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FASHION MAY 15,2020

在宅でもきっちりと。“部屋ビズ”アイテムのススメ

リモートワークになり、かしこまってスーツを着る必要がなくなったといっても気を抜きすぎることなかれ。着て楽ちん、見た目上品な、一石二鳥の“部屋ビズ”アイテムを紹介します。


リモートワーク中の服装、“かっちり”と“ゆったり”のバランスが肝要です

新型コロナウイルスの影響で、自宅でリモートワークを行う機会が増えてきました。平日はスーツを着用していたけれど、家で着るのは大げさだし、かといって部屋着のままではメリハリがつかないと悩んでいる方も多いのでは? 「スーツ姿は颯爽としているのに、WEB会議で部屋着のままの上司を見たら残念だった」という声も聞きます。そこで便利なのが、気楽にいられて、かつ同僚から好印象を持たれる服。リモートワークは、カジュアル以上ドレス未満な“部屋ビズ”ウェアで対応しましょう!

自宅を仕事場にするのなら、部屋着より上品に見えて、スーツよりくだけて見えるぐらいのスタイルが好バランス。テーラードジャケットっぽく見えても、実はラペルレスのノーカラーだったり、トラッドなトラウザーなのにストレッチが効いていたりと、素材やデザインの足し引きが巧みなアイテムを選びたいところ。シャツをインナーに挿しても、タイドアップでのかっちり感は出さない方が良いでしょう。

ジャケット・カーデ・ボトムス。“部屋ビズ”ですすめたい、3つのアイテム

リモートワーク中においてはWEB会議ぐらいしか人に見られないので、面積の大きいトップスとボトムスに“そこそこ”のきれいめ感があり、着心地が快適ならなお良し。画面越しに見たときに相手の目に入る主要な3アイテム、ジャケット・カーディガン・ボトムスで“部屋ビズ”ウェアを探してみましょう。

▼アイテム 1: コーデを引き締め気持ちはリラックス。いいとこ取りのジャケットをピック

Tシャツの上に羽織るだけで瞬時にサマになるジャケットは、やっぱり頼りになります。肩パッドを排したアンコン仕立てだったり、素材にストレッチが入っていたりすると家で着用してもストレスフリー。さらに、裏地を省いた背抜き仕様だと暑苦しくもありません。

アイテム 1
URBAN RESEARCH ストレッチポンチ2Bジャケット

デイリーに使えるタフで機能性の高いビジネスウェアを展開する『アーバンリサーチ』だけに、こちらのテーラードジャケットも珠玉の出来。本格的な仕立てのジャケットとまではいかなくとも、ハリのあるポンチ素材で自宅でも気負わず着られる点でアドバンテージがあります。やや光沢感があり、上品さもキープ。イージーに動けて、見た目スマートな“楽品”ジャケットを体現している1着です。

アイテム 2
URBAN RESEARCH リネンストレッチジャケット

上で紹介した『アーバンリサーチ』のジャケットがポンチ素材なら、こちらはリネン素材。ポンチのようなクリアな光沢感はありませんが、麻特有のネップ感があって涼しげに見えます。もちろん通気性のある麻ですから、着ても涼やか。しかも、外から見ただけではわからないストレッチ性があって上半身の動きを妨げません。いわゆる「ストレッチジャケットを着ています」というチープ感が皆無でナイス!

アイテム 3
EKAL DWRストレッチジャーニージャケット

街でもフィールドでも通用するウェア作りに一日の長があるアウトドアウェアブランドの『エカル』が、旅行を想定して製作したジャケットがこちら。360度どの方向にも伸縮するストレッチ素材、袖や上がりやすいピボットスリーブ仕様、収納力に優れるマチ付きのポケット、撥水効果のあるDWR加工……、と良いところは枚挙にいとまがありません。ジャケットというより、街でも家でも着られる“ギア”といえるかもしれません。

アイテム 4
URBAN RESEARCH Sonny Label リネンワイドダブルジャケット

ダブルブレストのジャケットはシングルに比べておじさんくさい……、といった先入観がありませんか? そんなイメージは今や昔。トラッド復権の流れやビッグシルエットブームもあり、ゆったりとしたダブルのジャケットがようやく市民権を得てきました。Tシャツの上にサッと羽織って前を開けるだけでほんのり貫録が出ます。『サニーレーベル』のダブルジャケットは綿麻素材で春夏らしい清涼感も。

▼アイテム 2: ちょっとゆるめの職場にはコレ。清潔感も醸し出せるカーディガン

普段から軽装でも許されている仕事なら、自宅でもジャケット着用は不要ですが、最低限の品は保つのが良識ある大人です。リラックス感がありつつ、清潔感も併せ持つカーディガンなら、肩肘張らない“部屋ビズ”を実践できます。

アイテム 1
URBAN RESEARCH DOORS リネンニットカーディガン

カーディガンはウールやコットン素材が主流ですが、『アーバンリサーチ ドアーズ』の1着はリネン100%。イタリア製の高級リネンを使っていて、さらりとしたタッチとシャリ感で着るとひんやりとした心地良さを感じます。冷房の効いた室内でも、軽い羽織りものとして活躍必至。クルッとたたんで持ち運びにも便利。消費税を入れて8,000円台という、コストパフォーマンスの高さにも驚かされます。

アイテム 2
URBAN RESEARCH Sonny Label ボタンレスカーディガン

カーディガンのボタンって、意外と留めなかったりしませんか? だったらいっそのこと取ってしまいましょう、とボタンレスで仕上げたのが『サニーレーベル』のカーディガン。ボタンを排したことで、ガウンのようなリラックス感に加えて、ミニマムですっきりとした表情に。伸縮性のあるミラノリブ素材なので、ストレスのない着心地を約束してくれます。

▼アイテム 3: スウェットでは心許ない。快適なボトムスで、気持ちを引き締めて

慣れない自宅の環境ではノーストレスで過ごせるパンツ選びも大事。カギとなるのは素材です。リネンだったら汗蒸れがあまり気にならず、ストレッチ入りなら動きを邪魔せず快適です。もちろん、見た目は奇をてらわずベーシックなデザインをセレクト。

アイテム 1
URBAN RESEARCH Sonny Label リネンセンタープレスアンクルパンツ

ドレッシーなパンツに必要条件のセンタープレスとテーパードシルエット。その両方を備え、リネン素材でカジュアル感も加わった『サニーレーベル』のアンクルパンツ。端整なきちんと感と、肩肘張らないゆるさの橋渡し役となってくれる1本です。ウエスト背面だけにゴムが配されているので、タックインしても正面からは折り目正しく見えるし、長時間椅子に座っていても窮屈に感じないはずです。

アイテム 2
EKAL コットンストレッチレイクショアーパンツ

仕事着として自宅でパンツをはくなら、美しさより快適さにプライオリティを置きたいところ。『エカル』のパンツは、アウトドア要素が注入されたモデルで動きやすさは抜群。クライミングパンツのように股下にガゼットが配されているので可動域も確保されているし、アジャスターベルト仕様なのでサイズ調節も楽々です。同様にリラクシングな機能系ジャケットと合わせて、程良く脱力感のあるビジカジコーデを構築するのもおすすめ。

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構成/TASCLAP編集部
執筆/名知正登

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