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CULTURE TRIP MAY 30,2018

【踊れ!台湾】07 台湾城市捜索 踊れ!アーバンリサーチ台湾!

アジアの中でも若者を中心としたカルチャーの浸透速度が速い台湾。その熱気を求めて、日本のファッションブランドも次々と台北に進出している。アーバンリサーチも4年前、初の海外支店として台北にオフィス兼ショールーミングスペースをオープンさせた。


最初のTUBEは台北から始まった。

本サイト「URBAN TUBE」はこれから様々な国や都市へと管を伸ばし、それをぐるりと繋いでいくために生まれた。

その<最初の管>は4年前にアーバンリサーチが初めて海外進出をした台北からスタートする。

現在台北市内にはオフィス兼ショールーミングスペースとショップ、そしてアウトレット店もある。台湾法人の社長に話を聞くと、基本的には日本のアーバンリサーチ同様20〜30代のカジュアル好きに支持されているそうだ。

そこまで時差もなく日本のファッション情報がそのまま台湾にも流れていて(実際の季節のずれはあるけれど)、売れ筋にはそこまで差はないとか。

ただ1年通してほとんどが暑い台湾なので(冬でも冷房がついている時もあるほど)、ホットパンツの売れ行きが良いのは台湾ならでは。

現在はアーバンリサーチ、センスオブプレイス、そして今年の3月にはKBFが第1号店をオープンしているが、年末には台中にもアウトレット店ができる予定だそうだ。

今回この旅は全てアーバンリサーチ台湾のスタッフがアテンドしてくれた。

日本語が得意なチャンアイ。すべての旅程の通訳を担当してくれた。 Onepiece ¥14,000/かぐれ(かぐれ)

アーバンリサーチ台湾には日本語を学んだスタッフも多い。プレスのアランは日本語、英語、フランス語も学んでいるとかで、フランスに住んでいたカメラマン嬢とフランス語を駆使した会話をしていたし、スタッフのチャンアイ(謝長嬡)は日本語が堪能で主に通訳を担当。英語と日本語が少しできるパティ(派)とは日・英・中語をちゃんぽんにして会話をするのが楽しかった。

台湾の若者は、たとえ片言でもすごくポジティブに会話を楽しもうとする人が多い。これは初めて台湾を訪れた20年前から感じていることである。

その語学への素直な姿勢はぜひ見習いたいし、それにつられてそういえば日本から来たチームも気がつけば覚えたての中国語を話すようになっていた。

01.改めてスタッフに感謝をしたい。 素敵な家族を紹介してくれたイーウェン
02.ハッピーでおしゃれなレイ
03.物腰柔らかく優しいローウェン
04.よく食べてよく笑うカイ
05.パワフルな台湾山ガールのジャネット
06.プレス担当としてアテンドをしてくれたアラン。謝謝大家!!

少し話はそれるが、台湾の若者はイングリッシュネームや日本語風ネームを使う人が多い。ここまでの記事でも、カタカナの名前と漢字表記をしてきたので気になった人もいるかと思う。

友人などに聞くと「台湾語(及び中国語)の特性」にその理由があるらしい。

基本的に中国語は読み方に加えて四声と呼ばれる4つの異なるイントネーションを使用する。つまり同じスペルでも発声のテンションにより意味が異なるのだ。

例えば私の“彩”という漢字はツァイと発音するが、イントネーションを変えると“菜(料理)”になる。中国留学時、よく発音を間違えて先生や中国の友人から“君は料理なのかい(笑)?”などといじられたものである。

外国人にはその四声の発音や聞き取りがとても難しいので、コミュニケーションが取りやすいようにイングリッシュネームを使用する人が多いんだとか。大抵は学校の英語の授業で先生につけてもらうそうだが、もちろん気に入らない場合などは自分たちで自由に決めている。だからだろうか、どの名前もとてもその子たちの個性にぴったりで違和感がなかった。

台湾は、城市捜索が楽しい。

ちなみにタイトルにしている「城市捜索」とはアーバンリサーチを台湾風に翻訳したもの。台湾に行く時は、その名の通りぜひいろいろな街を「捜索」してほしい。

ちょっとした裏路地に入れば雰囲気の良いお店が見つかったり、バーで新しい友達と出会ったりするはずだ。

もちろん気軽にこんな風に言えるのも、台湾がとても治安が良く、日本同様安全に町歩きが楽しめるところであるというのもあるが。

台湾に行ったら見たもの、感じたもの、楽しかったものをいつもよりも素直に受け止めてみてほしい。そうすれば、自然と今回のテーマでもある「踊れ!台湾」の、その楽しい踊りの輪に自然と加わることができるはず。

そして今回は私たちが体験した台湾の食や街をサイトを通してシェアをしたが、次はあなたの体験した台湾をぜひSNSなどを通じてシェアして欲しいと願う。

その新しい踊りが、またいつかURBAN TUBEにぐるりと戻ってくるのを楽しみにしておきたい。

それではまたいつか。再見!

<URBAN TUBEオリジナルアイテム・台湾バージョンがリリース中>

オリジナルアイテムについてのコラムはこちら

▷アーバンリサーチ オンラインストア
▷ZOZOTOWN
▷Instagram

明るく元気なパティ。雨の台湾を楽しく盛り上げてくれました。パティ:Jacket ¥9,200/Sonny Label(URBAN RESEARCH Sonny Label)

URBAN RESEARCH TAIWAN SHOWROOM 台灣城市搜索股份有限公司

台北市松山區光復北路177巷14號一樓

営業時間 : 月〜土11:00-18:00

TEL : 02-2762-8919

KBF TAIPEI

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TEL : 02-2559-0822

SENSE OF PLACE by URBAN RESEARCH 新光三越台中中港店(B1F)

407台中市西屯區台灣大道三段301號

営業時間 : 月〜金11:00-22:00、金土祝10:30-22:00

TEL : 04-2254-8380

SENSE OF PLACE by URBAN RESEARCH 台北京站時尚廣場店(B2F)

台北市大同區承德路一段1號台北京站時尚廣場

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PROFILE

熊谷 直子Photographer

幼少期より写真を撮り始める。20歳で渡仏し、パリにて本格的に写真・芸術を学ぶ。2003年よりフリーランスフォトグラファーとして雑誌・広告などでポートレートや風景など多ジャンルにおいて活動し、個展での作品発表も精力的に行う。主な著書/二階堂ふみ写真集「月刊二階堂ふみ」、杉咲花1st写真集「ユートピア」、熊谷直子作品集「赤い河」

松尾 彩Columnist

フリーランスのエディターとしてファッションからアウトドアまで幅広い雑誌・ムック・カタログなどで活動。現在はコラムニストとして主に旅紀行を執筆。小学館kufuraにて旅エッセイ「ドアを開けたら、旅が始まる」連載中

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