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CULTURE TRIP JAN 06,2021

60mins Local Trip from TINY GARDEN
蓼科の冬 ガイドブックにない3日間 Vol.1


アーバンリサーチの運営するTINY GARDEN 蓼科のスタッフが編集部を発足!施設を飛び出し、TINY GARDEN 蓼科から「移動時間60分以内」をテーマに、冬におすすめの滞在時間をプロデュース。
今回は計3回の連載で酒蔵まち歩き、冬山トレッキング、スキー、温泉など、地元スタッフならではの視点でおすすめのスポットやコースを紹介していきます!

Vol.1 発酵する“上諏訪” まち歩き

第一弾はTINY GARDEN 蓼科から車で約35分、諏訪湖の手前にある上諏訪(かみすわ)エリア。
ここは古くから日本酒づくりの歴史があり酒蔵が立ち並ぶ地域です。美しい水と空気、そしてこの地域を代表する銘柄“真澄”は、日本全国の日本酒づくりに欠かせない7号酵母発祥の蔵としても有名です。
そんな上諏訪は移住者も多く、古きものの良さと新しいエネルギーの融合を感じるショップが次々と増えています。

今回は首都圏で生まれ育ち働き、7年前に諏訪に移住してきた宮坂真菜さんに案内してもらい、酒と食、ものづくり文化が醸成されているまちを感じるルートを巡った様子をお届けします。

※撮影時のみマスクを外しております。会話中はスタッフ全員がマスクを着用し、一定の距離を空けるなどコロナウイルス感染拡大防止対策を施したうえで取材を行っております。

ReBuilding Center JAPAN(リビルディングセンタージャパン)

「ReBuild New Culture」をコンセプトに、古き良きものを今の私たちに届ける取り組みをしたり、諏訪エリアからこれからの社会に向けた新しい価値の発信を続けている「ReBuilding Center JAPAN(以下、リビセン)」。
1階にはカフェと古材コーナー、2・3階には古道具や建具、家具などがあり、じっくり見て回ると宝探しのようで、時間の経過も忘れるほど。

リビセンで扱われている商品は、解体する建物から、使われなくなった古材や古道具を回収(=“レスキュー”と呼んでいます)し、再び誰かに使ってもらえるようにお店に並べたものたち。古材の使いかたを提案することで、今の社会により多くの古材を流通させ、そして環境負荷を減らしていこうという取り組みを行なっています。その他、古材を活かしたオリジナル商品や交流ある作家さんの作品の販売、展示もあります。

オープンから5年目を迎えたリビセン。日々レスキューを続けてきて先日レスキュー件数が1000件を超えたとか!
ものの循環だけでなく、大切に使ってきた方の想いやさまざまな文化や歴史を循環させてくれる素晴らしい取り組みですよね。

店舗を案内してくれたリビセン創業メンバーである金野涼子さんにまちの魅力を聞きました。
「諏訪のいいところは、美味しいごはんが食べられて、気軽に話せる仲間がいること。近い世代もいれば、地元にもともと居た方もいい人ばかり。移住者や新しいお店が注目されるけど、古くからこの土地で営業を続けてきた歴史あるお店も素敵なところが多いので、新しいものも昔からあるものの良さも両方楽しめるのがいいところですね。」

そんなリビセンは古材の循環だけに留まらず、断熱構造を取り入れた住まいづくりの提案など活躍の幅を広げていて、TINY GARDEN 蓼科のキャビンコンフォートCタイプもリビセンプロデュースで断熱リノベーションを行なっています。そんなリビセンの価値観に共感する人々が、全国から集まってきて、人・もの・ことの交わる拠点となっています。

ReBuilding Center JAPAN
住所:長野県諏訪市小和田3-8
TEL:0266-78-8967
営業時間:11:00〜18:00
定休日:水・木曜
http://rebuildingcenter.jp/

あゆみ食堂

今日も扉を開けるといい香りが漂う。諏訪に訪れた際のランチはあゆみ食堂がおすすめです。(予約でいっぱいのことも多いので事前に予約していきましょう!)

東京から2019年に移住、店舗改装期間を経て同年11月にオープン。古民家をリビセンプロデュースのもと改装、オーナーである大塩あゆみさんご自身もDIYを行った、こだわりの空間です。

ランチタイムのメニューは週替わりのランチプレートとデザート。一つのメニューを作り続けるのではなく、地元を中心にその時期に集まった食材で季節に合わせた品々が、ワンプレートにぎゅっと大集合。素材の味を活かしながらも、アクセントとなるスパイス使いもくせになる。行くたびにメニューが変わるので、編集部の面々も休日の度に通いつめています。食べたみんなを笑顔にしてくれるエネルギーたっぷりの食事をぜひお楽しみください。

そんなあゆみ食堂のオーナー大塩あゆみさんに料理人目線でのまちの魅力を聞きました。
「東京から移住してきたので、食材や生産者が近いことに豊かさを感じます。この地域は乾いていて寒い。風土と食が一緒になっていて、漬物とか乾物とか食文化にも繋がっていているのも面白いなと思います。ちょっと前も霜が何度か下りた頃に、地域の至るところで一斉に野沢菜を漬けていた景色が印象的に残ってますね。」

自然の移り変わりに合わせて表情を変える山の景色とともに、食材も日々表情を変えている。あゆみ食堂での食事の時間を通して、この地域の風土や文化を感じていただけると嬉しいです。

あゆみ食堂
住所:長野県諏訪市本町5-12
TEL:0266-75-2720
営業時間:ランチ 11:30〜15:00(L.O.14:00)/ ディナーは要予約(お問い合わせください)
定休日:水・木・金曜(貸切等で臨時休業あり)
Instagram @ ayumishokudo

真澄(ますみ)|宮坂醸造

ランチが終わったらいよいよ酒蔵へ。
上諏訪エリアは今回訪れる宮坂醸造をはじめ5件の酒蔵が並ぶ日本酒と所縁の深い地域。あゆみ食堂から徒歩1分、横断歩道を渡った向かいにある暖簾のかかった建物が真澄を醸す宮坂醸造の蔵元ショップ セラ真澄です。

350年以上前からこの土地で酒づくりを続け、地域の歴史や文化をともに育んできた宮坂醸造。日本酒好きの方は、メインブランドである「真澄(ますみ)」をご存知の方も多いのではないでしょうか?

「真澄」は文字通り澄んだすっとした旨味が特徴で、いい意味でどんな食卓にも合わせやすい毎日呑める日本酒。地元では飲食店で呑むのはもちろんですが、各家庭の冷蔵庫には地酒がストックされていて、より日常的なシーンで日本酒が親しまれている印象です。

この日訪れた(宮坂醸造の蔵元ショップ)セラ真澄では自社の日本酒をはじめ、甘酒などの関連商品、そして日本酒に合わせた調味料や器などを楽しむことができます。
※ 2021年1月6日現在、感染症拡大防止対策の一環で試飲や呑み歩きは行なっておりません。

今回は宮坂醸造の次期蔵元 宮坂 勝彦さんに真澄とまちの歩みについて話を伺いました。

「日本酒は長年の歴史がある中で、ここ数年大きな変化の時期を向かえています。日本酒需要のピークは約40年前となっていて、大量生産され画一化された日本酒業界も今は独自性が求められる時代になっています。
そこで自分たちの強みは何だろうか?という議論を重ねて、結果として“原点に帰ること”にしたのです。ひとつは弊社の原点である7号酵母に立ち返ること、そしてもう一つは我々のお酒が生まれた土地、地域に根ざすことです。
酒づくりに必要なのは、水と米、酵母、そして人。地域とともに育まれてきた酒蔵だからこそ、この恵まれた自然環境を大切にして、酒蔵で働く従業員も誇りをもって暮らしていける地域づくりに寄与していきたいと思っています。」

諏訪地域は八ヶ岳の綺麗な伏流水が豊富で、乾燥していて空気が澄んでいる全国的に見ても珍しい地域だそうです。そんな自然の恵みを日本酒を通して感じていただければ嬉しいです。

真澄|宮坂醸造
住所:長野県諏訪市元町1-16
TEL:0266-52-6161
営業時間:10:00〜17:00(セラ真澄)
定休日:水曜日(セラ真澄)
※ 諏訪蔵見学は感染症拡大を受け中止中
Instagram(真澄) @ masumi_sake
Instagram(ショップ) @ cella_masumi

AMBIRD(アンバード)

地方にはなかなかない、本格的なエスプレッソや浅煎りのコーヒーを楽しめるのが「AMBIRD」。
編集部の面々も愛用しているカフェなのですが、オープンして1年が経ち地元のお客様で連日賑わう景色を見る機会も増えてきました。話を聞くと土日より平日の方が忙しい日も多いそうです。

朝7時からやっているので早朝に諏訪を訪れ、モーニングセットを食べ、コーヒーを飲んでからまち歩きをスタートするのもおすすめですね。

AMBIRD
住所:長野県諏訪市諏訪2-2-2
TEL:0266-75-5634
営業時間:7:00〜17:00
定休日:水曜+第1第3木曜日+不定休
Instagram @ ambird_coffee_tea

立石公園

この日の最後に訪れたのは、(まち歩きではないのですが)車で諏訪の坂道を5分ほど上がったところにある立石公園。諏訪湖と街中、アルプスの山々を一望することができます。映画「君の名は」の舞台になったという説もある絶景スポットなので、TINY GARDEN 蓼科への移動の道中にぜひ立ち寄ってみてください!

立石公園
住所:長野県諏訪市上諏訪10399

古きものと新しいもの。お互いの良さがうまく融合し、訪れた人ごとの日常と非日常がゆるやかに行き交う時間を過ごすことができるのが上諏訪エリアのまち歩きの魅力です。改めて取材で上諏訪を訪れて話を聞いてみると、古道具・飲食店・酒蔵・カフェといったようにカテゴリはそれぞれ違うものの共通してみなさん自分のまちに誇りを持っていて、近い価値観でつながり合う姿が印象的でした。

350年以上続く酒蔵の歴史と移住者がもたらす新しいエネルギーに触れて、日本酒を買ってぜひTINY GARDEN 蓼科へお越しください!

60mins Local Trip from TINY GARDEN Vol.2は冬の八ヶ岳登山へご案内します!次回もお楽しみください。

TINY GARDEN 蓼科 – Camp, Lodge & Cabins –
〒391-0301 長野県茅野市北山8606-1(蓼科湖畔)
車で:中央道「諏訪IC」もしくは「諏訪南IC」より約30分
電車で:JR「茅野駅」よりバスで約30分「蓼科湖」下車後、徒歩4分 / タクシーで約25分

WEBサイト
Instagram @ ur_tinygarden

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