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FASHION MAR 11,2022

令和エモグラシー
第一回 片山友希 〜此処東京故郷〜

アーバンリサーチ25周年特別企画として始まった『令和エモグラシー』。ReSEARCH(再:探求)というテーマに基づき、毎回一人の女優にフィーチャーしオムニバス形式のショートムービーとインタビュー記事を公開。記念すべき第一回目は映画『茜色に焼かれる』で報知映画賞新人賞、毎日映画コンクールスポニチグランプリ新人賞、ヨコハマ映画祭最優秀助演女優賞など、さまざまな賞を受賞した片山友希さん。東京に来て純粋になったと語る彼女の計り知れないポテンシャルと透明感は、シャッターを押す手を震えさせるほどのインパクトで、撮り終えた後も彼女の残像がしばらく脳裏から離れないほどだった。


> フルバージョンは25周年特設サイトにて公開中

『此処東京故郷』

Interview with Yuki Katayama

— 『令和エモグラシー』記念すべき第一回目は絶対片山さんにお願いしたいと思っていました。

片山: 本当ですか。嬉しいです!

— そもそもアーバンリサーチってご存知でしたか?

片山: はい。私洋服のブランドとかの知識が全然ないんですけど、アーバンリサーチは知っていました。

— アーバンリサーチは今年で25周年、始まりは関西なんです。

片山: え、そうなんですか! 私の1個下かな? しかも私も関西出身だし急に親近感が湧いてきました(笑)

— そういうことも含め、ぜひ片山さんに出ていただきたかったんです(笑)

片山: なるほど(笑)

— アーバンリサーチはトレンドアイテムだけでなく「長く愛用できるベーシックなアイテム」を多数展開しているセレクトショップなのですが、片山さんの普段の格好はベーシックが多いですか?

片山: 多分人から見たらベーシックじゃないと思います(笑) 鮮やかな色のものも好きだし、レトロな柄とかシルエットが変わっているものも好きです。そういった意味ではベーシックじゃないのかな。自分の中ではこれがベーシックなんですけど。

— 今回着ていただいた2パターンの印象を伺いたいと思います。まずブレザーのコーディネートはいかがでしたか?

片山: ブレザーはあまり普段着ないので新鮮でした。デニムの色もシルエットも綺麗で好きです。ブレザーってこういう風にボーダーとデニムで着崩せばいいんだって勉強になりました。

— ジレトレンチのほうは?

片山: ジレトレンチすごく可愛かったです。今回着させてもらった中で一番のお気に入りです。デニムジャケットと合わせたレイヤード感も可愛かったし、緑のパンツを合わせたのもすごく好きですね。私、色を取り入れたスタイルが好きで、私服も基本的にはどこかに色が入っています。

— 役者の仕事は現場に来たら着替える仕事で、皆さんどんどん楽な格好にシフトしていくイメージがあるのですが片山さんはいかがですか?

片山: 今はまだ「楽な格好ほどよい」という境地ではありません。自分の好きなものを着て少しでもテンションを上げたいというほうが気持ち的には強いです。

— 今回の企画は感情主義になりつつある現代を反映して『令和エモグラシー』と名付けたオムニバスムービー集なんですが、片山さんにとって「エモい」ってどういうイメージがありますか?

片山: 私じつは「エモい」っていう言葉を使ったことなくて(笑)流行り言葉を発することに少し抵抗があるというか。

— それはイメージ通りです(笑)それでは質問をど直球にしますね。片山さんは感情が表に出やすいタイプですか?

片山: ものすごく出やすいです。というより抑え方がわからないという表現が近いかもしれません。もちろんいつも感情剥き出しという訳ではないですけどね。

— じゃあそういうところでのストレスはあまりないですか?

片山: 人間なので少なからずストレスはあります。

— どうやって吐き出しているのですか?

片山: 自分の好きなモノや人に会うことですかね。体調や気分によっては一日中家で本を読んだり映画を観たり、みたいな日もあるんですが、基本的には外に出てアクティブに動いてます。結構遠い場所でも自転車で行っちゃったりしますし(笑)

— ちなみに今一番興味があることはなんですか?

片山: バンド・デシネです。フランス語圏で出版されたマンガのことなんですけど、今すごくハマっていますね。それとイタリアのマネスキンというバンドが大好きです。

— 20歳で上京されたということですが、そのときの東京の印象を教えてください。

片山: 先輩に新宿の『珈琲 西武』っていう喫茶店に連れて行ってもらって、その一週間後にまた新宿に行く機会があったので一人でそこに行こうとしたら迷子になったことがあります(笑) 地図アプリを見ながらでも全然わからなくて、一時間たっても見つからなくて結局そのまま帰りました(笑) それが東京に出てきたときの思い出ですね。

— 上京前と上京後で東京に対するイメージの変化ってありましたか?

片山: 完全に上京する前に半年くらい通っていたので「ここが東京かぁ」というような感じではもともとなかったです。出身が京都なので新幹線でも夜行バスでも割と来やすいイメージもあったので。

— 今後10年20年東京に住んだとして、東京が故郷になると思いますか?

片山: 思えないですねきっと。長く住んでも『東京』は『東京』というか。やはり関西が好きですし。

— じゃあ今の片山さんにとって東京は「仕事をする場所」みたいな感じですか?

片山: いや、仕事をあまり仕事だと考えたことがなくて。

— え、そうなんですか?!

片山: だって好きなことしてるから(笑) もちろん遊び半分でやっているという意味ではなくて、今は撮影に行く=仕事というのがあまり結びつかないんですよね。

— なるほど。じゃあ東京に出てきて自分が変わったなと思うことはありますか?

片山: うーん純粋になっていると思います。

— ほぉ、すみません詳しく伺ってもいいですか(笑)

片山: 真心ブラザーズさんの『GREAT ADVENTURE FAMILY』という曲の中で『純粋な心を蝕む経験はきっときっと君をもっともっと純粋にするだろう』っていう一節があって、まさにその通りだなと。東京に来て、嫌な事とか、もちろん良いこともですけど、京都にいるときにはなかったようなことを当たり前に経験することが増えて、どんどん角が取れて純粋になっているなって。

— 素晴らしい考えですね。それでは少し話を変えます。先日報知映画賞新人賞、それと毎日映画コンクールのスポニチグランプリ新人賞を取られましたが、賞に対してはどのように考えていますか?

片山: 素直に嬉しいですよ。やっぱりみんな言わないけど、賞をいただけるって誰にとっても嬉しいことだと思うんですよね。私も賞が欲しいともちろん思っていたんですけどそれを口に出すと、じゃあ賞のためにお芝居しているんですか?ってなるじゃないですか。だからみんな口には出さないんだと思うんですけど。『茜色に焼かれる』という作品が完成して観たときに、この映画で私は賞が欲しいって純粋に初めて思って。その作品で本当に賞をいただけたので嬉しかったですね。

— これからこういうことをやってみたいとかありますか?

片山: うーん、漠然とですけど海外の人に自分の作品を観て欲しいなとは思っています。

— それは日本の映画で?

片山: はい。海外の方から見る日本って日本人とは見え方が違うと思うので、どういう風に見えるのかすごく気になります。これからも、いろいろな映画に呼ばれ続ける女優でありたいなと思ってます。

— 最初に言ったようにアーバンリサーチは今年25周年ということで『再探求』をテーマに掲げているのですが、片山さんがこれから『再探求』したいことはありますか?

片山: フランス語ですね。半年だけ習いに行っていたのですが挫折してしまって。今度は聞き取れるくらいまでにはなりたいです!

— それでは最後に一言お願いします!

片山: これからもいろいろな作品で観ていただけるようにコツコツ地道にやっていきますので、よろしくお願いします!

STYLE 01
ダブルブレストブレザージャケット ¥19,800 (税込)
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スーピマ DENIM パンツスリム #RAMONE by SHIOTA ¥19,800 (税込)
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STYLE 02
ジレトレンチ ¥18,700 (税込)
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Profile

片山友希(かたやま ゆき)
1996年生まれ。京都府出身。主な出演作品に『ここは退屈迎えに来て』(2018/廣木隆一監督)、『音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!』(2018/三木聡監督)、『ねことじいちゃん』(2019/岩合光昭監督)、『君が世界のはじまり』(ふくだももこ監督)、『茜色に焼かれる』(石井裕也監督)、『弟とアンドロイドと僕』(阪本順治監督)、『フタリノセカイ』(飯塚花笑監督)など。
『セトウツミ』(TX)、『俺のスカート、どこ行った?』(NTV)、『深夜食堂』(Netflix)、『星☆鴨』(NTV)、『ムチャブリ!』(NTV)などドラマにも多数出演。また、舞台『死ンデ、イル。』(2018/蓬莱竜太 作:演出)では主演を務め、高い評価を受けた。

Instagram @ papapanthu
Twitter @ patayapapapa

ヘアメイク/伏屋陽子(ESPER)
企画・構成・衣装・写真・文/杉浦 優

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