、結果良かったなって。
— 例えばどんなところでしょう?
川本 ネジ一本の色や、このテーブルやイスのキャップも光沢のあるものだったのを少しマット感を出して。

— 細かい!
川本 こういう細かい資材の色を合わせないと統一感が出ないんで。真鍮のプレートとネジの色を合わせたり。
佐伯 もっと言えばこのネジもちょっと出っぱってたんですね。普通のネジってそうなんですけど、それもまっすぐしろよと。しろよとは言われてないですけど(笑)、した方がいいんじゃないって。
川本 それこそ全部図面で何ミリって書いて、形にしてもらいました。
佐伯 できる限りさせてもらいましたが、納期っていう部分が一番大変だったかもしれないですね。でもやっぱり、良いものを作りたいっていうのが感じられて、僕らもすごく勉強になりました。
多様化するキャンプスタイル

— ところでみなさんのキャンプするときのスタイルってどんな感じですか?
川本 僕と佐伯さんはファミリーキャンプなんで、こんな(後ろにあるテントのような)感じですね。
木下 僕は1人とか2人とかで。でもこのテントは僕も持ってて、使ってます。
鈴木 グループが多いですね。友達とか。自然の中にいるのが好きなような、スノーボードとかキャンプとか、ずっと外にいるのが好きなような人たち。リビングじゃないですけど、タープが真ん中にあって、テーブルを広げてみんなで飲み食いして。それぞれのテントを連結させて、好きなタイミングで最後は自分たちのテントに帰っていくっていう、そういうスタイルです。

— それぞれスタイルは違いますが、キャンプにチェアとテーブルって持って行きますか?
一同 持って行きます。絶対いります。
鈴木 むしろテーブルとチェアでほとんどの時間過ごしてるっていうくらい。焚き火にあたるときも、座ってあたりながらとか。昨日もここで焚き火してたんですけど(WAQチームは前日入り!)、チェアに座りながら火を囲んで。その後テーブルに移動してご飯食べたり飲んだり。そういう意味でもマストですね。
川本 キャンプだと座って長時間過ごすから、チェアって何よりも大事。これって中にウレタンが入ってますよね。座り心地がめっちゃいいです。

佐伯 ウッドチェアっていろんなメーカーがやってますけど、生地一枚だけっていうのも多いんです。これはウレタンも入っていて座り心地が良いし、テーブルとの高さのバランスもちょうどいいのかなと。
武谷 なんか昔はテーブルもチェアもちょっと高さがあったと思うんです。テーブルもハイテーブルで。それが最近はもう結構ロー(低く)になってきてる。長時間座ってると、やっぱりこの低いバランスのほうがいいなって思います。
佐伯 あとは設置が簡単ですよね。このチェアなんて開くだけですし、テーブルも本当に3分くらい。慣れればすぐできてしまう。
ドアーズの「ソト・ナカ」提案
武谷 組み立てが簡単っていうところで、私は普通に家のリビングでアウトドアテーブルを使ってます。外に行くときはキャップをして。脚を拭いてぱっと室内に戻せるので、本当に外と中両方で使うのにすごく楽なんです! あと、キャンプのとき、1200mmのテーブルだとガスコンロでバーベキューしても食器とかをゆとりをもって置けるし、2バーナー使ってもいけますよね。
佐伯 僕らは会社の会議室もこんな感じです。このチェアとテーブルで会議とかしてます。
— そうなんですか・・・! いいですね。

佐伯 リラックスできますよね。室内でもなんかちょっと違って、かっちりした会議室っていうよりはこんな感じで「どうする?」とかっていう話も結構してます。
武谷 うちも導入しましょう。
川本 いい案出てきそうですね。
— みなさん、武谷さんのようにキャンプグッズを家で使ったりしますか?
川本 僕はベランダで使ってますね。夏はベランダで子どもとプールするときにチェアを置いたりとか。あとは何か用事があってキャンプに行けなかった週とか、本当に悔しいじゃないですか。
佐伯 はいはい(笑)。
川本 そんなときベランダでひとりだけでお酒飲むみたいな、ちょっとしたキャンプ気分を味わってますね。
鈴木 僕はランタンとか使います。家の中で。
— ランタンですか?
鈴木 電気をつけずにランタン付けて、なんかちょっと違う感じ、アウトドアっぽい雰囲気にしたりとか。あとおつまみをシェラカップに入れたり(笑)。そういうアウトドアをミックスさせた暮らしみたいなのはしています。
川本 なんか道具触ってるだけでちょっと気分上がりますもんね。行けないときはそういう風にしないと、ストレスがたまっちゃうし。
佐伯 ランタンってスマホ充電ができて、停電のときにライトになるので防災的にも使えるんです。コットなんかは兵庫県高砂市、南あわじ市の防災課に採用してもらっていて、避難所とかに置いてもらってます。今のキャンプ用品ってかなり快適にレベルアップしてきて、いろんな使い方ができるなって思いますね。
武谷 うちは急な来客があったときにアウトドア用のマットや寝袋を出したりしてます。たたんだらコンパクトなので収納スペースもとらないし。みんなうちに来たらちょっとキャンプを味わえるって言って。
佐伯 めっちゃいい。楽しいですね。
《番外編》キャンプグッズを家の中で楽しむ例 〜ナカ提案〜
今回の別注アイテムを実際にナカ(家の中)で使ったらどんな感じ? ドアーズスタッフのお部屋から、コーディネート例をご紹介します。
✔︎CASE 01 1人暮らし世帯の場合

グリーンと相性が良いナチュラルなカラーもポイント。来客に合わせてチェアを出したり、不要なときはたたんでおけるので、1人暮らし世帯でも収納にかさばらないのがうれしい。持ち運びも簡単なので、休日はベランダで贅沢時間を過ごすのもいい。
✔︎CASE 02 夫婦2人暮らし世帯の場合

フローリングはもちろん、日本の木造家屋にも自然になじみ、取り入れやすいのが魅力。たたんだり持ち運びしやすいので模様替えも簡単。リビングや、限られたスペースの縁側でもかさばりすぎることなく、リラックスタイムが過ごせます。
✔︎CASE 03 家族4人暮らし世帯の場合

テーブルもチェアも低めに設定しているので、家族にもぴったり。チェアもお子さんが座っても安心です。また、リビングから書斎、子ども部屋など、使う人を選ばないデザインなので、家族のライフスタイルが変わっても長く使えるのが魅力です。
WAQとドアーズ、これからの展望

— 余談ですが、最近のキャンプシーンの傾向やトレンドってありますか?
佐伯 個性的なブランドやアイテムが流行ってきてるなと思います。キャンプサイトでも自分の色を出したいという人が増えてきていて。ちょっと凝ったものとか、ガレージブランドもそうですし。
鈴木 他にない物を持ちたいとか、見せたい感じ。
川本 まわりと被りたくない。
鈴木 インテリアとか洋服とかに近いような感じかもしれません。
佐伯 このテントを持ってたら、ドヤ顔できるみたいなところもありますしね。
— おしゃれする感覚のような。
佐伯 キャンプスタイルはめちゃくちゃおしゃれになってきてると思います。やっぱりSNSとすごく相性がいいんですよ。多分みんな自分のサイトを見せたいんですよね。こういうアイテムがあって、こんなサイト作ってますっていうのをアピールしたい。映えるような商品が流行ってるなっていうのは感じてます。
— ガス缶ケースもたくさんありますよね。
鈴木 ウェットティシュカバーとかもあります。
川本 そうなったらもう沼ですね。

武谷 個人的に思うのは、二極化してるなって。こだわり持って、いろんなグッズを集める方はそういうティッシュカバーとかコアなものまでかっこよくしてらっしゃる方もいますし、うちは結構なんかもう、ミニマム派。外でも家でも両方使えるものっていう風にしています。
— それも素敵ですね。武谷さんはいつもどんな風にアイテムを選びますか?
武谷 決め手は、やっぱり長く使えることでしょうか。キャンプに行くのも月1〜年に数回かなっていう感じですし、そんなに頻繁に買い替えないので、それだったら飽きないデザインっていうのが一番なのかなと。こだわって集めてらっしゃる方は、設営に3時間ぐらいかけられたりしますよね。でもそれが何か楽しさのひとつでもあるのかなというのは思います。
木下 男性だったら、秘密基地感みたいなのもあるかもしれないですね。


— 最後に、WAQ、ドアーズそれぞれこれからの展開を。
佐伯 機能性を持ったアパレルラインも作っていきたいなと思ってて。今はロンTとかだけなんで、そうではなく例えばペグとかハンマーとかが収納できるベストとか、機能性のあるアパレルもやっていきたいなと思います。あとは、今はオンラインがメインなので、もっとオフラインイベントも関西だけじゃなく全国的に知ってもらえるようにやっていきたいですね。
川本 ドアーズとしては、今回の別注アイテムみたいに「ソト・ナカ」っていうのがひとつのキーワードだと思っているので、そういうアイテムを今後も企画していけたらなって思います。自宅でインテリアでも楽しめるようなアイテムだったり。それには、今回のアイテムの反応を見てからかなと。
佐伯 なんせ売らなあかんと。
川本 売らんと話にならんと。
佐伯・川本 よろしくお願いします!!
川本 プロジェクトがしっかりできてきたら、最終的にテントまで一緒に企画できたら最高ですね。今度『TINY GARDEN FESTIVAL 2023』も出店いただくことになり、そこでもしっかりWAQさんとのコラボをしっかり打ち出していきたいなと思います。
佐伯 第2弾も実現できるように。次はどの商品をやろうか、っていうところからやってみたいですね。
川本 そのためにはまずはこれを売らなあかんと。
佐伯・川本 よろしくお願いします!!
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