60mins Local Trip from TINY GARDEN 蓼科
Vol.8 「諏訪富士」登山とメスティン山ごはん

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> Vol.1 発酵する“上諏訪” まち歩き
> Vol.2 八ヶ岳の白い森、山小屋のビーフシチュー
> Vol.3 滑って、触れて、眺めて 親子で過ごすスノーバケーション
> Vol.4 雨で潤う、原生林に広がる苔の世界
> Vol.5 自然の中で遊び、学ぶ。子どもの記憶に刻まれる夏の思い出を
> Vol.6 子どものスキーデビューを蓼科・八ヶ岳で
> Vol.7 樹氷の広がる真っ白き森を巡るスノーシューハイク

蓼科山ってどんな山？

日本百名山の一座であり八ヶ岳連峰の北端に位置する、標高2,531mの蓼科山。円錐型の見た目から「諏訪富士」と呼ばれていて、諏訪地域の人々から愛されています。
冬山の入門では八ヶ岳は特に人気があり、その中でも蓼科山は登山口のアクセスもよく、日帰りで気軽に楽しめます。山頂は森林限界と岩稜帯が広がる360度のパノラマ絶景！ 八ヶ岳連峰の山々や霧ヶ峰、美ヶ原などの景色を見ることができます。

山頂までは、最短コースである7合目登山口ルートや、蓼科山と双子池を巡り自然を存分に堪能できるロングコースなど、いくつかのルートがあります。今回ご紹介するルートは、その中でも初級者向けの7合目登山口ルート。始めはなだらかな樹林帯を歩き、途中からは勾配の急な登り、山頂までの道のりにかけては、ガレ場をよじ登るように進み、スタート地点から山頂までは約2時間で登ることができる初心者でも挑戦しやすいコースです。

蓼科山へは、中央自動車道「諏訪IC」より車でおよそ70分、TINY GARDEN 蓼科からは40分ほどで7合目登山口に到着します。

9:00　7合目登山口からのスタート

7合目、蓼科神社一の鳥居からのスタート。
初心者にもおすすめの人気の登山口ということもあり、この日も平日ですが20台ほどの車が止まってました。ここには公衆トイレもあるので、登山前に済ませておきましょう。

登山口からしばらくは、整備された登山道を歩きます。そこまで傾斜はきつくないので、八ヶ岳の苔の原生林を楽しみながら歩くことができます。

登山開始から15分ほどで、いよいよ急な登り道・・・！
ここから蓼科山荘まで、登山道が平たんになることはなく、ひたすら小さな岩がゴロゴロしている登山道を登っていきます。

そして登山道を囲むように、木漏れ日が差す苔の森が広がっていて、鳥のさえずりと共に森林浴を楽しむことができます。

先に進むと倒木の上に登山客が小さな石を積み上げてできたケルンが私たちを迎えてくれました。ケルンとは山頂や登山道などの道標となるように、石をピラミッド型に積み上げたものです。私たちも登山の安全を願い、小石を一つ積み上げてみました。

途中天狗の露地という看板を発見！ ちょっと寄り道することに・・・。
進んだその先には大きな岩が沢山！ 視界も開けていて晴れていれば、うっすらと遠くに日本アルプスを眺めることができます。

10:00　蓼科山荘に到着

登山開始から1時間ほどで、将軍平にある蓼科山荘に到着です。ここではカレーなどの食事ができるほか、オリジナルグッズやクマ鈴などを購入できます。

10:15　休憩を挟み、いざ蓼科山の頂へ！

蓼科山荘から先はゴツゴツした岩場を登ります。
途中、登山客の方に「あと少しですよ！」と励まされながら、息をきらしながら進みました。
傾斜はかなり急で、途中には鎖場もあるので浮石に注意して登っていきましょう。

ある程度進むと、一気に視界が開け振り返るとそこには、上田市の街並みや浅間山が・・・！

11:00　息を切らせ、ようやく蓼科山頂ヒュッテに到着

登山開始から約2時間で蓼科山頂ヒュッテに到着です。ここではカレーやおでん、コーヒーなどの軽食が食べられるほか、蓼科山でくらしているオコジョのイラストが描かれた手ぬぐいや缶バッジといったグッズを販売していたり、宿泊も可能な山小屋です。
ご来光や雲海を見るために1泊するのもありですね！

11:10　蓼科山頂に到着

山頂ヒュッテから山頂はもうすぐそこ。登山開始から約2時間で蓼科山山頂に到着！
蓼科山の山頂はゴツゴツした岩が広がる平地になっていて、まるで異世界に降り立ったかのよう。手を伸ばすと空に手が届きそう。山のパワーをしっかりと感じることができます！

蓼科山の山頂をぐるっと一周は約30分程。中央あたりに、蓼科神社（奥宮）の鳥居と祠があり、その少し横には方位盤が。

山頂からは、蓼科湖や白樺湖、八ヶ岳の赤岳をはじめとする、美しい稜線を望むことができます。振り返れば360°パノラマの景色が！ 日本アルプスや奥秩父の山々も見ることができます。

11:40　待ちに待ったランチタイム

蓼科山の山頂は広々としているので、軽食を食べたりしながらゆっくりと過ごすことができます。今回はここでメスティンとホットサンドメーカーを使った簡単にできる山飯をつくってみました！
食材はビーナスライン沿いにある、たてしな自由農園で購入した長野県名産のニジマスの甘露煮と野沢菜のおやきを使用します。

長野県名産！ ニジマスの甘露煮を使ったニジマス蕎麦

＜作り方＞
1. 水筒に入れて持ってきためんつゆをメスティンにいれてバーナーで温める
2. 軽く沸騰したら、ゆでそばを入れてほぐします
3. ニジマスの甘露煮を投入
4. 刻んだネギを散らして完成！

野沢菜のおやき

＜作り方＞
1. 野沢菜のおやきをホットサンドメーカーに挟んで焦げないように裏と表を焼く
2. 焦げ目がついたら完成！

12:30　下山開始

おなかがいっぱいになり、山頂の景色や空気を思う存分楽しんだら、八ヶ岳の山々を背に下山開始。蓼科山荘までは大き目の岩が多く滑りやすいので気を付けながら、体勢を低くしてゆっくり下山します。
将軍平を過ぎると小さめの石の集まった登山道に変わり滑りやすいので、注意しましょう！

14:00　7合目登山口に到着

蓼科神社一の鳥居をくぐったらゴールです！

— 蓼科山を登った感想

山田 「昨年大阪府から長野県に思い切って移住しました！ もともと趣味で登山をしていて、関西では奈良県の大峰山脈や滋賀県の比良山を中心に登っていました。
私は八ヶ岳の山が大好きで、初めは深い森から始まり、そこには青々とした苔が群生していたり、森と生きる動物の鳴き声や、木々の間から漏れる太陽の光がたまらなく幸せな気持ちになります。去年の秋に長野県へ来てから赤岳や横岳は登っていたのですが、実は蓼科山は今回が初めて。今日一緒に登った、TINY GARDENでの仕事仲間、また山仲間でもある深澤さんが好きな山で、ずっとおすすめされていました。
蓼科山は他の八ヶ岳の山々に比べると初心者向けで、登山客も多いのか、登山道はしっかり整備されてるので歩きやすいなと思いました。そして、ちょっと横に目線を送ると、登山道の雰囲気から一気に変わり、そこには苔に覆われた木々が立ち並んでいてとっても神秘的！
また苔がさらに色濃くなる季節、秋の紅葉の季節、真っ白な雪で覆われる冬の季節、四季折々で違う風景を見に蓼科山に登りに来ようと思います」

ちょこっと寄り道ガイド！！

地元のおばあちゃんたちが集う
こころほっこり 、信濃の里山の湯！

長野県で飼育された牛や豚、鶏の窯焼き料理を提供する
関西出身のハイカーのご店主がお出迎え！

the switchback tateshina farm and trails
住所：長野県茅野市北山4035-1201
TEL：0266-67-5550
営業時間：11:30-15:00 / 17:00-22:00（L.O 21:00）
HP：https://switchbacktateshina.jimdofree.com/

TINY GARDEN 蓼科
CAFE：11:00～16:00
LUNCH：11:30～14:00 L.O
> 公式サイト
> TINY GARDEN Instagram

TINY GARDEN 蓼科からは、蓼科山以外にも八ヶ岳のほとんどの登山口に60分以内にアクセスができるため、登山の前泊や後泊にもおすすめです。

EKAL SHOP
営業時間：月〜土 10:00～19:00 / 日・祝 9:00～18:00
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山好きのスタッフがお待ちしております！