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FASHION APR 18,2022

スタイリスト・小松嘉章が披露する、インテリ&スマートに魅せるシャツスタイル5選

着回し力が高く、ON/OFFを問わずに活躍してくれるシャツは、何枚持っていても重宝する存在。柄物やオープンカラー、半袖など、あらゆる種類の中でも特に優秀なアイテムをピックアップ。人気スタイリストの小松嘉章さんによるセルフスタイリングを通して、春にぴったりなシャツスタイルをお届け。今すぐにでも真似したくなる着こなしをぜひとも学んでみよう。


1. ワークシャツ

淡いカラーリングであしらわれたチェック柄のオックスフォードシャツ。一見地味な印象にも見えるが、実はどんな着こなしにも馴染んでくれる万能性も併せ持つ。その着こなしの得策は、いつもよりもやや大きめのサイズを選び、トーンのあったアイテムと合わせること。ボタンの開け方や肩を抜いて着崩すなど、工夫を楽しめる一品でもある。

小松 「ベージュのワントーンコーディネートは、普段からよく着ています。ぼやっとしがちな色味ですが、濃淡をつければ品があって抜け感のある着こなしにできます。トップスのサイズは大きめのXLを選んでいますが、シャツなのでだらしなくならずに程よい抜け感を演出できます。個人的にはスウェットパンツに合わせるのもオススメです」

WorkStripeシャツ ¥12,650 (税込)

程よいルーズ感を味わえるワイドシルエットなサイズに、肌馴染みのよいウォッシュド加工を加えたマイルドな印象のチェックシャツ。クラシカルなギミックとして、両胸にフラップ付きのポケットを配備。ニュアンスカラーのストライプ柄など、柄やカラーのバリエーションも複数ラインナップ。

2. リネンシャツ

これからの時期にぴったりな素材のリネンシャツは、生地感を味わえるプレーンなカラーがオススメ。特にグレーとブルーのニュートラルカラーは、合わせるアイテムの色を選ばない汎用性の高さが魅力。かっちりとしたアイテムなだけにデニムのジレなどのアイテムとのレイヤードで、カジュアルダウンさせてみるのもアリ!

小松 「リネン混なのに、ざらっとした質感ではなく少し落ち感があって、とろみのある触り心地が新鮮。ブーツカットやベストで70年代のムードを取り入れたスタイリングに。色みが絶妙にキレイなので、クリーンな印象を活かすために、デニムはリジッドをチョイス。オーバーサイズのシャツに、ベストはジャスト、パンツは細身、足元はワラビーで! が今の気分です」

Albini Linen Over Shirts ¥14,850 (税込)

世界最高峰の老舗シャツ生地メーカーとして知られるイタリア発のALBINIに依頼した、リネンシャツ。清涼感を与えてくれるCOOL MAXを混紡し、美しい色合いとしなやかな肌触りを実現。湿度の高い日本でも快適に着用できる仕上がりに。ややゆったりとしたシルエットで、吸水速乾性、ハンドウォッシャブルといった機能も兼備。

3. ホワイトシャツ

こちらも春から夏にかけて出番の増える、リネンシャツ。季節感のあるアイテムなだけに、カラーリングはベーシックなものを選ぶのが玄人目線な選択肢。クリーンな印象を与えてくれるホワイトのカラーは、一枚でさらっと羽織るもよし、同系カラーのインナーを差し込み、爽やかなレイヤードを楽しむのもよし。パンツとのカラーコントラストを楽しもう。

小松 「リネンシャツはこれからの時期やっぱり気になります。ブラックやネイビーも普段から着ますが、今回はあえてホワイトをチョイス。パリッとした白シャツが苦手な人にはオススメです。やっぱりシャツなのに絶妙な抜け感が出るのがいいですね。ムードのあるリネンシャツの素材感には、小物で柄をいれて遊びたくなります」

Herdmans Linen Regular SHIRTS ¥9,900 (税込)

高級リネン素材の代名詞として知られるハードマンズ社のリネンを採用したドレスシャツ。本作は、亜麻科のフラックスと継承された伝統あるアイリッシュリネンにある紡績技術によって作られた生地で、吸湿や速乾、通気性に優れたこれからの時期に最適な一品。

4. ストライプシャツ

存在感のあるストライプ柄のシャツは、思い切ってブルーとホワイトのインパクトあるデザインを選ぼう。その主張の強さを活かして、フロントのボタンは全てオープンにして、ジャケット感覚で羽織るくらいがちょうどいい。その分、インナーやパンツはシンプルに、可能な限り引き立て役としてチョイスするのも忘れずに。

小松 「清涼感たっぷりのストライプシャツ。ジーンズ合わせが鉄板ですが、思い切って今回はホワイトのファティーグパンツで。トラッド感の強いストライプシャツだけれど、実はミリタリーにも相性はいい。男臭いアイテムも、カラーのチョイスで全く違う印象に。今年のサマーミリタリーは爽やかに着こなしたいですね」

ストライプルーズボタンダウンシャツ ¥11,000 (税込)

70年代に主流であったボクシーなフォルムをトレンドライクなビッグシルエットで表現した、ストライプ柄のボタンダウンシャツ。前たてもコンパクトに、裾のラウンドは深めに設計したことで、より現代的なデザインに昇華。さらにアームもやや太くすることで、ギャザーカフスのような見た目に。一般的なオックスフォード素材ではなく、ポプリン素材のプレップなキャンディストライプを使用したことで、脱アメカジな一品に。

5. オープンカラーシャツ

開放的な気分を盛り上げてくれるオープンカラーのシャツ。総柄などのデザインも多いなかで、プレーンなダークトーンで周りと差をつけてみるのも悪くない。そのうえで、よりスマートに魅せるなら、ジャストサイズで選ぶのは鉄則。さらにインテリ感のあるワントーンスタイルやカジュアル感の増す半袖をセレクトすれば、よりこなれ感を加速させてくれるはず。

小松 「ここ数年よく見るオープンカラーシャツ。すっかり定番シャツの仲間入り。リラックス感のあるシルエットなので、ジーンズなどでカジュアルに着こなすのも勿論ありですが、今回はシルクパンツで上品な抜け感のある着こなしに。レザーの小物も格上げの要素に一役買ってくれています。共地のパンツもあるので、タックインしてツナギっぽく着こなすのもオススメ」

ドライメランジS/Sシャツ ¥11,000 (税込)

肌触りのよい麻調合織を用いた、ウールのようなメランジ感を体感できるオープンカラーシャツ。羽織りから一枚着まで汎用性が高く、ストレッチ性を効かせたことで快適な着心地を実現。さらに吸収速乾や接触冷感などに加え、ウォッシャブルや防シワ性など、機能性も申し分なし。

PROFILE

小松嘉章
1982年生まれ、秋田県出身。文化服装学院を卒業し、スタイリストアシスタントを経て2009年に独立。クリーンでインテリジェンスなスタイリングを得意とし、メンズファッション雑誌を中心に俳優やアーティスト、広告など、幅広いジャンルで活動している。URBAN RESEARCH MEDIAでは、2021年にグラミチとの別注デニムの特集記事にも出演。

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Photo/Takuro Shizen
Edit & Text/Yuho Nomura

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