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LIFE STYLE&BEAUTY OCT 29,2022

D’S STYLEとURBAN RESEARCH DOORSがともに考える「ここちよい暮らし」って?

2021年春に実現した、注文住宅メーカー「D’S STYLE(株式会社中商運営)」とアーバンリサーチ ドアーズ(以下、ドアーズ)のコラボレーションに引き続き、この10月、新しく大阪和泉市に第2弾のモデルハウスがオープン。優しい木の香りに包まれた家は、光に溢れて開放感たっぷり。D’S STYLEから關(せき)さんを迎え、ドアーズの川本とともにクルーズしながら、お互いが目指した「ここちよい暮らし」を紐解いていきます。


※撮影時のみマスクを外しております。会話中はスタッフ全員がマスクを着用し、一定の距離を空けるなどコロナウイルス感染拡大防止対策を施したうえで取材を行っております。

偶然、でも必然!? な出会いから、相思相愛のコラボへ

D’S STYLEは、「人生をタノシム家 いま、自分スタイルを求めているあなたにー。」をコンセプトに、新しい住まいのカタチを提案する住宅メーカー。今回も間仕切りをほとんど設けないD’S STYLEのお家を、ドアーズがまるっと一軒、インテリアをコーディネートしました。

— まず、D’S STYLEさんとドアーズの出会いのきっかけって?

ドアーズ 川本(以下、川本) 昨年、ドアーズのイメージ動画をスタッフの家で撮影することがありまして。それがたまたまD’S STYLEさんの家だったんです。ちょうどこのモデルルームに近い、土間があるお家で。

D’S STYLE 關さん(以下、關) 私たちはそれまで知らなかったんですが、その動画を見たお客さまが教えてくださって。それがはじまりなんです。

— ドアーズにインテリアを任せたいと思った理由はどんなところでしょうか。

 D’S STYLEが提案している家って、ありきたりじゃないからこそ、アパレルのみならず、家具や雑貨などいろんなことにチャレンジされているドアーズさんと普段しないような取り組みをしたいなって。

 アパレルブランドというところもそうですし、アパレルだけじゃなくて、ライフスタイルに着目しているところに親和性と可能性を感じました。D’S STYLEは他のメーカーと違って、どちらかというと豊かな時間にフォーカスしながら暮らし方というものを提案しているので、その点でドアーズさんと同じ思いなのかなと。

 実際、ご来場されるお客さまにはドアーズ好きな方が多くて。

川本 うれしいですね。

— ドアーズから見たD’S STYLEの家の印象って?

川本 見た目と中身が全然違うというか。一見シンプルな印象なんですが、足を踏み入れてみると吹き抜けと土間があって、人が集まる場所があって、という開放的な空間が、ドアーズが提唱する「ここちよい暮らし」っていうコンセプトとつながるところだなと思います。床材もうちの家具と相性がいいんですよ。

 全体を通して本物の自然素材を使っているというのは私たちのこだわりです。無垢の床材はその中でも特徴的なひとつで、靴下越しでも温かみや柔らかさを感じていただけるのかなって。あとは漆喰の壁もそうですね。においを吸い取ってくれる、まさに「息をしている」家なんです。

— 2021年4月の第一弾コラボレーション(大阪豊中市)はどうでしたか?

 全部お任せしてたので、どんな感じにできるかな~と、わくわくしながらできあがりを楽しみにしてたんです。初めて見たとき、派手じゃないけどセンスが良くて、ドアーズさんの色がしっかり残っていて、違和感のない空間になったなあって、スタッフみんなで感動しました。本当に居心地の良い空間になったなあと。

第一弾コラボレーション(大阪豊中市)モデルルーム

川本 社内スタッフも気になって見学に行ったり、購入した者もいましたね。こういうのって、作り込みすぎるとリアルじゃなくて演出になっちゃうので、実際に家を持ったりしているいろんなスタッフが作ることで自然に、イメージしやすく仕上がったんじゃないかなって思います。

— プロジェクトは何人かのチームでやってるんでしょうか?

川本 5人ですね。前回の豊中のとき同様、近隣のららぽーと和泉店のスタッフも1名入れて、店舗で良さをお伝えできるようにしています。

— スタッフそれぞれが自分で想像しながら作ってるんですね。

川本 そうですね。みんな自分の部屋だと思って力入れてやってます(笑)。それぞれの憧れの空間を。

テーマは「ドアーズのスタッフが住む家」

— そんな今回のモデルルームの特徴は?

川本 インテリアは洗練された空間っていうのがテーマです。もともとロックガーデンがあって、中にも緑がある、360度グリーンがある家で。こういう家って、本当に憧れですよね。なので、土間から「わ! すごい家やな」って思ってもらえるように、グリーンを生かしてエントランスの第一印象を作りました。

川本 リビング・ダイニングにはドアーズ オリジナルの家具を。このダイニングのテーブルとイスはLuonka(ルオンカ)という今年8月に誕生した新シリーズで、2年がかりで作りました(笑)。

— 空間や住む人のイメージはあるのでしょうか。

川本 ずばり「スタッフが住む家」です。

— なるほど! ドアーズのスタッフが住む家ですね。ファッションが好きなご夫婦。2階には着替えスペースがありますよね。

川本 そうなんです。インテリアとアウトドアが好きな30代のアパレルスタッフっていうのをイメージしていて。ドアーズのスタッフがまるっとそのまま住むっていうのが、D’S STYLEさんが求めるアパレルブランドらしい感性が出るのかなって。洗練された空間の“洗練”という部分は、ファッションにつながること、モノ選びを雑多にしないことを意識しています。

自由度が高く、“色”が出せる家づくり

— 今回のコーディネートで意識したことは?

川本 家具を中心に、物をたくさん置きすぎないよう注意しました。デッドスペースを有効活用しながら、モダンですっきりとした空間に仕上げて。今回、もともとお店のディスプレイで使っていた什器も取り入れて使っています。THE GOODLAND MARKETでは店舗で使っていたものを展示販売していて、そういった背景もあります。

— 各フロアの見どころを簡単に教えてください。

川本 ダイニング・キッチンはLuonkaの家具を主役に、自然素材や植物との調和を意識して、照明は洗練した印象に。今回は、そういうベーシックで洗練された空間の中に、自分の好きなもの、例えば作家さんの器などを手の届く、見えるところに置いているっていうのがポイントです。住む人の趣味が感じられるように。

川本 2階のクローゼット収納もあえて見せることで服好きの暮らしを再現しました。好きなものが目に届くところにあるとテンション上がるじゃないですか。

 D’S STYLEの家ってその人の好きなものや個性が出る、自分らしく暮らせるような作りになっていて、余白がたくさんあって自由度が高いというのが持ち味なんです。

2階にもソファを置いてプチリビングを設定。「少し土臭さを出して1階との変化を出しました。プロジェクターをつけて、漆喰の壁に映して映画を楽しんだり。子どもが遊んでいる中で野球を・・・ではなく映画を楽しんだり(笑)」(川本)。
寝室では夫婦お互いの好きなものを置いて、くつろぎのスペースを演出。

 オーナーさんのお家も実際によく訪問させていただいてるんですが、本当に暮らされてる方の色が全然違っておもしろくて。(その様子はD’S STYLEのHPで見られます)

— DIYしたくなりますね。

 そう! DIYするのがすごく楽しくて実際オーナーさまのほとんどの方が壁の下地にフックなどを打ち付けていらっしゃいます。

川本 最初見たときびっくりしましたけどね。うわっ全部やらなあかんやんって。

 (笑)。

川本 お任せしてくれているんだなと。収納もあえてあまり作られていなくて、それが実際自分たちでやってみると楽しくて、やりがいでした。

 土間収納っていうので大きく取らせていただいて、プラスで“見せる収納”っていうのを実践されているオーナーさまが多いです。好きなものを目に入る場所に置きたいっていう考え方ですね。

— 今の暮らしに合わせた大きな特徴は・・・?

川本 まずは“離れ”ですよね。コミュニティスペースとして使いやすいっていうイメージでシンプルに作りました。

 この離れはD’S STYLEとしても大きなポイントです。一般的な離れって実は繋がってることが多いんですが、独立していてさらに12畳の広さで、さらに三角屋根っていうのが魅力です。

 この辺りって車どおりも多いので、通りがかりの方々が「新しいカフェでもできるのかな?」って注目してくださってるみたいで(笑)。店舗兼住宅をしてくださってるオーナーさんも多いので、そんなスペースやコワーキングスペースとしても使っていただけるのかなと思います。

— ものづくりする人のアトリエやサロンにもいいですよね。

 そうなんです。今後はここで陶芸ワークショップや焼き菓子などのイベント開催も予定しています。広がりを感じていただけるスペースになればなって。

— いろいろ夢が広がりますね。

— ここはリモートワークができるスペースですか?

川本 そうですね。でもリモートワークってひとくくりにしてしまうと狭まってしまう。この家って間仕切りがなくて、コミュニケーションがしやすいっていうのがあると思うんです。今までは仕事を家庭に持ち込むとあんまり良くないっていう風潮があったと思うんですが、そういう意味ではこの家は仕事をしながらお子様が見えたり、音とか匂いがひとつの空間で共有されるというつくりになっていて。

— なるほど!

川本 仕事をストレスに感じさせないっていう空間作りも狙いなんです。意思ひとつで居間でも、2階でも、離れでもどこでも仕事はできるっていうイメージです。

— 仕事とのつきあい方の提案・・・ですか。

川本 まさにそうです。カフェで仕事するのと同じ感覚で。ワークルームを作らないっていうところがポイントです。

 実際オーナーさまの中にはキャンプギアを並べて土間で仕事をされているっていう方もいらっしゃいます(笑)。

— すごい! でも、確かにやり方は自由ですよね。

 どこにいても声が届くっていうのはD’S STYLEの家づくりの特徴です。そういう意味で、土間はひと昔前は普通であった、繋がりを持ちやすい古き良き時代の良さを現代に取り入れているっていうのがポイントで、開放感があり明るい気分になるような、繋がりを大事にした家づくりというのをコンセプトにしています。

 それに、リモートワークやコロナ禍という以前に、ずっとやってきたのは「家をおしゃれに住みこなそう」とパンフレットにあるように、洋服を楽しむように、住む人の個性が家とうまく溶け合っているというのが私たちが目指している部分なんです。今回も、こんなにドアーズさんの色が出るんだなって思いましたし、お客さまの反応がとても楽しみです。

川本 今回僕たちのコーディネートは100点ということでよろしいですか・・・?

 120点です!(笑)。

多様性と変化の時代に合わせて、未来も楽しく

— ウッドデッキにはキャンピンググッズが並んでますね。

川本 キャンプに行けなくても、こういう風に家でベランピングしたり、お天気のいい日はコーヒーを飲んだり本を読んだりという時間を過ごしていただけます。

 オーナーさまも必ずというほどウッドデッキをつけられる方が多いです。ここでご飯を食べるようになったら外食の数が減ったっていうお声もいただいていて(笑)。

— ウッドデッキ、憧れますね!

 例えば市内在住の方で週末カフェに行くのが好きっていう方の中には、ご家族を持たれたら郊外に住んで、自分で買ったコーヒー豆を自分で淹れて豊かな時間を過ごすっていうような暮らしの変化が訪れると思うんです。外で楽しんでいたものがお家の中に、豊かさがスライドしていく。

川本 今回のコーディネートでは、間仕切りがない分、プチリビングと寝室を変えたりとか何年か先のプランを考えられるように作っています。

子ども部屋とプチリビングを兼用した2階のフリースペース。

— 家自体の作りもアレンジしやすい作りになっているんでしょうか?

 もちろんです。ローンを組んで長く住まれるので、長く楽しめる家がいいじゃないですか。今後家族が増えたり、親を迎えることになったりっていうライフスタイルの変化に合わせて、家具をアレンジすることで間取りをアレンジしていこうよっていう提案です。あえて収納を作りすぎないのも、そういった理由です。

— カタログを拝見したら、趣味の工具を壁に飾っている家もあるんですね。まさに見せる収納。

 D’S STYLEのオーナーさまはふたり暮らしの方もけっこう多くて。建て売りのお家ってふたりだと持て余すみたいなんですが、D’S STYLEの家はいろんな家族のあり方に合わせて自由に作り上げられるというのも魅力です。

川本 シンプルだけに可能性は無限ですよね。センスが問われるので、僕らもやりすぎず、いいサジ加減を探りながらコーディネートしました。

— 今後もコラボレーションの予定は?

 つい先日、かいづかいぶき温泉というキャンプもできるところで「UUUU FES.2022」というマーケットイベントを開催したんですが、そこでドアーズさんにブース参加していただきました。

川本 物販やワークショップを。

 イベントにはオーナーさまのブランドにも出店いただいたり、今後もそういった形で繋がりを大切にして何かできたらなって思います。

— このモデルルームをどんな人に楽しんでほしいですか?

川本 コーディネートして終わりじゃなくて、ドアーズや社内スタッフにも見に行ってほしいですし、いろんな人に知っていただいて良さを広めていきたいです。

 9月に豊中のモデルルームでドアーズさんと共同でワークショップイベントを行って、大盛況だったんです。ここは近くにららぽーと和泉店もありますので、店舗さんとも何かおもしろいことをできたらなって思います。ここをドアーズさんの思いやD’S STYLEの想いを発信していける基地にしていきたいですね。

プロフィール

關 陽南子(せき ひなこ)さん
ハウスメーカーD’S STYLE(株式会社中商)のマーケティング担当。最近は中商登山部で富士山登りにチャレンジしたばかり。大学時代はサッカー部で日本一になったことも。「アウトドアも好きですが、インドアも大好きです」。

川本悠介(かわもと ゆうすけ)
アーバンリサーチ ドアーズ MD(マーチャンダイザー)。家具ブランド〈Luonka〉のプロデュースを手がける。趣味はドライブとキャンプ。「月2回は家族4人でキャンプに出かけます。家族が寝静まった後の焚き火タイムが醍醐味」。

HOUSE DATA
D’S STYLE 青葉台NEWモデルハウス(大阪和泉市)
住所:大阪府和泉市青葉台2-23-11
見学・相談:平日休日ともに完全予約制 <1日8組限定>
時間:10:00 / 13:00 / 15:00 / 17:00 <各回2組>

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Text/Mio Wajima

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