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FASHION OCT 08,2020

2019年開催 第二回「グリーンダウン」プロダクトデザインコンペティション受賞者インタビュー


株式会社アーバンリサーチはSDGs (持続可能な開発目標)の取り組みの一つとして、「Green Down Project」に参加し、羽毛製品の回収とリサイクルされた羽毛での商品企画に積極的に取り組んでおります。

株式会社アーバンリサーチが2019年に実施いたしました、学生の皆様を対象とする「GREEN DOWN」を使用した製品の第二回デザインコンペティションにおいて、最優秀賞を受賞した永岡 若菜さん (大阪文化服装学院)と倉科 駿作さん (千葉大学)の作品を商品化し、2020年10月9日(金)より販売いたします。

この度の製品化にあたり、受賞者のお二人にGreen Down Projectの取り組みに対する考えや、デザインに込められた想いをお伺いしました。

受賞作品 1.
ふんわりステッチエコダウンジャケット

<コンセプト>
Green Down Projectのコンセプトを考える上で、3Rに着目し、その中のリサイクルからデザインを考えました。
今回はハギレの布をデザインソースとし、ステッチやハギレの布を使って、表面に凹凸を出すことで見た目で伝わりやすいデザインとしました。今回のProjectを通して、GDPの活動があるということを知ってもらい、少しでも多くの人の心に留めてもらえればと思います。

<PROFILE>
永岡 若菜
現在、大阪文化服装学院 在籍中の21歳。趣味は韓国の映画、ドラマ鑑賞。コロナの影響で自宅で過ごしていた期間は、自然食を中心とした料理にはまり作ることも食べることも好き。服作りだけでなく、セルフジェルネイルやアクセサリー作りなども時間を忘れるほど夢中になって取り組んでいます。

— どうやってこのコンペのことを知りましたか?

学校からアーバンリサーチ主催のコンペの説明会があると教えてもらい、興味があったので、学校で開催された説明会に参加しました。

— Green Down Project グリーンダウンプロジェクト (以下GDP)のことはご存知で、応募いただいたのですか?

説明会で知りました。その場で、SDGs、グリーンダウンプロジェクトのことを知り、より興味が湧きました。

— GDPの取り組みに関してどう思いますか?

実は、以前からサステナブルという言葉を耳にすることがあり、その考え方や取り組みがどんなものがあるのか、また服について勉強する上で、きちんと向き合うべき取り組みだと感じ、気になっていたんです。
説明会後、自分が意識するようになったからか、回収を行なっている店舗を含め、グリーンダウンプロジェクトの取り組みを目にするようになりました。
ダウンに関しても、限りある資源であるということや、新毛よりきれいな羽毛に生まれ変わることを知り、自分の認識とは違っていて驚きで。これからのダウン製品が、グリーンダウンのように環境にやさしいダウンを積極的につかってほしいなと思います。

— SDGsは今や地球を残すための解決策して広く認知されていますが、ご自身で何か意識していること、ないし、今後していきたいことなどございますか

アーバンリサーチの説明会に参加して以来、自分の中で環境についての考え方が変わったんです。
今年、新型コロナウイルスの流行を機に世の中の状況が大きく変わり、「モノを捨てる」ということに関して考えるようになりました。その中で私は、できる限り「捨てる」という選択ではなく、「次の人へと繋ぐ」ことを選びたいと思ったんです。
例えば、自分が着れなくなった服や、不要になった本を、サービスを利用して別の方に譲るとかもしています。
まず自分が動いたら、周りが変わっていくんじゃないかなと。

— では今回の受賞作品に関してご質問させてください

— まずダウンジャケットを提案した理由はございますか

ダウンジャケットは、ダウンといえば、、ですぐに想像できたのでデザインしました。

— デザインに関して具体的な意図などあれば教えていただけますか

3Rの「リサイクル」からイメージしてデザインし、そのテーマをビジュアルでわかりやすく伝えられるように意識しました。
ハギレの布をイメージしてパッチワーク調にしたところがポイントです。
グリーンダウンということでナチュラルなイメージにしたかったので色もカーキで。

女性らしさを表現したかったので、ステッチを入れることで、ふんわりした雰囲気が表現できたのではないかと思います!
ハギレのところが一番お気に入りです!

— 実際に出来上がったサンプルを見てどう思いますか

絵の中からそのままでてきたようで本当にびっくりしました!
ワクワクと感動が混ざった気分です。

— 着用してみていかがですか

実際に着てみて、丈感や袖のボリュームとか、打ち合わせでお話しした細かな希望もすべて叶えてくれていて、、自分がイメージしていたものが形になって本当に嬉しいです。

— 最後にどういった人に着てもらいたいですか

アーバンリサーチのファンや、環境の問題に対して考えている人に、このプロジェクトの意図を知ってもらい、選んでもらえれば嬉しいです。

商品名:フリンジダイヤモンドパッチダウン
品番:MM07-27C010
価格:30,800 (税込)
カラー:KHAKI / L.BEIGE
サイズ:one

受賞作品 2.
GREEN DOWN CUSTOM MAFURA

<コンセプト>
限りある資源である羽毛を次の世代に残すと考えたとき、まず消費される羽毛の数を減らすことが必要ではないかと考えました。
この製品は枕と枕カバーのように中身となるダウンをダウンカバーに入れ、自分好みのダウンマフラー を作れる仕様なっており、1つのダウンで無限のコーディネートが可能です。
今日のファッションや気分に合わせてダウンカバーを変えて、使わないカバーは畳んで収納、カバーは取り外せるので洗濯も楽チンです。

<PROFILE>
倉科駿作
長野県松本市出身の21歳。趣味は登山・ギター・漫画と、アウトドアとインドアどちらも好き。
今はコロナの影響もあって外出が難しいため、自宅で映画やバラエティを見て過ごす機会が増えている。いきつけの洋食屋さんで食べるランチが最近の一番の楽しみで、週3で通っている。

— どうやってこのコンペのことを知りましたか?

「登竜門」という学生向けに様々なコンペを紹介しているサイトがあるのですが、そこで知りました。

— Green Down Project グリーンダウンプロジェクト (以下GDP)のことはご存知で、応募いただいたのですか?

はい。
よくアーバンリサーチの店舗に伺うのですが、そこでGDPのタグがついたダウンジャケットやダウンの回収BOXを拝見する機会があったので、このプロジェクトのことは知っておりました。

— GDPの取り組みに関してどう思いますか?

とても良い取り組みだと思います。
回収BOXにダウン製品が入っているのを実際に見て、お客様もしっかりと参加してくれているのだと感動しました。
個人的には、羽毛以外の他の資源の再利用活動にも繋がる取り組みになったらいいなと思います。

— SDGs(Sustainable Development Goals)は地球上の誰一人取り残さない。「全世界、地球規模の様々な問題を解決していく活動」と広く認知されていますが、ご自身で何か意識していること、もしくは、今後取り組みたいことなどございますか。

僕は今、デザインを学んでいるのですが、度々授業でSDGsについて言及されたり、課題でSDGsを意識したデザインを求められることも多く、日々SDGsについて考えることは実際に多いです。
これから世に製品やサービスを生み出していく者の責任として、SDGsは自らのデザインの拠り所の一つにしていかなければならないと思っています。

— では今回の受賞作品に関してご質問させてください

はい。

— ダウンマフラーを提案した理由はございますか

コンペに応募するにあたって、まずどんな製品があったら良いだろうかと考えた時に、ダウン(羽毛)を違う仕様で活用できたら面白いと思いました。じゃあ実際にそれを製品に落とし込んだ時に、中身となる羽毛と、側の部分が取り外せたらどうだろう。とイメージが湧いて、それを素直に表現できるのはジャケットや手袋ではなくマフラーだと思い、今回提案させていただきました。

— デザインに関して具体的な意図などあれば教えていただけますか?

再生された羽毛だからこそ、再生前よりも大切に長く使ってもらいたかったので、一つの羽毛で複数のコーディネートができる物にしました。それに羽毛製品って洗濯しづらいと思うので、カバーも外せて洗濯できたらいいなと。

— その他にデザインするにあたって気をつけたところなどございますか

見た目はおしゃれだけど、別にこれをGDPで作る必要はないんじゃないか?と思われない様に、この製品が持つ機能や性質がGDPのコンセプトを体現しているものでなければならないということは常に意識していました。

— 実際に出来上がったサンプルを見てどう思いますか

今思えば、当初応募した際の提案に関しては、そこまで具体的ではなかったのかなと何回が会議を重ねさせていただいた際に、思っていたところもありましたが、こうやってサンプルを何回か作成し、その度に修正を加えていき、こうして完成したプロダクトを見ると、素直に嬉しいですね!皆さんと一緒に作れたのが素直に嬉しいですし、良い経験になりました!

— 着用してみていかがですか

こだわっていたところではあるんですが、やっぱり肌触りが良くて着用した際にとても気持ちいいですし、一番気にしていた色合いも想像以上にマッチしていて良かったです!出来上がりが不安でもあり、楽しみだったのですが、完成品を見て、思い通りの形が実現したと思います。

— 最後にどういった人に着てもらいたいですか

まず身につけてもらいたいと思うのは、アーバンリサーチさんの店頭にある羽毛回収ボックス(GDP)に持ってきてくれた方々ですね。実際に自分が持ってきた羽毛が再利用して使われてる製品かもしれないと想像していただけたら面白いですし、サステナビリティを再度考えるきっかけにもなると思いますので。
他には、男性向け、女性向けと分けるのではなくて、ジェンダーレスに使えることを念頭に当初からデザインを進めてきたので、ぜひいろんな方につけて欲しいと願っています!

商品名:GREEN DOWN CUSTOM MAFURA
品番:MM07-1DC010
価格:¥8,800 (税込)
カラー:BEG CHECK / BLU CHECK / RED CHECK
サイズ:FREE

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