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FASHION JUL 30,2022

令和エモグラシー
第五回 林 芽亜里 〜流れ行け、私。〜

アーバンリサーチ25周年特別企画として始まった『令和エモグラシー』。ReSEARCH(再:探求)というテーマに基づき、毎回一人の女優にフィーチャーしオムニバス形式のショートムービーとインタビュー記事を公開。第五回目は先日ニコラのモデルを卒業した林 芽亜里さん。自ら応募してこの世界に足を踏み入れた彼女の覚悟ある眼差しは、年齢なんてただの数字でしかないということを物語っており、背筋が伸びた凛とした佇まいは、それこそが『エモい』の定義だということを僕らに教えてくれているようだった。


> フルバージョンは25周年特設サイトにて公開中

『流れ行け、私。』

Interview with Meari Hayashi

— 『令和エモグラシー』にご参加いただきありがとうございます!

林: こちらこそありがとうございました!

— 林さんにとって『エモい』とはどういうイメージですか?

林: レトロ=エモいという感じです。今日撮影した喫茶店もそうですし、フィルムカメラなんかもエモいと思います。ただ『エモい』という言葉が流行ったときからあまり私は使っていなかったですね。それは使いたくないとかではなくて、そういう瞬間にあまり出会わなかったというか・・・。

— アーバンリサーチは主にベーシックなアイテムを扱っているセレクトショップなのですが、林さんはベーシックなアイテムをよく着られますか?

林: デニムは好きなのでよく着ます。今日着た衣装は上もシンプルなものでしたが、普段は下がデニムなら上はフリルがついたアイテムだったり、襟がかわいいトレンドのアイテムを合わせたりしています。

— 今日着た衣装はどうでしたか?

林: 普段と割と近かったので違和感なく着ることができました。最近は色が綺麗なものも着るようになったので、喫茶店で着ていたトップスはすごく気になりました。

— 喫茶店で美味しそうにいっぱい食べているのが印象的でした。

林: 幸せでした(笑)。

— 普段食事での節制はしていますか?

林: はい。普段の食生活も仕事の一部だと思っているので、かなり気をつけています。ただ食べることは大好きなので、こういう撮影のときは仕事で食べられるので本当に嬉しいです(笑)今日はいっぱい食べてしまったので夜は控えめにします。

— 結構メニューに迷われていましたが、普段は優柔不断なタイプですか?

林: とても優柔不断です。特に食べ物に関しては普段制限しているのでメニュー選びで失敗したくないんです(笑)。

— コーディネートでも悩まれますか?

林: 悩みます。着ては脱いでの繰り返しですね。迷ったときは母に聞いたりするんですが、その意見が自分と合わないとまた悩んだりして。でも結局は自分を信じて決めることが多いです。

— 料理はされますか?

林: 好きです。母と一緒に作ったり自分で調べて作ったりしています。

— 一番好きな食べ物はなんですか?

林: 究極の質問ですね(笑)逆に苦手な食べ物がなさすぎて答えに迷ってしまいます。日本食、アジア系、イタリアン、お魚、お肉、どれにしよう・・・でも母が作る里芋とかぼちゃの煮物かなぁ。本当に美味しいんです!

— 素晴らしいですね。それではこれだけは苦手という食べ物はありますか?

林: 食べ物ではないかもしれないですけど豆乳です。加工されたり味付けされた豆乳は大丈夫なんですが成分無調整豆乳がどうしても苦手です。

— 先日ニコラモデルを卒業されたんですよね?

林: はい。もう悲しすぎました・・・最後の撮影が終わってから卒業式まで少し時間があったのですが、ニコモの仲間たち、そして優しいスタッフさんとの思い出がずっと頭から離れなくて。

— 昔はお芝居のレッスンが苦手だったと聞きました。

林: そうなんです。お芝居自体見ることは好きだったのですが、自分が演じる側に立つことが全然想像できなくて。「私にはできない」という先入観で苦手になってしまって。

— 今はどうですか?

林: まだそんなにレッスンに行っているわけではないですが、本当に学ぶことが多くて、自分の中で興味が湧いているというか、お芝居をすることにすごく前向きになっています。モデルのお仕事は大好きなので、モデルをやめてということではないですが、これからお芝居のお仕事にも挑戦していけたらな、と思っています。

— こういう作品に出てみたい! などありますか?

林: やはり学生のうちに学園モノの作品に出てみたいです。

— 小さいときからファッションで影響を受けた人はいますか?

林: 人ではないですけどニコ☆プチですかね。ニコ☆プチを見てからファッションに興味を持ったので。それまでは母が買ってきてくれたものをただ着るみたいな感じでした。

— ニコ☆プチを見て、自らモデルになりたいと思ったのですか?

林: そうです。ニコ☆プチモデルになりたいと母に伝えて、自分で履歴書を送りました。

— 合格したことに関して、地元の同級生の反応はいかがでしたか?

林: とても応援してくれていました。私の小学校のクラスは団結力が強かったんです。みんな喜んでくれていましたし、東京の仕事があって授業に出られないときなんかはノートを見せてくれたりして。中学に上がるタイミングでクラスメイトも変わったんですが、そこでもみんな応援してくれました。本当に私は環境に恵まれているなと実感しました。

— 林さんにとって「東京」とはどんな場所ですか?

林: 石川に住んでいるときは東京って全部ビルとか都会のイメージだったんですけど、住んでみると広い公園もあるし自然も沢山あって想像していたよりも住みやすかったです。でもお休みができて石川に帰るとやっぱり安心するというか地元っていいなと思います。もしかしたら東京で生活していると意識はしていないですけど、どこか気を張っている部分があるのかもしれません。

— 仕事をするうえで心がけていることはありますか?

林: 常日頃から体型管理には気をつけています。あとは何事も心から楽しむことを心がけています。

— ホームシックはありますか?

林: やはり父と姉が石川にいるのでないといえば嘘になります。会えると本当に嬉しいですし、その分また離れるのも辛くて。でもそういうときにいつも頑張ろうと思えるというか、私の仕事の関係で家族を離れ離れにさせてしまったので、私が頑張って早く恩返ししたいなと思っています。

— 今回のサブタイトル『流れ行け、私。』。ニコラの専属モデルを卒業した林さんを想いながら書き下ろしたのですが、ナレーション原稿を読んだときの率直な感想をお聞かせください。

林: まず初めに「素敵!」と思いました。『今までの自分を好きでいてくれた人は これからの自分も好きでいてくれるだろうか』という文章がすごく今の自分の心境を表してくださっているなと。モデルとして流行のかわいい服を着た私が好きなファンの方も多いと思うので、その方達にこれからの私も好きでいてもらうことが今後の課題だと思っています。

— 自分の長所と短所を教えてください。

林: 長所は続けられるところ、短所はマイペースなところです。もちろんお仕事や約束の時間は守れますが、家にいるときは結構マイペースな時間で動いていて母にびっくりされることがあります(笑)。

— アーバンリサーチが今年25周年、再探究をテーマに掲げているのですが、林さんが再探究したいことなどはありますか?

林: ニコモ時代に楽しみにしていたハワイロケがコロナの影響でなくなってしまったので、もし巻き戻せるならそのハワイロケに行きたいです。あとこれは再探究ではないかもしれませんが、モデル以外の分野でも頑張りたいです。

— ハワイ以外に行ってみたいところはありますか?

林: いっぱいあるのですが、一番はパリに行ってみたいです。街自体がおしゃれで歩いている人もおしゃれなので何か自分が磨かれる気がして。あとはタイとかインドにも行ってみたいし、行きたいところだらけです!

— これからの抱負をお聞かせください。

林: 今までは雑誌の専属モデルとして雑誌でしか私を見る機会がなかったと思いますが、これからいろいろな場所で成長した林芽亜里が見せられるように頑張りますので応援よろしくお願いします!

Profile

林 芽亜里(はやし めあり)
2005年11月5日生まれ。石川県出身。
小学4年生のとき新潮社「ニコ☆プチ」のモデルオーディションにてグランプリを受賞しデビュー。
その後、同社の「ニコラ」へ進級し、個人連載を持つなどトップモデルとして活躍。
2022年3月に「ニコラ」を卒業し、モデル活動をメインとしながら活動の幅を広げるべくお芝居のレッスンも開始。
今後さまざまな分野での活躍が期待される16歳。

Instagram @ meari__hayashi
Twitter @ meari_hayashi

ヘアメイク/伏屋 陽子(ESPER)
企画・構成・衣装・写真・文/杉浦 優

令和エモグラシー ARCHIVES

第一回 片山 友希 〜此処東京故郷〜
第二回 中田 青渚 〜再探究ゆうとぴあ〜
第三回 森田 想 〜五月の蝿にエメラルド〜
第四回 森 日菜美 〜今日も今日とて選択日和〜

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