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LIFE STYLE&BEAUTY MAR 29,2023

あなたの知らない京都に出会わせてくれる
JAPAN MADE PROJECT KYOTO

“日本の地域はおもしろい”を合言葉に各地域で取り組みを行うJAPAN MADE PROJECT(以降JMP)。第四弾である今回は、世界に誇れる古都・京都。寺社仏閣が街に馴染む歴史ある京都には昔から受け継がれてきた伝統工芸や技術が多く存在します。JMP KYOTOのプロジェクトテーマは“京都イノベーション”。ステレオタイプの京都ではなく、現在進行形の京都を探っていきます。このプロジェクトに深く関わる株式会社サノワタルデザイン事務所のサノさんと鴨川を散歩しながら対談してきました。


※撮影時のみマスクを外しております。会話中はスタッフ全員がマスクを着用し、一定の距離を空けるなどコロナウイルス感染拡大防止対策を施したうえで取材を行っております。

(左から)株式会社サノワタルデザイン事務所代表 サノワタルさん、アーバンリサーチ SDR(サステナビリティ推進)シニアチーフ 宮 啓明

JMP KYOTO、はじまりの話。

京都市下京区にある株式会社サノワタルデザイン事務所。京都に寄り添うデザインを数多く手掛けている地域密着型のデザイン事務所ですが、アーバンリサーチとは10年以上の付き合いがあります。まずは、このプロジェクトが始まったきっかけから聞いていきます。

— まずは、双方の関係性などを教えていただけますか?

 サノさんとの関係性についてですがアーバンリサーチ KYOTOから始まりました。私が前任の担当者からバトンを引き継ぎサノさんとイベントなどをご一緒にする機会をいただいて現在に至ります。アーバンリサーチ KYOTOが錦市場の横に移転し三層式のお店になり、地下のフロアをいろいろなカルチャーを発信していく場として毎月のようにエキシビションを行なっていました。当時店長で、現在販売マネージャーを担当している中西が京都の繋がりの中でサノさんとご縁があり、そこからイベントを行うためにいろんな企画であったり人を繋ぐ部分をサノさんにご協力いただいています。

サノ ひとつだけ補足させていただくと、僕がアーバンリサーチさんと繋がるきっかけになったイベントの『KAMI NO KATACHI』という企画展をさせていただいたんです。2010年だったと思うんですが。それは紙にまつわる業者であったりプロダクションの方たちをセレクトしてアーバンリサーチ KYOTOの地下フロアに紙のプロダクトばかりを集めてやりましょうという。

 紙の傘などを扱っていたやつですよね。

サノ そうです。紙の傘であったりとか紙の立体物のプロダクトだったりとか。あとはアーバンリサーチさん限定の懐紙を作ったりとか。そういったものを展示販売していましたね。

 私がサノさんと一緒にやったイベントとしては『地域めいさく研究所』というのを一度させていただき、これもJMP KYOTOに繋がっていった企画なのかなと今となっては思います。当時、京都の中でいわゆる工芸に関わっている方の他にも面白いものづくりをされている方など、4〜5ブランドほどサノさんにセレクトしていただいてアーバンリサーチ KYOTOでイベントを行いました。やっぱり京都のお店で京都の方々におもしろいものをもっと伝えていきたいということで、やはりそこは京都に精通していらっしゃるサノさんにご相談するのが一番だなと思い、お声をかけさせていただきました。このイベントはサノさんが当時『いろいろトーク』をされていて、旧事務所のときにお招きいただいたような記憶があるんですが。

サノ なんかしたような記憶があります(笑)。

 かなり前なので僕も記憶が曖昧で(笑)。

— どういったイベントだったんですか?

サノ 『いろいろトーク』は、京都の方にデザインの世界を知ってもらいたいという想いで、東京のトップクリエイターの方などを呼んできたりして、自分の中で枠組みをして1ヶ月に1回のペースでトークイベントを開催していました。当時、アンテルーム京都というホテルの立ち上げを手伝っていて、そこの宣伝広報の一環もあり1Fの会場を使ってやっていました。有料だったんですけど、おかげさまで毎回80人くらい来てもらっていたいいイベントでしたね。そのときにいろんな繫がりができたというのもあります。

 当時、アーバンリサーチのプレスが話し手として『いろいろトーク』に出るという機会があり、そのときに僕もアンテルーム京都には行きました。熱気も凄いですし話し手の方々の視点など非常に勉強になりましたし刺激的だったのを今でも覚えています。

サノ そうやってアーバンリサーチさんとは関わらせていただいて、そこから宮さんが僕の無茶振りにいつも対応してくださるっていうのが実際の流れだと思います(笑)。

 (笑)。

— その関係性の中でJMP KYOTOを始めようという話になったんですか?

 JMPが2014年に長崎で始まってからずっと社内で、なぜ京都をやらないのかという声があったんですね。アーバンリサーチの旗艦店である京都店(アーバンリサーチ KYOTO)ですし、そこからまずはやらないといけないのではという。ただ、なかなか切り口というのがうまく作れずに少し時間が経っていたんです。それで、僕自身が本格的にJMPの芯の部分というかいろんな部分を自分の中で実施していく立場になったときに、やはりまずは京都をやりたいなと思いまして。はじめはサノさんにご相談という形でJMPという取り組みの説明をさせていただいて、サノさんが繋がりのある工芸に関わる方を紹介していただくツアーを実施していただきました。

— JMP KYOTOの“KYOTO INNOVATION”についても教えていただけますか?

  “KYOTO INNOVATION”をテーマとして掲げているんですが、実はサノさんとのツアーのときに感じたことなんです。工芸の中でもいろんな作品を作られている方がいるんだなっていうのをツアーをしながら感じていて、例えば池内友禅さんというところは友禅染の技術を使いながら着物だけでなく小物類であったり別の製品を作られたりしています。今までの技術を絶やさないように今のライフスタイルに合う別のものを提案されているような作家さんがたくさんいらっしゃって、それがすごい魅力的だなと思いました。京都の魅力を伝えようと思ったときに、誰もが思い当たるものというよりは、今、その技術を受け継いで次の京都に繋いでいくような活動をしている皆さんとおもしろいことができたらいいなと。これまでの技術をしっかりと今の形で未来に繋いでいく、そういった想いも込めて“KYOTO INNOVATION”というテーマにさせていただきました。サノさんにはJMP KYOTO立ち上げのときに、暖簾を作っていただいたり“KYOTO INNOVATION”のイメージとなるビジュアルも作っていただき非常に感謝しています。

サノ ありがとうございます。僕がそもそもなんで伝統工芸の世界の話をときどきしているのかというと、もともと前職の会社のときに若手の伝統工芸士の方たちの今後の動き方っていうのを京都府と京都市と一緒に考えている部分がありまして。そこで『京都職人工房』という企画が始まったんですね。若手の伝統工芸士の方たちに対して伝統工芸品の教えはできないですが、今の世の中の流れであったりデザインの考え方を教えていくというプロジェクトが始まり、最終的には去年か一昨年ぐらいまで続いたので10年以上にわたってやっていたんです。その中で僕はデザインの講師を務めていたので伝統工芸士の方たちとのパイプができたという部分は大きいと思います。もう一つ真面目な話をすると、ちょうどその当時って、伝統工芸士の方とプロダクトデザイナーとかがタッグを組んでいろんなプロダクトを発信することがたくさんあったんですが、デザイナーと伝統工芸士の方の関わり方がフェアじゃないような事例が本当に多くて。伝統工芸士の方もそのデザイナーと組んで一緒に仕事をするっていうのがわからないっていう部分もあり、僕はデザイナーとして伝統工芸士の方たちと新しいプロダクトを作るのではなく、実際にやっている素敵なことをデザイナーとして外に広めていって欲しいという想いでいたんです。その流れもありアーバンリサーチさんと出会って、何か一緒にデザインして作ろうというよりは、伝統工芸士の方たちをご紹介できればいいなと思い、その部分で宮さんと僕の想いが合致したんだと思います。

— 現状あるものに対してのスポットライトの当て方を変えるというか。

サノ そうですね。見せ方や言い方が違うだけで全然商品としては変わると思います。アーバンリサーチさん側がその伝統工芸士の方たちと組んで商品を作られたりもしてくれたんですけど、全然無理なことを言わず工芸の世界をリスペクトしてからオリジナルを作るっていうやり方を宮さんがしてくださったので、僕としてはそういうのが望みだったのでいい流れができたなって思っています。

— 京都の伝統工芸ってひと言で言ってもいろいろありますよね?

サノ たくさんありますね。それこそ有名なのは西陣織であったり、焼き物も多いですし。あと仏壇関係や寺社仏閣が多いのでその関係者とかも。その中でもアーバンリサーチさんにご紹介したのは、やっぱり雑貨などもご自身たちで始めているところが多かった気がします。

— 宮さんからの要望みたいなものはあったんでしょうか?

 なんか変に伝統工芸というものでカチッとした、いわゆるトラディショナルな京都っていうものを求めているわけではないというのは初めから考えていて、『地域めいさく研究所』のイベントのときに出店いただいた作家さんで二条城近くにお店を構えているウサギノネドコさんが出しているSola cubeというものがありまして。あれは厳密に言うとMADE IN 京都ではないんですけど、京都から発信しているすごく面白いプロダクトだなと思っていてお取り扱いをさせていただき、JMP KYOTOとしても扱いたいなと思ったんで変に京都らしさみたいなものとかをこだわることもなく、今の京都で面白い人たちやどんな人たちがいるのかなっていうリクエストをさせていただいた記憶はあります。

— 『木と暮らすデザインKYOTO』についても教えていただけますか?

サノ それは弊社と京都市が一緒にやっているプロジェクトでして。京都って山に囲まれていて木がたくさんあり、市内産木材とかみやこ杣木って呼ばれているんですけど。それを京都としてもちゃんと流通までさせてその認知を広めたいということでできたプロジェクトというのが『木と暮らすデザインKYOTO』です。オリジナルでわかりやすいプロダクトを作ったりイベントをしたりしています。

 サノさんから「林業に興味ないですか?」というお話をいただきました。僕も初めは林業という言葉に対して驚きました。でも、サノさんがおっしゃることなんでお時間をいただいて詳しく説明してもらいました。これからの京都の面白いことや未来を考えたときに、やっぱり京都と森は離せないなということを強く感じたんですよね。そういったものをうまく繋げていくことでより良い取り組みになるんじゃないかなと思ったので、即答でそのプロジェクトにパートナー企業として参加させていただきました。そして、『木と暮らすデザインKYOTO』がイベントをする前に認定商品という形の第1号で、当時にアーバンリサーチが進めていた企画を認定していただきました。その商品が、“KEIHOKU AROMA DIFFUSER”という名前の商品でして、正にこれが木と関わるプロダクトだったんです。ヒンメリ型のディフューザーで、これは里山デザインさんの協力のもと完成したもので、アロマオイルはkyo-aroma Breathさんというところがオリジナルで調香してくれました。里山デザインさんであったりkyo-aroma Breathさんは京北という地域でお住まいになっていて、その土地の方々との企画ということで“KEIHOKU”という名前にしました。これは木でできていて、もちろん京都市内産木材を主に使っていたり、周りにかかっている糸は京都の昇苑くみひもさんという組紐の会社のもので、ここもJMP KYOTOでもともとお世話になっています。結果的に4社が関わった企画になります。

サノ アーバンリサーチさんの流れとか動きを知っていく中で物を作って売っていくっていう部分で考えると、第1次産業というのは切っても切れないと思うんですよ。ということもあり提案しています。多分、宮さんであれば絶対受け止めてくれると思ったので。

 はい。おっしゃる通りでバッチリとハマりました。僕の現職の立場的(サステナビリティ推進の部署)にも、いわゆるサステナビリティに伴う情報の収集であったり、そういった企業活動をしている中で第1次産業の重要性であったりとか現状というものを耳にしますし、それがいかに未来にとって大事なのかっていうのも思っていました。別の地域の取り組みで漁業に関わったりはしていましたし、農業であったり林業であったり、何か僕たちでできることはないかなと思っていたのは確かです。

JMP KYOTOのプロダクト。

“KYOTO INNOVATION”をテーマに、現在進行形の京都を表現したプロダクトもサノさんと共同で制作しています。その誕生秘話などを聞いてみます。

— JMP KYOTOで開発したプロダクトがいくつかあると思うんですが、それについて教えてください。

 『木と暮らすデザインKYOTO』のエキシビションをアーバンリサーチのお店で開催させていただくときに、それをきっかけにアーバンリサーチとしても京都市内産木材を使った製品を開発できないかというのをイベントの打ち合わせ時にサノさんと相談しました。どんなものがいいかなってなったときにちょっと遊んだりできるような手軽なものとか日常的に使えるものとかあったらいいですよねっていう話になりまして。

 その中で京都らしさっていう部分で“鴨川”というキーワードが出て、最終的にサノさんからこういったコマのアイデアをご提案いただき、鴨川の石のコマという形で落ち着きました。この企画に関してもサノさんに京都のいろんな木工場などを繋いでいただきました。MADE IN 京都のものとしていろんな方々が関わっていて、鴨川という京都らしい要素も入れながらすごく素敵なものができました。

サノ 一番のポイントは林業と福祉のコラボレーションした商品という部分が一番強いところです。鴨川の石を実際にトレースしたものを粗めに削ってもらい、それを高齢者施設でお年を召した方や障がいのある方が紙ヤスリで削っていって仕上げてくれたものです。

 よく家でお酒を飲みながら1人で回しています。いろいろあって足が出ていないタイプもあったりして。こういうタイプの子はもうシンプルにかわいいんで置いているだけです(笑)。

サノ ちょっとしたオブジェとして使えますよね。

 この木のコップの企画自体も日常的に使えるもので相談していました。これは完全に僕個人の話なのですがラーメン屋とかに置いているスタッキングコップが前から好きで、この形の使い勝手がすごくいいなと思っていたんです。でも普通にプラスチック製のものを買うのはちょっと嫌だなって思っていたんですね。そのときにこの企画の話があったんで、サノさんにご相談させてもらいました。先ほどと同じような流れで、いろんな工場さんとかに掛け合っていただき完成まで至りました。カラーの漆を使っていろんな作品を作っている作家さんにも、このスタッキングコップのひと手間の部分をちょっとご協力いただきました。漆の入れ方は一点一点が違うアソートにしてもらいました。

サノ 本当はもうちょっと漆を塗りたかったんですけど、逆にその細さで良かった気がします。

 この間『木と暮らすデザイン京都』のイベントが藤井大丸であったときにお客様にも好評でした。

サノ 何かくすぐる伝統工芸の使い方ですよね。

デザイン:torinoko Inc.
成型加工:有限会社 山田木工所
漆塗装:Mutsumi Oitate
研磨加工:高齢者福祉施設 西院
協力:木と暮らすデザインKYOTO

サノ こちらは、もともとやっていた『いろいろトーク』に来られた方がきっかけなんですが。その方の会社は今年で73年目になる京都で昔からずっと餡子を作ってる製餡所でして、デザインで関わってほしいとお願いされました。それで、製餡所が販売チャネルとしてやってたのが都松庵という会社です。今は、企画であったり全てのデザインを全部うちで関わらせていただいています。JMPのときに都松庵さんの商品をセレクトしてくださったのが、アーバンリサーチさんとの関わりのきっかけですよね。

 そうですね。それこそ最初のツアーの中で訪問した際に、“KYOTO INNOVATION”というテーマにもすごく合うというか、餡子屋さんとしても新しいチャレンジをされていてすごく面白いなと思ったので。そこから都松庵さんとはお付き合いさせていただいています。アーバンリサーチでもいろんな店舗で都松庵さんのイベントをやらせてもらったときにお客様が殺到してしまいものすごい数が売れていました。

サノ 都松庵さんと関わった当初は催事も出たことないくらいでしたし。それがデザインを変えていろいろ変わっていき、今は常にどこかで催事をしていますし、たくさんの方に見ていただけるようになりましたね。

 取り扱いを始めて少し経ったときに、別注の味を作れるといいなという話になりまして。何味がいいかなみたいなお話をしてるときにあんバターがパッと最初に出てきて、その場にいた全員もあんバターがよさそうとなり。そこから都松庵さんが味の調整を何度も試行錯誤してくださり、塩分の量などを調整していただいた結果、羊羹なんですけどちょっと塩気もあるような。かつ、バターの味もしっかりする特別な羊羹になったんじゃないかと思います。

サノ そうですよね、最後1%単位で調整しましたよ。何回も試食しました。

 粒もしっかり入って食べごたえもあり、本当に美味しいです。パッケージもサノさんにしていただきました。

— シンプルにパッケージが可愛いですね。

サノ ありがとうございます。透明のUV印刷をかけているので、バターが溶けている感じが反射するようになっています。アーバンリサーチさんで羊羹を取り扱うって異質じゃないですか。普通はあり得ないことなので、アパレルの会社が扱う羊羹っていうのをデザインのポイントとしてイメージして作りました。なので、普通の羊羹の会社でいくと多分こんなにパッケージにお金をかけないと思います。

JMP KYOTOのこれから。

僕たちの知らない京都の魅力を教えてくれるJMP KYOTO。今後、そんなプロジェクトがどんな京都の未来を魅せてくれるのだろうか。最後に、今後の展望などについて聞いてみました。

— 今後、JMP KYOTOはどのように進んでいくのかを教えてください。

 今後も京都の魅力発信として“KYOTO INNOVATION”にしっかり繋がるいろんな活動をしていければと思っています。例えば、先ほどお話があったような『いろいろトーク』みたいな、ものに関わらないデザインを発信していくのも良いかもしれません。まだイメージがついていないんですが、サノさんとならいろんな活動が楽しくできると思っているので、これからもぜひご一緒できればと思います。

サノ 告白じゃないですか(笑)。

 愛を込めて(笑)。京都のことをこれから僕もより深く知ろうと思うときに、やっぱりサノさんのような方、地域のハブになっている方というのは僕たち外の人間からするととても貴重な存在です。JMPの中でもその土地に住んでる方と一緒に魅力を発信していきたいっていうのが大前提としてあるんですが、まさにその人がサノさんだと思っています。今日のお話の中でも考えや思っていることで共鳴するところが非常に多いと改めて思いました。そのお互いが共鳴するところをうまく活かし、かつ、お互いの強みも活かしておもしろいことができるといいですね。

サノ 僕は京都が大好きで京都に住み、京都を中心に活動しています。京都の老舗って呼ばれるところからもたくさんご依頼をいただいて仕事をしているんですが、僕の中で京都という部分に対する印象や考え方は、皆さんが思っている京都とはちょっと違うところがありまして。一般的に京都っていえば寺社仏閣といったイメージをすると思うんですが、それって調べれば誰でも知れることなんです。僕が大事にしているのは、今の京都をどう表していくのかっていう部分なんです。だから、その京都っぽさを出す中で僕がいつも意識しているのは今の京都をどう反映するのかっていうこと。わかりやすく言うと、都松庵さんのデザインにもそう落としていますが、それを見てもみんなが思う京都っぽさはないと思うんですよね。でもそれが今の京都を表している気がしています。そういう部分とアーバンリサーチさんがこれからやっていく部分というのが、僕の中ではすごく近いと感じています。そこがずっとぶれない限りは何かしらご一緒にやっていけると勝手に思っています。

株式会社サノワタルデザイン事務所
https://sanowataru.com

JAPAN MADE PROJECT
“日本の地域はおもしろい”
日本には、まだ知らないワクワクすることであふれています。私たちは、その土地を愛してやまない地域の方々とともに、おもしろさや課題に向き合いながら、未来につながる地域の“すごい”を発信していきます。
> Web site
Instagram @ japan_made_project

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Text/Nao Takamatsu

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