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FASHION AUG 30,2022

令和エモグラシー
第六回 花柳 のぞみ 〜八月の幻想花火〜

アーバンリサーチ25周年特別企画として始まった『令和エモグラシー』。ReSEARCH(再:探求)というテーマに基づき、毎回一人の女優にフィーチャーしオムニバス形式のショートムービーとインタビュー記事を公開。第六回は少女のようなピュアさとノスタルジックな雰囲気が共存する花柳のぞみさん。自らを大器晩成タイプと達観している彼女の冷静さと内に秘めた品のある情熱、そして深みがある落ち着いた声は、令和の時代に舞い降りた大和撫子のようだった。


> フルバージョンは25周年特設サイトにて公開中

『八月の幻想花火』

Interview with Nozomi Hanayagi

— 『令和エモグラシー』にご参加いただきありがとうございます。率直なご感想をお聞かせください。

花柳: この企画の写真の質感、雰囲気がすごく好きだったので、自分がその世界に入ったらどうなるだろうとワクワクしていました。今日実際撮影してみて、仕上がりが本当に楽しみです。

— 嬉しいです。アーバンリサーチはベーシックな洋服を多く取り扱うセレクトショップなのですが、花柳さんはベーシックなアイテムを買ったりしますか?

花柳: むしろベーシックなアイテムを多く持っていますね。アシンメトリーだったり少し変わったデザインの洋服も好きなんですが、流行りに乗れない人間なので、よく考えて長く大切に着られるもの、そして自分が好きなデザイン、という軸で洋服は買っています。

— 流行りに乗れないというのは天邪鬼とかそういうことですか?

花柳: いやそういうことではなくて、「今これが流行ってるんだぁ」と思ってどこかのタイミングで買おうと思っていたら二ヶ月経っちゃったみたいな、そんな感じなんですよね(笑)。

— なるほど(笑) 今日着ていただいたコーディネートはどうでしたか?

花柳: 可愛かったです。特にブルーのキャミワンピのコーディネートが好きでした。

— ブルーが好きなんですか?

花柳: 寒色系が好きなので、ブルーも好きですし、エメラルドグリーンみたいな色も好きです。

— ずっとインスタで花柳さんのことを拝見していて、投稿の仕方のこだわりがあるんだろうなと感じていたのですが、特に気をつけていることなどありますか?

花柳: 見ていただきありがとうございます。そうですね、こだわりといったら大げさかもしれませんが、パッと見たときに粒ぞろいになっていたらいいなと思って投稿しています。

— 粒ぞろい?

花柳: 一つ一つの投稿が立っているというか、色々なことをやっている私を見ていただきながら、なおかつ全体的にもまとまりがある、そんな感じが理想です。

— なるほど流石です。僕は花柳さんのインスタこそ「エモい」の代名詞だと思ってます。

花柳: 本当ですか? 嬉しいです!

— 花柳さんは一言で言うとどんな性格ですか?

花柳: 他人からよく言われるのは「スイッチがどこにあるかわからない」ですね。みんながやるであろうタイミングでやらなくて、みんながやらないであろうタイミングでいきなりやるみたいな、そんな性格です(笑)。

— そのタイミングは自分の好き嫌いで決まるんですか?

花柳: そのとき気分が乗るか乗らないかですかね。だから一言で言うとマイペースだと思います。

— マイペースさは昔からですか?

花柳: そうですね。兄弟も結構マイペースだと思います。親が結構放任主義というか、やりたくないならやらなくていいし、でもやるんだったら責任感を持ってやりなさい、みたいな感じだったので、もしかしたらそういう家庭環境が今の性格に影響しているかもしれません。

— 花柳さんが今いる芸能の世界は日々せわしなく動いていて、さらに他人の活躍が目に見えてしまうお仕事だと思うのですが、ペースが乱れてしまうことってないですか?

花柳: そこは日々悩んでいることではあるんですが、でも今までの経験則から自分は遠回りしてもちゃんとゴールにたどり着けるタイプだと思っているので、この悩んでいる時間も私のベーシックスタイルなんだと思って達観しています。それもまたマイペースですね(笑)。

— すごいですね(笑) なかなかできないことだと思います。

花柳: 母親からもあなたは大器晩成型だから、すぐに結果が出なくても大丈夫よと言われて育ってきました(笑)。

— 花柳さんにとって「エモい」ってどんな言葉ですか?

花柳: 私はあまり「エモい」を使ってこなくて、というのはいまいち正解がわからないというか、「やばい」とどう違うんだろうとか思っていたんです。でも他人から自分が「エモい」と言われることが結構多くて何でだろうと考えた結果、ノスタルジックさとか何を考えているかわからない表情みたいなことが「エモい」に近いのかなって思っていますね。

— それは言い得て妙ですね。「エモい」の中には「やばい」も「ノスタルジック」も「言い表せない表情」みたいなことも全部入っているんだと思います。

花柳: そうなんですね。なんか私にとって「エモい」はブルーベースなイメージですね。写真の編集で黄色に寄せるかブルーに寄せるかみたいなときあるじゃないですか。ブルーに寄せてさらに粒子をプラスしたときになんか「エモい」写真になるみたいな。

— なるほど。今回のサブテーマが「八月の幻想花火」というタイトルなのですが、花柳さんは夏って好きですか?

花柳: 好きですね。夏を満喫しているかと問われるとしていないですが、季節の中で夏は好きです。

— アーバンリサーチは今年で25周年、「再:探究」をテーマに掲げているのですが、花柳さんがこれから再探究したいこと、またはやってみたいことなどはありますか?

花柳: それでいうと歌をやってみたいです。小さいころ「モーニング娘。」に入りたくて歌うのも踊るのも大好きだったんですが、しばらくその感覚を忘れていて、もしこの世界で再探究できるのであれば歌のお仕事もしてみたいですね。

— いいですね。僕は花柳さんの声も大好きで、ラジオを聴いていつも癒されています。

花柳: えー本当ですか、今日はいっぱい褒めていただいて嬉しいです(笑)。

— 今回のナレーションでも録音時にイヤホンで聞いて感動しちゃいました。すごく魅力的な声だと思います。

花柳: 声を褒めていただけるのはすごく嬉しいです。ラジオもそうですけど、ナレーションとか声優のお仕事にも挑戦していけたらと思っています。

— エモグラシーというのは感情主義という意味合いも含んでいるのですが、花柳さんは普段感情が爆発することはありますか?

花柳: 爆発して感情が剥き出しになるみたいなことはあんまりないですが、普通に泣くことはあります。そういうときは趣味で発散するか仲の良い友達に話を聞いてもらっていますかね。

— そうしたらすぐにすっきりする感じですか?

花柳: もちろんすっきりはするんですが、結局モヤモヤした部分が晴れないことには次に行けない性格なので、そこを突き止めるためにずっと頭で考えて最終的には自分で結論を出してから前に進む、そんな感じです。

— 自分のことは好きですか?

花柳: 昔は自分のことがずっと嫌いで、「自分」として生きる時間がすごく嫌だったんです。だから他の人になれる役者というお仕事に興味が出たというか。でも今はちゃんと自分のことも認められるようになってきたし、そのうえで役者という仕事は面白いなと思えてきたので、嫌いだった自分もプラスになっていると思います。

— それは意外です。今回ナレーション原稿を書くにあたって僕の中での花柳さん像を膨らませたときに、「自分のことが嫌いだった」というイメージは皆無でした。どこか飄々としたというか「まぁなんとかなるでしょ」というある種のドライな側面がある人なんじゃないかと想像して書いたのですが、いかがですか?

花柳: ドライな部分もすごくあります(笑) だからすっと気持ちを入れて読むことができました。

— でも情熱の炎みたいなものは内側ではあるんですよね?

花柳: あるんですけど、赤い炎ではなくて、青い炎っていう感じですね。情熱を表に出すのは苦手ですし、そういうかたと対峙するのも少し苦手です(笑) でも内側では「絶対やってみせる」みたいなものはあります。

— 花柳さんの今年の抱負をお聞かせください。

花柳: 単純に露出を増やしたいなと思っています。今の段階で一番やりたいのは映画ですが、それだけじゃなくドラマやファッションや声の仕事などいろいろなことにチャレンジしたいと思っています。使えるものは全部使って人生を全うしたいなと思っているので、応援よろしくお願いします!

Profile

花柳のぞみ (はなやぎのぞみ)|俳優
1995年、秋田県出身。趣味は、カメラとおさんぽ。 主な出演作に映画『人狼 デスゲームの運営人』メインキャスト・姫菜役、TOKYO MX「おじさんが私の恋を応援しています(脳内)」保田紘子役。現在、「NURO モバイル」web CMに出演中。

Instagram @ nozomihanayagi_
Twitter @ nozomihanayagi_

ヘアメイク/東川 綾子
企画・構成・衣装・写真・文/杉浦 優

令和エモグラシー ARCHIVES

第一回 片山 友希 〜此処東京故郷〜
第二回 中田 青渚 〜再探究ゆうとぴあ〜
第三回 森田 想 〜五月の蝿にエメラルド〜
第四回 森 日菜美 〜今日も今日とて選択日和〜
第五回 林 芽亜里 〜流れ行け、私。〜

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